高森明勅

「天皇論」巡りケネス・ルオフ氏と討論

高森明勅

皇室・皇統問題
2019年 10月 9日

アメリカにおける近現代天皇制研究の第1人者とされるケネス・ルオフ博士。
先頃、翻訳された『国民の天皇』で大佛(おさらぎ)次郎論壇賞を受賞された
(大佛次郎は改めて言う迄もなく、あの『天皇の世紀』の作者)。
そのルオフ氏が10月のゴー宣道場にゲストとして登壇して下さる。
テーマは勿論、「天皇論」。

私も近刊の漫画家・小林よしのり氏との対談本『天皇論「日米激突」』
(小学館新書)の監修めいた事をさせて戴くという形で、
同氏の仕事に触れた。
これが実に刺激的。
思考停止を許さない迫力がある。

しかも議論される構えは、何処までもフェアで、相手の言い分に
誠実に耳を傾けられる。
同書での小林氏との「激突」も、実に爽やかだ。
正直に言って、私個人としては、今回の道場が今までで最も楽しみだ
(他のゲストには申し訳ないが)。

道場では、なるべく氏の得意なフィールドでの議論に力点を置きたい。
しかも開催日は、22日の「即位礼正殿の儀」直前。
これはいやが上にも盛り上がるだろう。
これまで以上に、他ではとても聴けない議論が、惜しみなく
展開されるはずだ。
可能な人は是非とも当日、会場で“生”の討議の熱気を体感して
欲しい。
応募の締め切りは(いきなり)今日!なお折角、道場に参加されるなら、
予め上記著書を一読される事をお勧めする。
きっと議論への入り込み方が一層深くなるだろう。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/