- 新しい順
- 古い順
- タイル表示
- リスト表示
戦後「異常に長い」70年
高森明勅
今年は「戦後70年」。 だが、“戦後”という言葉で括られる1つの時代が、70年も続いているのは明らかに異常。 まず、そのことを自覚すべきだろう。 西暦1945年から70年、過去に遡ると1875年。 明治8年だ。明治8年からの70年にどんなことが起こったか? 手近な年表で確かめてみればよい。 明治、大正、昭和戦前・戦中期。 とてもモノトーンで語れる期...
超私的な高森家平成26年3大ニュース
高森明勅
誰も読む必要がない、 今年の高森家3大ニュース。私的なメモとして、3人の子供たちの出来事を年齢順に挙げる。 (1)長男。やはり、彼が企画書を書いた日本をアピールするイベントが、ミャンマーの人たちに支持され、4万7千人もの参加者を得て大成功に終わったことか。来年にも繋がりそうだとか。 (2)長女。何と言っても、シンガポールの好青年との結婚。娘の旦那は...
女系容認で収拾がつかなくなる?
高森明勅
『週刊現代』(1月3日・10日合併号)に「未来の天皇『やっぱり愛子さまがいい』VS『当然、悠仁さま』」という記事。その中で明確に女系を排除する発言がある。 「もし、女系にまで皇位継承権を広げてしまったら、収拾がつかなくなり、必ず争いに繋がりますよ。日本が根本から変わってしまうかもしれない」と(八木秀次氏)。奇妙な意見だ。 端から皇室典範の存在を無視している。...
既に子供たちは道徳的な心を持っている
高森明勅
12月14日、ゴー宣道場。 テーマは「道徳教育は可能なのか?」。 私なりに楽しむことが出来た。 最も印象に残っているのは、小林よしのりさんの発言の1つ。 「友情や努力を描く少年ジャンプの漫画を読んで子供たちが道徳的になるのではなく、既に道徳的な心を持った子供がいるから少年ジャンプにそうした作品が載る」という趣旨だった。ゲストの岡田氏への反論として述べられたも...
ミャンマーで体験型「日本」発信イベント大成功!
高森明勅
12月6日・7日、ミャンマー最大の都市ヤンゴンで「ジャパン・ミャンマー・プエドー」なるイベント開催。 趣旨は、日本とミャンマーの国交樹立60周年を記念して、現地で日本の「夏祭り」を大がかりに再現し(現地は12月も猛暑)、 ミャンマーの人々に日本文化を体験して貰うこと。 中身は、和太鼓や各種屋台、原宿ファッション、カラオケコンクール、など盛りだくさん。 これに...
思し召しで昭憲皇太后「百年」式年祭
高森明勅
ちょっとした事情があって、今年これ迄に行われた皇室祭祀を確かめた。 すると、4月11日に昭憲皇太后百年式年祭が執り行われている。式年祭というのは、決められた年(式年)ごとの崩御日に当たる日に行う祭り。 今年は、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后が崩御されて百年。 そこで、大きな区切りの式年祭が行われたのだ。 勿論、その事実そのものは、かねて承知していた。 だがこ...
神話授業への小学生の質問
高森明勅
先日の小学校の先生方の研修会に参加された若きY先生。 早速、子供たちに神話の授業を行われたらしい。 大好評だとか。 で、子供たちからこんな質問が。 「イザナキの神が火の神を斬り殺したはずなのに、なぜ今も火はあるの?」 熱意溢れるY先生もさすがに即答できず、その質問が私に回って来た。 それにしても、ずいぶん詳しく神話を教えておられるのに感心する。 でなければ、...
新嘗祭「暁の儀」お出まし取り止め
高森明勅
天皇陛下が、毎年11月23日に行われている新嘗祭での「暁の儀」のお出ましは、今年からお取り止めになることになった。宮内庁は、天皇陛下が75歳を迎えられた平成21年から、陛下のご理解を頂きながら、段階的にご負担の軽減を図って来た。この度のことも勿論、その一環。 振り返ると、例えば明治天皇の場合、数え54歳の明治38年が新嘗祭への最後のお出ましだった。それ以降は...
「詔書」を知らない政治家ども
高森明勅
先に念のため、衆議院の解散は「天皇の国事行為」であることを指摘した。 こんなの憲法学以前の、社会常識の基礎の基礎。 と思っていたが、今日、信じがたい非礼かつ不敬なハプニングがあった。国会で伊吹衆議院議長が「解散の詔書」を読み上げている途中で、議員達が恒例の万歳三唱を始めてしまったのだ。詔書の文面は以下の通り。 「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する。&n...
衆議院の解散は「天皇の国事行為」である
高森明勅
憲法は、衆議院の解散が天皇の国事行為であることを、明記している(第7条)。 天皇陛下の「解散の詔書」によって、はじめてそれは行われ得る。 もちろん、国事行為には内閣の「助言と承認」が欠かせない(第3条)。 だから事実上、内閣総理大臣が解散の時期を決定出来ることになる。 ならば何故、憲法上、内閣総理大臣“単独”の専権事項とされないのか。国権の最高機関たるべき国...
道徳・不道徳・非道徳
高森明勅
次回のゴー宣道場は「道徳教育は可能か」を考える。そこで予め予備的な頭の体操を。 人間は誰しも、生まれながら道徳的な行為が出来る訳ではあるまい。先天的には不道徳というより、非‐道徳的な存在だろう。しかし通常、人々が何らかの程度で道徳を身に付けていないと、おそらく社会は安定的に維持出来ないのではないか。 もちろん、強大な政治権力の統制によって、無理やり社会秩序を...
発売中の雑誌のことなど
高森明勅
今発売中の月刊誌『WiLL』12月号に拙い文章を書いた。 「『昭和天皇実録』公表の機会に、富田メモの信憑性を含め、(昭和天皇の靖国神社への)ご親拝中断の『真相』についてあらためて検証」したもの。ご関心の向きは覗いて頂けると有難い。 『SAPIO』11月号が「『昭和天皇実録』1万2000ページを読み解く」という特集。 なかなかの充実ぶり。 特に、昭...
エボラ出血熱を疑われる寸前だった長男
高森明勅
長男がミャンマーへ。 12月に同国で、日本をアピールするやや大がかりなイベントがあり、その手伝いをしているらしい。数名のメンバーと一緒に下見に出かけたんだとか。ところが帰国直前に、現地でスコールに打たれて風邪を引いた。何でもない普通の風邪。 だが、帰りの飛行機(ANA)の中でどんどん熱が上がった。 このまま成田に着けば、エボラ出血熱感染を疑われて大騒ぎになる...