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日本は重要、中国は最重要
高森明勅
アメリカのトランプ大統領の来日。 これをどう評価するか。政府の言い分を鵜呑みに出来ないのは勿論。韓国や中国を訪れたトランプ氏の言動も勘案して、客観的に判断しなければならない。 私の周囲には、かねてそう注意を喚起しておいた。トランプ氏が韓国で元慰安婦とされる女性をハグしたのはともかく、中国の習近平国家主席との会談での発言は見逃せない。トランプ氏はそこで「米中関...
『FLASH』取材はお断り?
高森明勅
小林よしのり氏のブログを読んで『FLASH』編集部の取材のやり方の無道さに呆れた。山尾志桜里議員のお子さんまで怯えさせるなんて。 以前、倉持麟太郎氏からその酷さの一端は、耳にした事がある。 しかし、これほど悪辣な事をやっていたとは。 同誌の取材には、今まで何度か協力して来た。来週発売号にも私のコメントが載る予定だ。 しかし、こんな雑誌に協力して来た事が恥ずか...
トランプというリスク
高森明勅
安倍首相はアメリカのトランプ大統領に取り入ろうと懸命。それが、日本の安全保障にも自分の権力維持にも、有益であると信じて。 しかし、トランプ氏はこれまでどんな評価を得ているのか。以下のような指摘がある。 「ピュー・リサーチセンターが6月に37ヵ国で行った調査によると、トランプを信頼しているとの回答は平均でたったの22%。バラク・オバマ前大統領は64%だった…プ...
アメリカ大統領は武器商人?
高森明勅
アメリカのトランプ大統領が来日。 安倍首相は、些かあざとく見えるほど、様々な演出を考えた。しかしトランプ氏は正直だ。Twitterで今回の収穫は武器を売り付けた事と、明け透けに発信している。日本は心もとないリップサービスを得た見返りに、高い買い物を押し付けられたようだ。 やれやれ。
リメンバーパールハーバー?
高森明勅
トランプ米大統領は底抜けに無知なのか、アタマが弱いのか。それとも、根深い日本への悪意を抱いているのか。本人が来日する直前で、しかも娘のイバンカ補佐官が「奇妙」な程の厚遇を受けた矢先のタイミングに、ツィッターで「リメンバーパールハーバー」と発信。リメンバーパールハーバーは改めて言う迄もなく、先の大戦中にアメリカ国内で、日本への戦意(!)を高める為に使われた標語...
憲法改正の先送りは墓穴を掘る
高森明勅
東アジアにおける国際環境の変化。 アメリカの存在感が後退し、その分、中国が台頭。 その中国も、北朝鮮を十分コントロール出来ているようには、見えない。そうした中で、わが国が個別的自衛権すら制約されたままでいるのは、極めて危険。 中国や北朝鮮の軍事的恫喝に屈するか、アメリカへの依存を深めて、受け身のまま同国の戦争に駆り出されかねない。憲法改正を先送りすると、わが...
大統領補佐官に傅(かしず)く首相
高森明勅
アメリカ大統領補佐官、イバンカ・トランプ氏の来日。安倍首相は至れり尽くせりの厚遇ぶり。 海外からは「奇妙」「属国」としか見えないようだ。 しかし、実際に“属国”だから仕方がない。 “宗主国”の大統領補佐官にも“属国”の首相はご機嫌を取らなければならない。 大統領本人には、「国難」の最中にゴルフで接待。 それが悲しい日本の現実だ。英霊には見せたくない。
憲法改正は最優先の課題
高森明勅
立憲民主党の枝野代表が、8月のゴー宣道場で少し気になる発言をされていた。 「憲法改正の優先順位は必ずしも高くない」と。 あれは、戦略的な発言か、それとも本音なのか。 いずれにしても、安倍首相が憲法改正を目指して取り組み始めたら、野党第1党としては、それと真正面から対峙する他ない。 しかも、これまでも繰り返し指摘してきたように、個別的自衛権すら制約する今の憲法...
立憲民主党は「ひ弱な社会党」になってはいけない
高森明勅
立憲民主党は、選挙で注目を集めた分、様々なアラ捜しも盛んに行われるだろう。 でも重要なのは、言う迄もなく政治的なスタンス。 特に、安倍首相が目指している憲法改正に、どんな姿勢で臨むか。そこをしっかり定める必要がある。 その際、前にも書いたように、護憲左翼に足を取られてはいけない。教条主義的な護憲政党に転落すれば、旧社会党のように、国民から見放されて衰退するだ...
リベラル的価値と天皇
高森明勅
社会の皆が、多様に自由に自分らしく生きる。 しかも、互いに衝突したり、否定し合ったりしないで、共生できる。そんな社会が望ましい。 まさに、誰もが受け入れられる、普遍的な価値だろう。 しかし、普遍的な価値をどう現実化するか。となると、国ごとにそれぞれ条件が異なる。 わが国の場合、自由や権利という普遍的な価値を保障する、緩やかで安定した秩序を望むなら、天皇という...
国会は何の為にあるのか?
高森明勅
安倍首相はじめ自民党幹部は選挙後、「謙虚に、誠実に、丁寧に」と口を揃えていた。 その舌の根も乾かないうちに、驕り、不誠実、乱暴な姿勢を剥き出しにしている。国会での野党の質問時間の大幅削減を打ち出したのだ。これまで野党8割、与党2割という時間配分だった。それを改めて、野党3割、与党7割にする、と。菅内閣官房長官も記者会見で「国会議員には皆、平等に質問する“権利...
関西ゴー宣道場、更にパワーアップ!
高森明勅
去年の8月に第2回関西ゴー宣道場があった。 あの時に比べて、今の道場は間違いなくパワーアップしている。天皇陛下のご譲位を可能にする法整備に、民間で最も力を発揮したのは、誰か。 他でもない、わが道場。そう断言しても、恐らく自惚れではないだろう。昨年の関西道場は丁度、天皇陛下の「玉音放送(ビデオメッセージ)」の前日だった。 私は「我々の主張が正しいか、それとも我...
聖武天皇のお言葉から
高森明勅
過日、図らずも馬淵澄夫氏の口から、聖武天皇のお言葉に改めて触れる機会を得た。 そこで、歴代天皇に受け継がれた精神を拝する緒(いとぐち)として、甚だ非礼ながら、聖武天皇のお言葉を断片的に紹介しよう。 「冤(あた)を除き祥(よきしるし)を祈ることは、必ず幽冥(ゆうめい、神仏)に憑(よ)り、神を敬ひ仏を尊ぶることは、清浄を先とす」(神亀2年〈725〉7月17日)「...
責めは予(われ)一人に在(あ)り
高森明勅
人の真価はイザ!という場面で顕(あらわ)れる。 例えば、この度の衆院選で惜しくも落選された馬淵澄夫氏。私がぜひ当選して欲しいと願った政治家の一人だ。小選挙区で僅か2500弱の票差。比例区の惜敗率も97、26%(比例復活出来なかった人で最も高い)。 比例順位が不当であり(小池百合子氏のお気に入りが比例上位に)、小選挙区でマイナスの「希望の党効果」に災いされた。...