高森明勅

神話授業への小学生の質問

高森明勅

2014年11月26日 12:16
先日の小学校の先生方の研修会に参加された若きY先生。

早速、子供たちに神話の授業を行われたらしい。

大好評だとか。

で、子供たちからこんな質問が。

イザナキの神が火の神を斬り殺したはずなのに、
なぜ今も火はあるの?」

熱意溢れるY先生もさすがに即答できず、その質問が私に回って来た。

それにしても、ずいぶん詳しく神話を教えておられるのに感心する。

でなければ、こんな質問が出てくるはずがない。

しかも、なかなか面白い質問だ。

神話を素直に受け止めているからこその質問。

大学生ならあり得ない。

答えは、実は簡単。

イザナキの神が火のカグツチの神を斬り殺した時に、
その血や身体から様々な神が出現した。

その中にヒハヤヒの神も出現していた。

この神は、火の猛烈な霊力を持つ神。

つまり、もっとバージョンアップした火の神が現れていたのだ!

メデタシ、メデタシ」

―という趣旨の回答を、直ちにメールで返した。

すると、折り返し簡単なお礼と共に、また別の児童の質問が。

そもそも黄泉の国はどうやって出来たの? 
殺された火の神も、
死者が住む黄泉の国に行ったの?」

私はよほどヒマをもて余していると思われているのか。

いやいや、そうではなくて、ひたすら教育熱心なんだろう。

その上、これも良い質問だ。

と考え直して即刻、返信。

但し、やや仕事が取り込んでいるので丁寧な返事は出来ない旨、
一言、
断っておいた。