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2日連続で小林さんとご一緒して
高森明勅
8月6日、靖国神社境内において18〜39歳を対象とした特別講演会。 テーマは「われわれは英霊にどうこたえるか」。 第一部は小林さんと私の講演。 第二部では質疑応答。 私は前夜、小林さんの『戦争論』を改めて読み返した。 一気に読了して、感動抑え難く、なかなか寝付かれないのを無理矢理就寝。 翌日、その余韻が強烈に残るまま会場に入り、壇上で講演に及んだ。 為に、小...
福島産の美味しいトマト
高森明勅
福島の方から贈り物を頂いた。 トマトとレトルトカレーのセット。 どちらも抜群に美味しい。 トマトは福島県石川郡玉川村産。 やや小ぶりで、必要最小限の水と肥料しか与えず、通常の二倍の時間をかけて育て、完全に木で熟してから収穫したもの。 品種はファースト。 生産者は小針幸吉さんという方。 張りがあり、かじると野性味溢れる香りが、口に広がる。 これがトマト本来の味...
『日本の10大天皇』の読み方
高森明勅
すでに門弟の中に『日本の10大天皇』を読破したという方が何人かいらっしゃるとか。 よほど熱心なのか、それとも暇をもて余しているのか。 って失敬。 読んで頂ければお分かりのように、この本には、皇室を敬愛する人なら普通、敬遠して余り取り上げないような話題を、じゃんじゃん載せている。 本の初めも、いきなり「天皇暗殺」から書き始めているし。 他にも、皇室の血統が途中...
「天皇」をどう語るか
高森明勅
天皇を語る最も月並みで安易なやり方は、現在の制度の枠内のみで説明すること。 憲法をはじめ皇室典範以下の法令にどのように規定されているか、ということだ。 だが、そうした説明は忽ち行き詰まる。 例えば憲法の第1条に、天皇は「日本国の象徴」で、同時に「日本国民統合の象徴」でもある、と規定してある。 現行制度上、最も根本にある規定だ。 だが、天皇は何故こうした「象徴...
自分が何を言うか分からない?
高森明勅
道場の参加者募集に当たり、毎回、予めテーマが示される。 開催の1週間前には師範が集まって、打ち合わせもある。 だから当然、事前に当日どんなことを喋りたいか、考える。切通さんが仰っているように、これだけは言っておきたい、ってことも胸の中に潜ませている。 ところが正直に白状すると、性格がいい加減なのか、控え目なのか、最後まで肝心なことを言わずじまいだった時も、少...
ゴー宣道場は何故面白いのか?
高森明勅
ゴー宣道場なんて全然面白くない!って人もいるだろう。 今まで一度も参加したことないし、動画も見たことないけど、全然全く面白くない!!とか、絶対に一度だって参加する気もないし、動画やブログだって、見るだけ時間の無駄だと見なくても分かっているから見る訳ないけど、とにかく全然全く金輪際面白くない!!!って人も、中にはいるかも。 でも、手前味噌になるが、少なくとも私...
これまで気付かなかった無駄
高森明勅
拙宅から都心に出る時、必ず利用する私鉄がある。 このところ、節電のため、昼間はかなり間引き運転。 なのに、車内はいつもガラガラ。 今まで、どれだけ無駄な電車を走らせて来たのかと思う。 勿論、電車の本数が多ければ、それだけ利用客は便利だ。 でも当然、それだけ余分にコストがかかり、それはしっかり料金に上乗せされているはず。 空気を運ぶために、かなりの電力を消費す...
枝野官房長官は『日本の10大天皇』を読め!
高森明勅
6月6日の国会で、天皇陛下の被災地行幸に絡んで、 山谷えり子参議院議員が枝野官房長官に「天皇陛下は何代目の天皇か」と尋ねたところ答えられなかったという。 俄に信じられない話だ。 でも確かな事実らしい。 いやしくも一国の官房長官で、次期首相候補の一人としても取り沙汰されている人物が、その政治的、思想的な立場はともあれ、今上陛下が何代目でいらっしゃるか答弁出来な...
ドナルド・キーン氏「新日本人」への決断
高森明勅
いざという時にその人物の真価が現れる。 3月11日以降、確かにその通りだと思わされる経験を、もう何度も繰り返した。 ここに新たな一例が。4月16日付朝刊の片隅に、日本文学の研究者でコロンビア大学名誉教授のドナルド・キーン氏が、日本への帰化を決意したことを伝える記事を見つけた。 その記事は、同氏が東日本大震災に心を痛め、震災後、多くの外国人が日本を離れているこ...
道場の真価が問われた第12回
高森明勅
大震災直後の今回は、まさに道場の真価が問われることになるだろう、というのが、事前の予感、というより確信だった。 我々がどこまで本気で、真剣なのか。 この1年間に議論の質をどこまで高めることが出来たのか。 師範・門弟・道場生の間にどれだけ討議への姿勢や、相互の信頼感を共有出来ているのか、等。 敗戦以来の難局にあたり、道場がこの1年間で築き上げて来たものが、トー...
苦難を「分かち合う」皇室
高森明勅
皇后陛下は、平成8年のお誕生日に際しての文書回答の中で、次のようにおっしゃっている。 「常に国民の関心の対象となっているというよりも、国の大切な折々に、この国に皇室があって良かった、と、国民が心から安堵し、喜ぶことのできる皇室でありたいと思っています」と。 その為に、普段から努めたい、とのお気持ちを、お示しになったのである。 で、今まさに「国の大切な折」。 ...
再び、地元の交番に弔旗
高森明勅
以前、地元の交番に弔旗が掲げられていたことを記した。 今、同じ交番にまた弔旗が。 若いお巡りさんに尋ねてみると、18日から掲げているようだ。 「亡くなられた方を弔う為です。いつまで掲げるかは、今のところ未定」とのこと。 町内会の回覧板を利用して、日本赤十字の募金袋が回って来た。 近所の農家の庭先には、里芋がいくつか入った袋が並べらべられている。 手書きの看板...
天皇陛下のビデオメッセージ
高森明勅
天皇陛下のビデオメッセージを拝見。深く心を打たれた。 そもそも、録音、録画などを通して国民に語りかけるという形式自体、極めて異例だ。 こうした形式が採られた直接の理由は、緊急を要する情報があった場合、それを優先して欲しいとのご配慮から、万一の場合に備えて、中断などの操作を可能にする形が選ばれたのであろう。 周到なお心配りである。 が、それと共に、終戦時の昭和...
日本人の「真価」が問われている
高森明勅
ほとんど世界最大規模とされる東日本大震災が我が国を襲った。 日々 、犠牲者の拡大が報じられ、被災者の方々の苦境もますます深まっている。 福島原発の今後の推移や、大規模な余震の可能性など、予断を許さない厳しい状況が、なお続いている。 今回の震災で亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、苦境の中で懸命に耐えておられる被災者の皆さまには、心からお見舞いを...