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近時拙稿抜粋3
高森明勅
高森明勅 2で引いた文章から、さらに二カ所ほど。 「自衛隊が守るべき対象は、単に国民の生命・財産であるとか、自由と議会制民主主義の政治体制(政体)にとどまらず、究極するところ、それらの一切を支える根本的な国家形態(国体)そのものであるべきだ」 「『村山談話』とは要するに、旧社会党の歴史認識にほかならない。 旧社会党は自衛隊違憲論を唱え、非武装中立を主張した。恐るべき国...
小学館のDVD付きマガジン『20世紀の皇室』はオススメ
高森明勅
高森明勅 小学館からDVD付きマガジン『20世紀の皇室』(全40巻)の隔週ごとの刊行が始まった。 創刊号「世紀のご成婚」(特別価格990円)を贈呈してもらった。 DVD付きマガジンーと言うより実態はマガジン付きDVD。 約50分のDVDには昭和34年の両陛下のご成婚をめぐる貴重な映像の数々が、惜しげもなく詰め込まれている。 圧巻は、ご婚約に当たって、皇后陛下が正田美智...
近時拙稿抜粋2
高森明勅
高森明勅 またぞろ、厚顔にも近来の駄文を披露する。 「現実に民主主義が機能するには、それを支える社会的な基盤が不可欠だ。前提として、国民全体のゆるやかな社会的『統合』がなければならない。そうでないと、ひとたび権力の座についた政治勢力が、国内の分裂を克服すべく専制支配に乗り出すのは、ほとんど避けがたい。その際、もっとも通りのいい看板として『民主主義』が利用されることにな...
近時拙稿抜粋
高森明勅
高森明勅 近頃書いた駄文から一、二引用してみよう。 「三権分立も、民意の不完全な反映という現実を前提に、特定の統治機関に『全権を付与』しない工夫だし、我が国の場合、三権より上位に『国政に関する機能を有しない』(憲法第四条)天皇を設けている。 この仕組みも、権力の暴走を抑制する知恵の独自な形である。 ただし、憲法上のこの仕組みが現実に機能するためには、天皇の地位に伴う『...
留学生の参加で授業はより面白く
高森明勅
高森明勅 大学の新学期が始まった。 私が担当する講座の一つ、「日本文化研究」は留学生の受講生も少なくない。 このたびはカナダと韓国の留学生がいる。 最初の授業はオリエンテーションだ。教科書は使わない。こんな感じの授業だよ、とややくだけた調子で説明する。 ケンタッキーフライドチキンの店頭に置かれているカーネル・サンダース人形も実は生粋の日本文化なんだよ、とか(熱心な「高...
第一回ゴー宣道場で「切れて」しまった
高森明勅
高森明勅 四月十一日、午後一時からいよいよ第一回ゴー宣道場が始まった。その内容はゴー宣道場チャンネルでアップされるので、ぜひそちらで見て欲しい。 第一部・基調講演、第二部・パネルディスカッション、第三部・質疑応答と進んで、司会の笹幸恵さんが第三部の終了を告げた直後、最前列の前方に向かって左端に座っていた男性が「三十秒だけ」と言って、強引に喋り始めた。 要は自分が取り組...
伊勢に行ってきた
高森明勅
高森明勅 四月七日・八日と一泊二日で伊勢に行って来た。 目的は八日午前の「設立六十周年記念 三重県神社総代会大会」での講演のため。 当日では間に合わないので、前日に現地入りした。 伊勢まで行って神宮にお参りしないわけにはいかない。 近鉄の伊勢市駅で下車し、まづ外宮に参拝。  偶然、地元のM先生にお会いし、車で内宮近くまで乗せて頂く。 翌日の会場、神宮会館に荷物を預け、...
『李刊 邪馬台国』104号で「文献学者、高森明勅を読む」の小特集
高森明勅
高森明勅 安本美典氏責任編集の「古代日本の総合雑誌」である『李刊 邪馬台国』(梓書院)の104号で、思いもよらずタイトルのやうな特集を組んでいただいた。 編集部の「小特集を組むにあたって」では次のごとく述べている。 「高森明勅氏は『新しい歴史教科書をつくる会』の理事をしておられるので、政治的、思想的な立場から評価する読者の方もおられるかもしれない。 そのような立場はひ...
雑誌「小沢一郎」特集、斜め読み
高森明勅
高森明勅 このところ、雑誌の「小沢」特集がちょっとしたブームになっていうような気配だ。   無理もない。今や小沢氏は政界の最高権力者と見られている。 その上、不正蓄財疑惑とか脱税疑惑など、疑惑の「総合商社」の最大手の観も呈しているのだ。   これにあの仏頂面で傲岸不遜な態度が加われば、編集部として放っておく手はない。 ということで、例えば『SIGHT』43号は 「あり...
やすくに活世塾
高森明勅
高森明勅 偶然ながら「ゴー宣道場」と同じタイミングで「やすくに活世塾」が発足することになった。 この塾は、靖国神社崇敬奉賛会が「次代を担う精鋭を育成する」ために、十八歳から四十歳未満の世代を対象に設立した。 塾長は明星大学教授の高橋史朗先生。小生は塾頭を拝命。塾頭補佐にはジャーナリストの打越和子氏が就任された。 四月から来年の三月まで、応募者多数の中から入塾を許された...
新たな「知の広場」への期待
高森明勅
高森明勅 このたび『ゴー宣道場』が発足することになった。 この道場の提唱者は漫画家の小林よしのりさん。命名者は沖縄大学教授の宮城能彦氏だ。  「公論」をしっかり立ち上げる新たな場を作りたいーというのが、その主旨だ。 これに賛同した骨法の堀部正史師範と宮城教授、それに小生の四人でこの「道場」を始める事になった。 会場は堀部師範の本物の道場をお借りする。 当初、小林さんは...