高森明勅

憲法改正の先送りは墓穴を掘る

高森明勅

2017年 11月 4日

東アジアにおける国際環境の変化。

アメリカの存在感が後退し、その分、中国が台頭。

その中国も、北朝鮮を十分コントロール
出来ているようには、見えない。

そうした中で、
わが国が個別的自衛権すら
制約されたままでいるのは、
極めて危険。

中国や北朝鮮の軍事的恫喝に屈するか、
アメリカへの依存を深めて、受け身のまま
同国の戦争に駆り出されかねない。

憲法改正を先送りすると、
わが国は墓穴を掘る事になる。

野党も、今の国会状況での憲法改正は得策ではないなどと、
腰が引けた姿勢を見せていたら、全て与党ペースで事が進む。

それも野党が墓穴を掘る事になる。

与野党の立場の違いを越え、
まっとうな憲法改正の為に、知恵を出し合うべきだ。