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鈴木邦男氏の発言が楽しみ
高森明勅
ゴー宣道場発足以来、初めて師範の逝去。堀辺正史師範の突然の訃報。 我々は、亡くなられてやや期間を経てから、その事実を知ったのだった。早速、小林よしのりさんが、次回道場を堀辺師範追悼の為の企画にしたい、と提案された。無論、誰にも異論などあろうはずがない。 私なりに道場の「原点」を省みつつ、故人の志を受け継ぐ新たな「起点」となるような道場を目指したい。 幸い、鈴...
男系主義は「武家の考え方」?
高森明勅
日本会議の機関誌『日本の息吹』4月号に八木秀次氏のインタビュー記事「『夫婦同姓合憲』最高裁判決に思う」が掲載されている。 その中で「夫婦同姓は日本の伝統ではなく、明治以降につくられたもの」という意見に反論している。 「たしかに夫婦同姓が法制度として導入されたのは明治31年(1898)の民法からですが、当初、明治政府は、結婚後も生まれながらの姓を名乗れとした。...
慰安婦問題、安倍外交の連敗
高森明勅
3月7日、国連女子差別撤廃委員会が慰安婦問題を巡る最終見解を発表した。昨年末の日韓合意は「負ければ解決!」を目指していた。 だが、同見解は「まだ負け方が足りないから未解決!」という内容。わが国に対し、元慰安婦への「完全かつ効果的な賠償」を求めるばかりか、指導者や政治家の慰安婦問題についての発言にまで制約を加え、更に教科書に再び慰安婦を取り上げろと要求する増長...
堀辺正史師範の大往生
高森明勅
長男からのメールで、ネット上に堀辺正史師範逝去についての報道記事が挙がっているのを知った。 その記事には、堀辺師範が亡くなった当日の様子が書かれていた。平成27年12月26日、師範はいつも通り朝早く起床され、骨法道場で門弟に稽古をつけ、普段と変わらない1日を過ごされて、特に調子が悪い様子もなく床に着き、そのまま眠るがごとく亡くなられた、と。 激しいご生涯に訪...
敬悼 堀辺正史大人之命
高森明勅
小林よしのりさんからのご連絡で堀辺正史師範のご逝去を知った。突然の訃報に言葉を失った。昨年の12月に亡くなっておられたとは。 『卑怯者の島』を巡りお話を伺ったのが、お会いした最後になった。 あの時の、いかにも堀辺師範らしい鋭く深いご発言の数々が今も、鮮やかに思い出される。 ゴー宣道場でのいくつかのご発言、更にあの佇まいも。 屈託なく笑われた際の、瞳の優しさが...
3月12日、大阪に「出前」!
高森明勅
1月から毎月1回、名古屋にお邪魔している。名古屋の栄にある中日文化センターで「天皇の歴史」の講座をやっているため。 受講生名簿を見て年齢構成にビックリ。20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代が皆、揃っている。 これも“天皇”というテーマ故だろうか。80代でなお学習意欲旺盛とは、本当に頭が下がる。 一方、平日(金曜日)の講座に、学生ならともかく...
護憲としての「国防義務」
高森明勅
しきりに「護憲」を唱える人たちがいる。 でも護憲の為には「憲法保障」が欠かせない。 憲法保障とは「憲法を侵害や背反から守り、憲法秩序の存続と安定を保つこと」(有斐閣『新法律辞典〈第3版〉』)。 その保障の中身は、およそ3点あると見られている。 (1)憲法典の実効性の保障。(2)特定の憲法秩序の保障。(3)憲法秩序の前提となる国家の保護。 これらの中の(3)に...
『WiLL』が「週刊文春」特集?
高森明勅
先日、ブログで週刊文春を取り上げた。 ぶっちゃけ、このところ注目を集めている週刊文春に便乗して、自分のブログへのアクセスを伸ばそうという、見え透いた魂胆だ。『WiLL』4月号も同じような手を使っている。 特集名は「『週刊文春』に負けてる大メディア」。ドーンと週刊文春の名前を出している。 でも、中身は赤旗やTBS批判で、週刊文春には殆ど関係なし。元週刊文春編集...
嘘つき東電、また嘘をつく
高森明勅
平成23年3月14日、福島第1原発で1号機55%、3号機30%の核燃料が損傷していた。15日には2号機でも35%損傷。 にも拘らず、東京電力はメルトダウンとの発表を避け続けた。何という嘘つき企業か。 ところが、5年も経った今年の2月25日になって 「(5%以上損傷をメルトダウンと判定する)マニュアルを十分確認せず間違った発表をした」と謝罪。嘘に嘘を重ねるとは...
週刊文春、油断ならぬ
高森明勅
このところ、週刊文春がやたら注目のスクープを連発している。油断できない。 でも私の場合、残念ながら人様から賄賂などを貰う“心配”はない。未成年の頃に凶悪犯罪に手を染め、アルファベットで呼ばれた記憶もない。 すると、残るのは浮気ぐらいか。 浮気の現場をおさえられぬよう、細心の注意が必要だ。 だが、その前に浮気相手を見つける必要があるか。 と思っていたら、更にそ...
憲法を改正して自衛隊を明記?
高森明勅
安倍首相がラジオ番組で憲法9条を改正して自衛隊を明記すべきである旨、発言したとか。 一般の人たちが、何となく受け入れやすい言い方だ。今ある自衛隊をただ憲法に書き込むだけなら、特に反対するには及ばない、と。 私はその番組を聴いていない。だから、断片的な報道で判断するしかない。 だが、もし今の自衛隊をそのまま認める憲法改正なら、やる必要がない。「戦力」未満の自衛...
安倍政権の「歴史問題」最終解決プラン?
高森明勅
安倍政権は自らの手で「歴史問題」全体の最終“解決”を図ろうとしているのか。安倍談話の時に設置された21世紀構想懇談会の報告書「原案」に、その基本プランが記されていたらしい。同懇談会のメンバーの1人だった京都大学名誉教授の中西輝政氏の証言によると、既に今回の慰安婦合意の骨子に当たるの内容が、昨年7月13日にメンバーに示された原案に、殆どそのまま書かれていたとい...
憲法改正の為に「日韓合意」の敗北は大目に見るべきか?
高森明勅
日韓合意は失敗であり敗北だったとしても安倍政権を批判すべきではない、という意見がある。 「安倍首相は国会で繰り返し憲法改正の必要性を訴えている。今の日本の最大かつ最優先の課題は改憲。その改憲に積極的に取り組もうとしている有力な政治家は、安倍首相の他にはいない。 ならば、日韓合意がどんなに失敗であっても、安倍首相を守るべきだ。改憲を遠ざける結果を招く、無責任な...
「日韓合意」でドイツに近づいた?
高森明勅
日韓合意についてはこんなロジックも。 「戦後のドイツはとっくに周辺国との和解を果たした。なのに日本はいまだに駄目。 日本もドイツを見習って、しっかり自らの戦争犯罪を認め、謝罪して償いを済ませるべきだ。その意味で今回の日韓合意は前進」と。 果たしてー。