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韓国と並びたい集団的自衛権
小林よしのり
集団的自衛権の行使容認のために安倍晋三が集めた 「安保法制懇」(親米ポチ)の詭弁は、 「我が国の安全に重大な影響を及ぼす」可能性がある 場合は、地球の裏側まで出て行って戦争する という論理だ。 「我が国の安全に重大な影響を及ぼす」と言いさえ すれば、朝鮮半島でも、尖閣諸島でも、台湾海峡でも、 ペルシャ湾でも、どこにでも自衛隊を派遣して、 戦争さ...
ゼロベースから憲法の議論をしよう
小林よしのり
次回「ゴー宣道場」は「憲法」で議論するが、 そもそも憲法はどんなものなのかという説明は簡単に やってしまうから、参加者は忙しいのにわざわざ勉強 なんかしなくていい。 それよりも、憲法は変えた方がいいと思う人と、 変えなくてもいいと思う人、いわゆる改憲派と護憲派の 決を採って、それぞれに何故そう思うのかを聞いた方が 面白いかもしれない。 &nbs...
八木秀次は立憲主義を知らない
小林よしのり
少し前に八木秀次が産経新聞で「憲法は国家権力を縛る もので、国民を縛るものではない」という憲法観が ここ数年、静かに広がっていると書き、 これに異を呈していた。(産経新聞5・8) 八木は国民にも憲法を順守する義務は課せられていると 言い、「納税、普通教育、勤労」などの義務を上げていた。 そりゃ、当たり前だろう。 上の三大義務がなければ国家が成立...
「美味しんぼ」の鼻血の件
小林よしのり
「美味しんぼ」の鼻血シーンがどの新聞にも載っている。 漫画は読んでないが、主人公が福島第一原発の構内を 取材した後日、原因不明の鼻血を出すという話らしい。 「そんなにすぐ被爆の症状が現れるかな?」とわしは 思う。 それなら現場の作業員はもっと多数、鼻血出す者がいる はずだが、聞いたことない。 あんまり過激に描きすぎると、信憑性がなくなるし、 そもそも雁屋哲は...
今日は号外なし、通常配信
小林よしのり
今日は安倍首相が集団的自衛権の問題で記者会見するのかと思っていた。 その直後にライジングの号外を出そうと考えていたが、 違ったようだ。 だから今日のライジングの『ゴー宣』は韓国船沈没に 関することを書いた。 情報では安倍の記者会見は15日らしくて、その日は よしりん企画が1週間の休みに突入する日だから、 号外は来週火曜に配信となる。 しかし安倍...
クマラスワミ報告書のネタ本のネタ本
小林よしのり
村山談話・河野談話に未来はあるか? 第69回 クマラスワミ報告書のネタ本のネタ本 国連人権委の「クマラスワミ報告書」の唯一のネタ本で あるオーストラリア人ジャーナリスト、 ジョージ・ヒックスの『The Comfort Women』は、 その80%が日本の運動家による資料のまる写しという 代物だった。 しかも資料を用意した運動家もあまり質がよくな...
エセ尊皇心を見抜こう!
小林よしのり
「文芸春秋」6月号のインタビュー記事で、皇統問題に関する 水島・櫻井、両名の発言の異常さを、高森氏が昨日のブログで 見抜いて、指摘してくれている。 ただ、インタビュアーの上杉氏や文芸春秋の担当編集者や 校閲者には、この異常発言をそのまま掲載した 責任はないのです。 この原稿は編集部から本人に送られているので、 本人が目を通してチェックしています。 したがって...
本気で憲法を変えたいの?
小林よしのり
次回6月8日の「ゴー宣道場」は憲法についての議論です。 応募締め切りは5月28日(水曜)です。 専業主婦を議題にしたり、ヘイトスピーチを議題にした ときより、門弟や一般の人々の関心が薄いように見える。 しかしそれは当然でもあります。 我々、一般国民は「憲法」とはほとんど無縁で暮らしている。 憲法が国民に課している義務は3つしかなくて、 納税、教...
櫻井よしこは「個人」ではない
小林よしのり
トッキーが書いていたが、文芸春秋での櫻井よしこの 皇位継承問題に対する発言、 「かつては、必要な血筋の方を天皇に据えるべく、 六百年を遡ったこともある」というのは滑稽だったな。 わしら皇統の「双系公認・直系継承優先派」が、 「『旧宮家系』というのは、今上陛下から600年も血筋が 離れてるんだぞ!」と繰り返して言っていたら、 櫻井よしこはその「6...
集団的自衛権の恐ろしさをわかってない国民
小林よしのり
安倍首相が「集団的自衛権」の行使容認について、13日、 政府の有識者懇談会が報告書を提出するのを受けて、 自ら国民に説明するという。 ちょうど『小林よしのりライジング』の配信日なので、 首相の報告終了後、ただちに『ゴーマニズム宣言』だけ 切り離して、「号外」で配信しようと思う。 「集団的自衛権の本質」について書く予定だったからだ。 他のライジングの内容も、も...
ヘイトスピーチは絶対弱者の慰めである
小林よしのり
朝ドラの『花子とアン』を子供と一緒に見ている門弟女性 が知らせてくれたのだが、やっぱり今日の、花の母と蓮子 のやり取りには泣かされたそうだ。 それで安心した。 わしだけが騙されちゃったのか、寝不足だったからなのか、 わからなかったのだが、大人なら揺さぶられる場面だった のだな。 子供はやはり経験が浅いのだから、人の感情の機微を推測 する能力がまだ育ってるはず...
クマラスワミ報告書のネタ本の正体
小林よしのり
村山談話・河野談話に未来はあるか? 第68回 クマラスワミ報告書のネタ本の正体 日本を「性奴隷」を持った国だと国連で認定した 「クマラスワミ報告書」の唯一の参考文献である、 オーストラリア人ジャーナリスト、 ジョージ・ヒックスの『The Comfort Woman』とは いったいどういう本なのか? タイトルの「Comfort Woman」とは、...
よしりん企画の休暇について
小林よしのり
5月15日から23日まで、よしりん企画は連休を 取ることにした。 世間がゴールデンウイークの間、仕事を続行して 息切れがしてきたので、今年後半戦の体制を整え、 一気に年末まで駆け抜けるために、 スタッフ全員を一週間休ませる。 故郷に帰るなり、旅行に行くなり、読書するなり、 何度も風邪ひいてQ暇とる必要のないよう、 好きに過ごせと言っている。 わしもその間、海...
小保方さんはアメリカに行きなさい
小林よしのり
小保方さんの望む理化学研究所の再調査は行われない ことに決まった。 理研は小保方さんの「悪意は明らか」と言っている。 小保方さんの研究ノートがあんな少女チックな感じだ ろうということは予想していた。 実験オタクなんだから仕方がない。 このままでは小保方さんのSTAP細胞の研究は「不正」 ということになる。 どうせ懲戒免職になるだろう。 小保方さ...
クマラスワミ報告書の唯一の参考文献
小林よしのり
村山談話・河野談話に未来はあるか? 第67回 クマラスワミ報告書の唯一の参考文献 「クマラスワミ報告書」は、現代史家の秦郁彦の評に よれば「欧米における一流大学の学生レポートなら、 落第点をつけざるをえないレベルのお粗末な作品」だ という。 大学教授として学生レポートを採点した経験のある 秦によれば、教官がレポートの採点をする際には、 まず末尾...
「男系」は日本の国柄・伝統・美徳なのか?
小林よしのり
「SAPIO」が届けられたので、さっそく『大東亜論』の 仕上がりをチェック。 なかなかいい! 絵の迫力、ばっちりだ。 満足、満足。 「SAPIO」巻頭言、韓国船事故に関して、なかなか バランス感覚のある意見を書いている。 本当はこういうのが保守の言論なんだよ。 今の自称保守論壇がネット右翼と変わらないレベルに 劣化しているから、「SAPIO」の...
フィリピンに米軍基地は来ない
小林よしのり
テレビ朝日の「そもそも総研」は勉強になる番組だ。 これともう一つ、NHKの「クローズアップ現代」は 貴重な番組である。 「クローズアップ現代」は、台湾に関する報道や、 慰安婦に関する報道など、間違った認識で作られて いたこともあった。 その時は腹が立ったが、それでも別の社会問題では、 わしの知らない情報を知らせてくれる役に立つ番組 である。 &...
男系固執ボコ・ハラム
小林よしのり
最近、右派が作った教科書の中に、「専業主婦も家族の 協力の一つのありよう」などとわざわざ記述している のを見ると、恥ずかしくなってくる。 この格差拡大する社会で、今や専業主婦は若い女性の 憧れであったり、夫の収入がよほど安定していないと 叶わない夢になりつつある。 今や女性の貧困化が驚くべきスピードで進んでいて、 国が「貧困」と位置付ける年収114万円未満は...