高森明勅

戦後「異常に長い」70年

高森明勅

2015年1月2日 12:07
今年は「戦後70年」。

だが、“戦後”という言葉で括られる1つの時代が、
70年も続いているのは明らかに異常。

まず、そのことを自覚すべきだろう。

西暦1945年から70年、過去に遡ると1875年。

明治8年だ。

明治8年からの70年にどんなことが起こったか? 

手近な年表で確かめてみればよい。

明治、大正、昭和戦前・戦中期。

とてもモノトーンで語れる期間ではなかった。

勿論、戦後の70年間にも様々な変貌はあった。

経済的には、早々と「もはや戦後ではない」と認定されたことも
(昭和31年、
経済白書)。

しかし70年もの歳月を経て、
日本は今も「戦後」を脱却できてはいない。

 それは何故か?

また、いかなる意味で“戦後は続いている”のか?

誤魔化さず、リアルかつ厳粛に、
我が国の現実を省みるのを避けている限り、
日本人自身の手で、
この時代に終止符を打つことはできない。