小林よしのり

韓国と並びたい集団的自衛権

小林よしのり

2014年 5月 14日


集団的自衛権の行使容認のために安倍晋三が集めた

安保法制懇」(親米ポチ)の詭弁は、

我が国の安全に重大な影響を及ぼす」可能性がある

場合は、地球の裏側まで出て行って戦争する

という論理だ。

 

我が国の安全に重大な影響を及ぼす」と言いさえ

すれば、朝鮮半島でも、尖閣諸島でも、台湾海峡でも、

ペルシャ湾でも、どこにでも自衛隊を派遣して、

戦争させることが出来る。

 

満州は日本の生命線」という理屈によく似ている。

だが過去の日本は、熾烈な帝国主義の時代に、

自国の判断のみで、自国の生き残りのためにだけ

博打を打って、惨敗したのだから、まだマシだ。

 

今の日本は、アメリカのケツにくっついていくだけ

なんだから、主体性はない。

自称保守派やネット右翼が大嫌いな「韓国」を見習おう

というのが、集団的自衛権の行使容認なのだ。

今後は、「韓国」と共に、アメリカの末端部隊として、

世界中で戦おうという話だ。

「韓国」嫌いなわしとしては、バカバカしくて

やってられない。