- 新しい順
- 古い順
- タイル表示
- リスト表示
求婚の「時期」は大切
高森明勅
6月のゴー宣道場で、眞子内親王殿下のご婚約のお相手とされる小室圭さんが、求婚された時期に言及した場面があった。 小林よしのり氏が「ちょうど野田政権で女性宮家創設の可能性が浮上していた時期だから、小室氏は皇室に入る覚悟をお持ちだ」という趣旨の発言をされた。 私も「小室氏は皇室に入る覚悟をお持ち」という点は同感。 但し、その推定を支える事実が不正確であってはなら...
ムック『天皇125代』ほか
高森明勅
今、発売中の廣済堂ベストムック『天皇125代ー皇位継承と生前退位の歴史』の序章から第6章までは私が執筆している。 序章は、皇位継承の歴史全体のアウトライン。 第1章は、近現代の天皇を扱う。具体的には明治天皇から今の皇太子殿下まで。皇太子殿下に5ページ割いた。 第2章は、皇室典範とその改正論議の検証。典範全37条文の解説もした。第3章は、神武天皇から10代崇神...
安倍「加憲」、悪夢の未来図
高森明勅
安倍首相が憲法9条死守を主張。 ただ3項を加えて、今ある自衛隊を“明記”するとか。 前にも言ったが、これぞ究極の護憲。 改憲を潰す為の“改憲”。 もしこの提案が、衆参3分の2以上の支持を得て、国民投票でも過半数の票を集めたら、どうなるか。憲法9条(1・2項)は、日本国民自身によって改めて“選び直された”ことになる。 「押し付け憲法」という批判は100%葬り去...
また「ちちんぷいぷい」
高森明勅
5月30日、ある出版社から皇室関係の企画について執筆又は監修の依頼。一応、8月刊行を目指す。 これまでになかった本にしたい。 夕方、毎日放送から電話。特例法の付帯決議について「女性宮家」明記で与野党が合意した感想を聴かれた。 簡単に喋ると、面白いので明日の「ちちんぷいぷい」に生出演して解説してくれという。例によって急な依頼。 でも「女性宮家、待ったなし」を視...
施行後でなく成立後!
高森明勅
天皇陛下のご譲位を可能にする特例法。 その付帯決議に「女性宮家」が明記される見通しとの報道。これも民進党の努力の賜物だろう。有難い。 しかし、政府が検討を開始する時期について、「特例法“施行”後速やかに」というのは戴けない。 特例法は今国会で“成立”した後、その「施行」は来年の12月末頃と見られている。同法の施行日をもって陛下は譲位なさる(第2条)。 だから...
目の前の「二者択一」
高森明勅
今、日本人は単純な「二者択一」を迫られている。皇位継承資格を「(皇統に属する)男系の男子」だけに限定する、明治以来の(側室を前提にした)条件にいつまでも拘泥して、皇室の存続そのものを“敢えて”危うくするのか。 それとも、その時代錯誤な限定を見直して、「皇統に属する皇族」による皇室の末長い存続を可能にするのか。 簡単に言えば、皇室の存続を望むか、望まないか、だ...