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12月ゴー宣道場は安倍加憲への宣戦布告
12月ゴー宣道場は安倍加憲への宣戦布告
高森明勅
高森明勅 12月ゴー宣道場の応募の締め切りが近づいた。 来年は、憲法制定以来、最大の「危機」が訪れる可能性が高い。 敢えて“危機”と表現するのは、理由がある。心ある国民にとって長年の悲願だった、わが国が一人前の独立国になる為の「憲法改正」が事実上、永久に不可能になってしまうかも知れないからだ。安倍首相が提案している、自衛隊を“今のまま”憲法に書き込む「加憲」がもし実現...
10連休の愚
10連休の愚
高森明勅
高森明勅 ネット上で、天皇陛下が譲位される再来年は、「10連休」になるのでは、と取り沙汰されているとか。 4月27日・28日が土日。 29日が「昭和の日」で3連休。 5月3日(法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(振替休日)と4連休。 これで5月1日が祝日になると、祝日法の定めで、祝日と祝日の間の平日は休日になるので(第3条第3項)、前日の4月30...
宮内庁長官の発言
宮内庁長官の発言
高森明勅
高森明勅 私はこれまで、原則として、宮内庁長官の発言は極力、尊重して来たつもりだ。 少なくとも、無責任な宮内庁批判とは一線を画して来た。 実際に、皇室の事柄を巡り、宮内庁と首相官邸が対立した場合、概ね宮内庁側に理があった。 しかし、この度の長官の発言はどうか。 率直に言って、安倍官邸に歩み寄り過ぎではないか。新しい天皇のご即位が再来年の5月1日でも、その年の11月の大...
上皇と皇太子だけの日?
上皇と皇太子だけの日?
高森明勅
高森明勅 重大な事なので繰り返し指摘しておく。 今のところ、私以外に誰がこの件を取り上げているのだろうか。政府は驚いた事に、今上陛下のご譲位と皇太子殿下のご即位を「別の日」にするつもりだとか。 しかし、それは端的に憲法違反だ。まず、前にも紹介した「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」。その第2条にこうある。 「天皇は、この法律の施行の日限り、退位し、皇嗣が、直ちに即位...
天皇ご譲位の翌日に皇嗣がご即位?
天皇ご譲位の翌日に皇嗣がご即位?
高森明勅
高森明勅 不思議な報道が続いている。今上陛下が3月末日又は4月末日に譲位され、その翌日の4月1日又は5月1日に皇太子殿下が即位される、と。5月1日のご即位が大嘗祭との関連で相応しくない事は既に指摘した。 だが、それ以前に、ご譲位とご即位が「別の日」になるという報道自体が、奇妙だ。 これは当然、政府がそのような情報を流しているからだろう。 と言う事は、政府自身も、その奇...
5月1日ご即位?
5月1日ご即位?
高森明勅
高森明勅 ご譲位の日取りを巡る皇室会議が12月1日に開催されるという。政府・与党は、ご譲位の恒久ルール化に抵抗し、私が提案した3要件中、「皇室会議の関与」に“特に”強く反対していた。 懐かしい話だ。彼らがいかに非常識な事を平気で言っていたか。今となっては明らかだ。 首相官邸が最初、推し進めようとしていた、再来年1月1日に皇太子殿下のご即位というプランも、同じ。その年の...
日本の非常識PKO
日本の非常識PKO
高森明勅
高森明勅 以前、国連PKO幹部として東ティモールでの暫定政府の県知事を務めた等の経験がある、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏らが、わが国のPKOの非常識さを痛烈に批判している。 「(ルワンダ大虐殺以降)国連が『文民保護』のためにPKOは交戦主体になることから逃げてはならないと言っている時に、交戦主体になることが憲法で禁じられている自衛隊がPKOに参加すると、大きな矛盾...
立憲=護憲?
立憲=護憲?
高森明勅
高森明勅 左翼がしばしばリベラルを名乗っている。 特に護憲左翼は、立憲主義と護憲を殆ど同義語として語る。 だから混乱を招く。だが、憲法自体に改憲規定がある事からも明らかなように、言う迄もなく両者は別物。 取り分けわが国の現在の憲法は、特殊な条件下で制定された為、事実上、主権を“制限”する規定が含まれる(9条2項「戦力不保持」規定)。 これでは、立憲主義も民主主義も、十...
日本教師塾今期3回目
日本教師塾今期3回目
高森明勅
高森明勅 11月18日、日本教師塾。 今年3回目。 テーマは「日本神話」。最初に、東京都内のY先生が自分の授業を動画で紹介。子供たちに日本人として知っておきたい古典を暗唱させている。皆、楽しそうだ。 これは、素晴らしい子供たちへの一生モノのプレゼントだろう。 次に、千葉県のK先生の授業紹介。 子供たちに「神話の即興劇」をさせている。凄い。 何しろクラスの全員が参加して...
一夫一婦制と皇室
一夫一婦制と皇室
高森明勅
高森明勅 日本経済新聞編集委員の井上亮氏。 皇室が直面している「構造的」な危機を、きちんと理解しておられるようだ。 「近代以降の文明社会の基本倫理である一夫一婦制では男系継承はいずれ行き詰まる運命にある」 「今上天皇の孫世代の継承者は同(悠仁)親王ただ1人という危険水域に達している。歴史上、同世代で皇位継承資格者が1人という例はなく、今後の出生率で予測すれば断絶の可能...
FLASH担当者からの連絡
FLASH担当者からの連絡
高森明勅
高森明勅 先日、『FLASH』の担当者から連絡を貰った。 恐らく、私が以前に書いたブログを読んだのだろう。 同誌の別の記者達が、山尾志桜里代議士に対しヤクザ顔負けの取材を行った。 これには、さすがに私も珍しく激怒した。 その事への詫びだった。彼自身は何も悪くない。 それでも、同じ編集部の一員として、責任を感じて連絡をくれたのだろう。同誌もあのような行為は二度と繰り返さ...
リベラル=護憲?
リベラル=護憲?
高森明勅
高森明勅 『週刊ダイヤモンド』(11月18日号)が「右派×左派」という特集。 その中に「『自称リベラル派』って何だ?」という記事がある。 興味深い箇所を引用する。 「リベラルとは個人の自由を重んじる自由主義の考え方で、リベラル派はもともと国家の役割を外交・安全保障など最小限にとどめた『夜警国家』を志向していた」 「転機は、1929年の米ニューヨーク市場大暴落をきっかけ...
文春空砲
文春空砲
高森明勅
高森明勅 『週刊文春』(11月23日号)の「大阪1泊」記事を立ち読みした。 読んで時間の無駄使いを後悔した。記事にするだけの内容が、惨めなほど空っぽ。あるのは出来損ないの印象操作のみ。 まさに文春砲ならぬ文春「空砲」。 ただ、同誌山尾取材班キャップ赤石晋一郎氏(写真は小林よしのり氏の11月16日のブログ「デマをどう報じるワイドショー?」に掲載)の無力感、敗北感、屈辱感...
お笑い週刊文春
お笑い週刊文春
高森明勅
高森明勅 小林よしのり氏が、山尾志桜里代議士を追いかけ回している『週刊文春』の神田知子記者とニット帽の男性カメラマンの写真、更に同誌から山尾事務所と倉持麟太郎弁護士に送り付けた質問書を、ブログにアップ。 大きな反響を巻き起こした。 これに対し『週刊文春』サイドから、顧問弁護士を通じて肖像権と著作権の侵害の可能性があるという抗議が、山尾事務所に届いたとか。 これが事実な...
憲法改正の歴史的パースペクティブ
憲法改正の歴史的パースペクティブ
高森明勅
高森明勅 憲法改正の主眼は日本が「第3」の独立を果たす事。 “第1”の独立は推古天皇の時代。 シナ皇帝を頂点とする国際秩序=冊封(さくほう)体制からの離脱。 「天皇」という称号の登場がその指標だった事は、既に繰り返し指摘してきた。 “第2”の独立は明治44年。幕末に押し付けられた不平等条約の最終的な改正(関税自主権の確立)を成し遂げた。 で、現在はどうか。憲法と日米安...
女性宮家のハードル
女性宮家のハードル
高森明勅
高森明勅 秋篠宮家の眞子内親王殿下は小室圭さんとの記者会見の席上、次のように発言された。 「幼い頃より、結婚するときは皇族の立場を離れるときである、という意識を持って過ごしてきました」と。 このご発言に対し、毎日新聞編集委員の江森敬治氏が以下のように述べている。 「私は『ええ』と驚嘆しました。…皇室制度の見直しは大切だが、当事者の意向も重たいし、ないがしろにはできない...
証言
証言
高森明勅
高森明勅 関西ゴー宣道場に登壇戴いた山尾議員。道場の翌日に新幹線で東京駅のホームに降りた途端、『週刊文春』の記者2名が現れ、「大阪で倉持さんと泊まりましたよね?」と質問して来たとか。 しかし、彼らは山尾議員が大阪の友人宅に泊まった事実を承知しているはずだ。 そこから尾行していなければ、このタイミングでの取材は不可能だろう。 ならば、そこに倉持氏がいなかった事も分かって...
3回目の関西ゴー宣道場
3回目の関西ゴー宣道場
高森明勅
高森明勅 11月12日、関西ゴー宣道場。 既に3回目を迎える。成功だった。 或いは大成功と言って良いのかも知れない。その最大の要因は、ゲストだった京都大学教授、高山佳奈子氏の「人柄」ではないか。 勿論、一流の学者として豊かな学識を備えておられる。現状への切実な危機感。 それを打開しようとする熱意と責任感。それらもさる事ながら、懐の深さと一種“お茶目さ”を感じさせる独特...
トランプのTwitter
トランプのTwitter
高森明勅
高森明勅 アメリカのトランプ大統領が日本・韓国・中国を訪れた数日間の本人のTwitterを、長男が翻訳して送ってくれた。 読んで唖然とした。中国には繰り返し丁寧に感謝の念を表明。 韓国にも、それなりに感謝の気持ちは示している。 ところが日本“だけ”にはそれがない。 皆無。ただ安倍首相に大量の武器などを売り付けて、アメリカに多くの利益をもたらす事ができたと自慢し、喜んで...
産経新聞にも「正論」
産経新聞にも「正論」
高森明勅
高森明勅 産経新聞(11月10日付)に拉致問題を巡り、 拓殖大学海外事情研究所教授で特定失踪者問題調査会代表 の荒木和博氏の論説が掲載された。 「トランプ大統領が来てどんな約束をしても、 米国に日本人拉致被害者を救出してもらうことはできない。 自分でやるしかない」 「日本政府はこれまでの流れでいけば、 憲法を盾にしてどこまでも米国任せにしようとするはずだが、 それで済...