小林よしのり

クマラスワミ報告書の唯一の参考文献

小林よしのり

2014年5月8日 13:24


村山談話・河野談話に未来はあるか?

67回 クマラスワミ報告書の唯一の参考文献

 

「クマラスワミ報告書」は、現代史家の秦郁彦の評に

よれば「欧米における一流大学の学生レポートなら、

落第点をつけざるをえないレベルのお粗末な作品」だ

という。

大学教授として学生レポートを採点した経験のある

秦によれば、教官がレポートの採点をする際には、

まず末尾の脚注を点検するという。

引用文献の数、参照した文献の質、必須文献で漏れた

ものはないか、本当に読んだのか疑わしいときは

抜きとってチェックする、という手順を踏み、

その段階で重大な手落ちが見つかれば、

内容も読まずに「E」(落第点)をつける教授も

いるそうだ。

それでクマラスワミ報告書の脚注を見ると、

事実関係に関わる部分の参考文献はたった1冊しか

なかった。

この報告書の唯一の参考文献は、

ジョージ・ヒックスというオーストラリア人

ジャーナリストが書いた『The Comfort Woman』と

いう本で、これがとにかくひどいものだったのだ。