• 新しい順
  • 古い順
  • タイル表示
  • リスト表示
日本は重要、中国は最重要
日本は重要、中国は最重要
高森明勅
高森明勅 アメリカのトランプ大統領の来日。 これをどう評価するか。政府の言い分を鵜呑みに出来ないのは勿論。韓国や中国を訪れたトランプ氏の言動も勘案して、客観的に判断しなければならない。 私の周囲には、かねてそう注意を喚起しておいた。トランプ氏が韓国で元慰安婦とされる女性をハグしたのはともかく、中国の習近平国家主席との会談での発言は見逃せない。トランプ氏はそこで「米中関...
『FLASH』取材はお断り?
『FLASH』取材はお断り?
高森明勅
高森明勅 小林よしのり氏のブログを読んで『FLASH』編集部の取材のやり方の無道さに呆れた。山尾志桜里議員のお子さんまで怯えさせるなんて。 以前、倉持麟太郎氏からその酷さの一端は、耳にした事がある。 しかし、これほど悪辣な事をやっていたとは。 同誌の取材には、今まで何度か協力して来た。来週発売号にも私のコメントが載る予定だ。 しかし、こんな雑誌に協力して来た事が恥ずか...
改憲vs改憲
改憲vs改憲
高森明勅
高森明勅 山尾志桜里議員は、安倍首相が目指す自衛隊加憲論に、立憲的改憲論で対抗しようとされている。一部の左翼がこだわる旧式の護憲論は、とうに見切っているのだ。しかも、先手を打つ大切さを強く自覚されている。 だから、早急に中身を練り上げる必要がある。 その場合、リベラル的改憲論をいち早く打ち出している、倉持麟太郎弁護士の助力は不可欠だろう。 私自身、ご譲位を可能にする法...
トランプというリスク
トランプというリスク
高森明勅
高森明勅 安倍首相はアメリカのトランプ大統領に取り入ろうと懸命。それが、日本の安全保障にも自分の権力維持にも、有益であると信じて。 しかし、トランプ氏はこれまでどんな評価を得ているのか。以下のような指摘がある。 「ピュー・リサーチセンターが6月に37ヵ国で行った調査によると、トランプを信頼しているとの回答は平均でたったの22%。バラク・オバマ前大統領は64%だった…プ...
アメリカ大統領は武器商人?
アメリカ大統領は武器商人?
高森明勅
高森明勅 アメリカのトランプ大統領が来日。 安倍首相は、些かあざとく見えるほど、様々な演出を考えた。しかしトランプ氏は正直だ。Twitterで今回の収穫は武器を売り付けた事と、明け透けに発信している。日本は心もとないリップサービスを得た見返りに、高い買い物を押し付けられたようだ。 やれやれ。
新しいステージ?
新しいステージ?
高森明勅
高森明勅 11月5日、ゴー宣道場打ち合わせ。 今回の道場は、新しいステージに上がる第1歩になりそうだ。わが国の将来を大きく誤ろうとしている政治の動きに、我々が立ち塞がる為に。小林よしのり氏の飽くなき執念に敬服する。関西道場に参加する人たちはラッキーだ。 当日を期待せよ! なお打ち合わせが長引いて帰りそびれたので、倉持麟太郎氏宅に泊めて貰った。ご迷惑をお掛けしたご母堂様...
田久保忠衛氏の提言
田久保忠衛氏の提言
高森明勅
高森明勅 外交評論家で日本会議会長の田久保忠衛氏。憲法改正は9条2項に手を着けるべし、と提言されている(『SAPIO』11月・12月号)。 「(9条)2項を残したままの加憲案に対しては保守層からの厳しい批判があり、率直に言えば物足りない」 「自民党が大勝した今、安倍首相は“本来の安倍”に戻ってもらい、加憲ではなく、9条2項削除に踏み込んでもらいたい」 「米国が内向きに...
リメンバーパールハーバー?
リメンバーパールハーバー?
高森明勅
高森明勅 トランプ米大統領は底抜けに無知なのか、アタマが弱いのか。それとも、根深い日本への悪意を抱いているのか。本人が来日する直前で、しかも娘のイバンカ補佐官が「奇妙」な程の厚遇を受けた矢先のタイミングに、ツィッターで「リメンバーパールハーバー」と発信。リメンバーパールハーバーは改めて言う迄もなく、先の大戦中にアメリカ国内で、日本への戦意(!)を高める為に使われた標語...
憲法改正の先送りは墓穴を掘る
憲法改正の先送りは墓穴を掘る
高森明勅
高森明勅 東アジアにおける国際環境の変化。 アメリカの存在感が後退し、その分、中国が台頭。 その中国も、北朝鮮を十分コントロール出来ているようには、見えない。そうした中で、わが国が個別的自衛権すら制約されたままでいるのは、極めて危険。 中国や北朝鮮の軍事的恫喝に屈するか、アメリカへの依存を深めて、受け身のまま同国の戦争に駆り出されかねない。憲法改正を先送りすると、わが...
良い改憲、悪い改憲
良い改憲、悪い改憲
高森明勅
高森明勅 いよいよ憲法改正が具体的な政治日程に上るだろう。 その際、改憲にも「良い改憲」と「悪い改憲」がある事を知っておく必要がある。 良い改憲は推進し、悪い改憲は何としても阻止すべきだ。 では、それをどう区別すれば良いか。 至って簡単。これまで制約されて来たわが国の「個別的自衛権」をきちんと回復するか、それともそのまま放置又は固定化するか。それがポイント。 9条(2...
大統領補佐官に傅(かしず)く首相
大統領補佐官に傅(かしず)く首相
高森明勅
高森明勅 アメリカ大統領補佐官、イバンカ・トランプ氏の来日。安倍首相は至れり尽くせりの厚遇ぶり。 海外からは「奇妙」「属国」としか見えないようだ。 しかし、実際に“属国”だから仕方がない。 “宗主国”の大統領補佐官にも“属国”の首相はご機嫌を取らなければならない。 大統領本人には、「国難」の最中にゴルフで接待。 それが悲しい日本の現実だ。英霊には見せたくない。
憲法改正は最優先の課題
憲法改正は最優先の課題
高森明勅
高森明勅 立憲民主党の枝野代表が、8月のゴー宣道場で少し気になる発言をされていた。 「憲法改正の優先順位は必ずしも高くない」と。 あれは、戦略的な発言か、それとも本音なのか。 いずれにしても、安倍首相が憲法改正を目指して取り組み始めたら、野党第1党としては、それと真正面から対峙する他ない。 しかも、これまでも繰り返し指摘してきたように、個別的自衛権すら制約する今の憲法...
立憲民主党は「ひ弱な社会党」になってはいけない
立憲民主党は「ひ弱な社会党」になってはいけない
高森明勅
高森明勅 立憲民主党は、選挙で注目を集めた分、様々なアラ捜しも盛んに行われるだろう。 でも重要なのは、言う迄もなく政治的なスタンス。 特に、安倍首相が目指している憲法改正に、どんな姿勢で臨むか。そこをしっかり定める必要がある。 その際、前にも書いたように、護憲左翼に足を取られてはいけない。教条主義的な護憲政党に転落すれば、旧社会党のように、国民から見放されて衰退するだ...
リベラル的価値と天皇
リベラル的価値と天皇
高森明勅
高森明勅 社会の皆が、多様に自由に自分らしく生きる。 しかも、互いに衝突したり、否定し合ったりしないで、共生できる。そんな社会が望ましい。 まさに、誰もが受け入れられる、普遍的な価値だろう。 しかし、普遍的な価値をどう現実化するか。となると、国ごとにそれぞれ条件が異なる。 わが国の場合、自由や権利という普遍的な価値を保障する、緩やかで安定した秩序を望むなら、天皇という...
国会は何の為にあるのか?
国会は何の為にあるのか?
高森明勅
高森明勅 安倍首相はじめ自民党幹部は選挙後、「謙虚に、誠実に、丁寧に」と口を揃えていた。 その舌の根も乾かないうちに、驕り、不誠実、乱暴な姿勢を剥き出しにしている。国会での野党の質問時間の大幅削減を打ち出したのだ。これまで野党8割、与党2割という時間配分だった。それを改めて、野党3割、与党7割にする、と。菅内閣官房長官も記者会見で「国会議員には皆、平等に質問する“権利...
平和の為の憲法改正
平和の為の憲法改正
高森明勅
高森明勅 国連憲章は、加盟各国に個別的自衛権と集団的自衛権を、共に認めている(51条)。 だから、どの国も両者を備えて当然。だが、それはあくまでも“独立国ならば”という限定付きだ。わが国はどうか。 憲法9条(2項「戦力不保持」規定)により、個別的自衛権すら「制約」されている。 その為に、自国の防衛をアメリカの軍事力に全面的に依存せざるを得ない。それが残念ながら現実。 ...
関西ゴー宣道場、更にパワーアップ!
関西ゴー宣道場、更にパワーアップ!
高森明勅
高森明勅 去年の8月に第2回関西ゴー宣道場があった。 あの時に比べて、今の道場は間違いなくパワーアップしている。天皇陛下のご譲位を可能にする法整備に、民間で最も力を発揮したのは、誰か。 他でもない、わが道場。そう断言しても、恐らく自惚れではないだろう。昨年の関西道場は丁度、天皇陛下の「玉音放送(ビデオメッセージ)」の前日だった。 私は「我々の主張が正しいか、それとも我...
聖武天皇のお言葉から
聖武天皇のお言葉から
高森明勅
高森明勅 過日、図らずも馬淵澄夫氏の口から、聖武天皇のお言葉に改めて触れる機会を得た。 そこで、歴代天皇に受け継がれた精神を拝する緒(いとぐち)として、甚だ非礼ながら、聖武天皇のお言葉を断片的に紹介しよう。 「冤(あた)を除き祥(よきしるし)を祈ることは、必ず幽冥(ゆうめい、神仏)に憑(よ)り、神を敬ひ仏を尊ぶることは、清浄を先とす」(神亀2年〈725〉7月17日)「...
責めは予(われ)一人に在(あ)り
責めは予(われ)一人に在(あ)り
高森明勅
高森明勅 人の真価はイザ!という場面で顕(あらわ)れる。 例えば、この度の衆院選で惜しくも落選された馬淵澄夫氏。私がぜひ当選して欲しいと願った政治家の一人だ。小選挙区で僅か2500弱の票差。比例区の惜敗率も97、26%(比例復活出来なかった人で最も高い)。 比例順位が不当であり(小池百合子氏のお気に入りが比例上位に)、小選挙区でマイナスの「希望の党効果」に災いされた。...
興味深い「符合」
興味深い「符合」
高森明勅
高森明勅 産経新聞(10月26日付)に面白い記事が載っていた。選挙期間中(11日から22日)に新聞各紙が「森友・加計問題」を取り上げた記事の分量を比較している。 ご苦労な事だ。その結果は、次の通り。 産経新聞ー0行、0ページ分(!)。読売新聞ー48行、0、1ページ分。 日経新聞ー378行。0、6ページ分。 毎日新聞ー483行。1、2ページ分。朝日新聞ー1172行。2、...