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ゴー宣道場ジャック成功
高森明勅
第48回ゴー宣道場は異色の企画。哲学者の東浩紀氏をゲスト兼司会とし、社会学者の宮台真司氏を特別ゲストに招いて、「ゲンロンカフェ」による道場“ジャック”という趣向。小林よしのりさんのアイディア力には感服する。 だが正直に言えば、壮大な“空振り”に終わるかも、という懸念があった。 しかし、それも杞憂だった。第1部の司会を務めた東氏の議論の捌き方は見事。 宮台氏も...
「いっぱい」から「数じゃない」へ
高森明勅
衆議院憲法審査会に招かれた3人の憲法学者が揃って、集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安保法案を「違憲」とした。更に、違憲論を唱える憲法学者が次々と名乗りを挙げる事態に。これに政府・与党は大慌て。 普段は、余裕綽々で記者会見に応じている菅官房長官も、些か調子が狂った。 「合憲とする著名な憲法学者もいっぱいいる」という趣旨の発言をして、墓穴を掘る羽目に。国会で辻...
共産党委員長がスルーしたアメリカの悪
高森明勅
先頃の国会質問で共産党の志位委員長は、アメリカが狙った相手国を無理やり戦争に引き摺り込む悪どさを、繰り返し強調していた。 その時、実例として取り上げたのがベトナム戦争とイラク戦争。 だが、大東亜戦争の開戦も同様の手口だった。 他ならぬ自国ことだし、アメリカの悪どさを強く訴える格好の例のはず。 だが一切、言及はなかった。
共産党志位委員長の国会質問
高森明勅
人に勧められて、5月28日の国会での共産党の志位委員長の質問の様子を、ネット上の動画で見た。 アメリカの無謀さと、そのアメリカに無原則に追従する、これまでの日本政府の姿勢の危うさを、信頼性の高い資料を組み合わせて、強烈に印象付けている。公平に見て、答弁に立つ安倍首相も岸田外相もタジタジという感じ。政府側がこのようにしか答弁できない、という質問を畳み掛けて、「...
未だ経験したことのないゴー宣道場を見逃すな!
高森明勅
小林よしのりさんの呼び掛けでスタートしたゴー宣道場。6月で早くも48回。 道場を始めた頃、笹幸恵師範が「小林先生、3回以上は続けて下さいね。じゃないと私、悲しいですから」と、可憐に“恫喝”しておられたのが、夢か幻のよう。 驚くべきは、手前味噌ながら、これだけの回数を重ねたのもさることながら、それ以上に、これだけ回数を重ねながら、殆どマンネリに陥ることがなかっ...
六本木のライブハウスへ
高森明勅
六本木のライブハウス「アビーロード」へ。 長男とその彼女、次男も一緒。 “スウィング&ロック”を標榜するグループ「ザ・スロットル」のライヴ。 60歳近くになって、初めてライヴハウスに客として訪れた。 以前に1度だけ、依頼されて渋谷のライヴハウスでミラーボールが回る中、1時間程、講演をしたことがある。 聴衆はドリンク片手に皆、立って聴いてくれた。 演奏と演奏の...
「母の日」ありて「父の日」なし
高森明勅
「母の日」が来ると思い出す。 数年前のある日。あれは上中里あたりだったか。 息子2人と歩いていた。 私が先。息子らは後ろ。 次男が兄に、さも不審げに問いかけた。 「でもさー、母の日があるのに何故、父の日がないんだろう?不思議だよね」と。 これに長男は、「シッ。(と声を潜め)父の日はもう、あるんだよ!」。 「ああ、あるんだ。そう。あったんだ」。丸聞こえ。 心中...
昭和天皇の最も悲しかったこと、嬉しかったこと
高森明勅
昭和50年10月、昭和天皇は日本記者クラブの代表らの質問にお答えになった。その中で「(ご在位中)最もつらく、悲しかった思い出」について、お尋ねしている。 これに対し、昭和天皇は次のようにお答えになった。 「それはいうまでもなく、第2次大戦であると思います。私はこういう悲しむべきことが、今後も起こらないことを祈っております」と。 また「いちばんうれしくお思いに...