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終戦記念日のNHKスペシャル
終戦記念日のNHKスペシャル
高森明勅
高森明勅 人に勧められて終戦記念日のNHKスペシャルを観た。 2・26事件を取り上げていた。 これまで知られていなかった、同事件を巡る海軍側の詳細 かつ膨大な極秘資料を発掘。 それを丁寧に読み込み、既に90歳、100歳を越えた関係者を 探し出して、インタビューを行っている。 民放ではちょっと真似が出来ないだろう。 こういう番組を観るとNHKの存在意義を感じる。 但し、...
大臣が立ち入れない場所
大臣が立ち入れない場所
高森明勅
高森明勅 どうやら日本国内には、現役の大臣が立ち入れない場所が、 いつの間にか出来てしまったようだ。 それが東京・九段の靖国神社。 内閣総理大臣はもとより、一般の閣僚すらこの3年間、 靖国神社には誰一人立ち入っていない。 こんなことはかつて無かった。 しかも今年は靖国神社ご創建百五十年という大切な節目の年。 これまでの例では、畏れ多いが天皇陛下ご自身のお出ましを仰いで...
8月前半あれこれ
8月前半あれこれ
高森明勅
高森明勅 8月4日、ゴー宣道場。 ゲストはジャーナリストの田原総一朗氏。 同氏のマイペースぶりに小林よしのり氏がいささか手を焼ておられた様子。 小林氏は取り分け責任感が強いので。 5日、新しい歴史教科書をつくる会の機関誌『史(ふみ)』の編集会議。 文芸評論家の富岡幸一郎氏も。 同氏の近著『生命と直観 よみがえる今西錦司』(アーツアンドクラフツ)を戴く。 今西錦司の著書...
終戦の詔書の「訓み方」
終戦の詔書の「訓み方」
高森明勅
高森明勅 戦後の本来の“原点”は昭和20年8月15日の「玉音(ぎょくおん)放送」のはず。 玉音放送は、前日に下された「終戦の詔書」(一般に“詔勅”と呼ばれているが、 正確には詔書)を、昭和天皇ご自身が読み上げられたもの。 ところが、詔書の全文を丁寧に読んだ経験がある人は、今の日本人のうち、 どのくらいいるだろうか。 以前、終戦の詔書を収めた複数の出版物のルビ(振り仮名...
官邸での鈴木貫太郎と阿南惟幾
官邸での鈴木貫太郎と阿南惟幾
高森明勅
高森明勅 昭和20年8月の終戦を決するに当たり、ポツダム宣言の受諾に向けて 努力していた鈴木貫太郎総理と対立し、最も頑強に抗戦継続を唱えて いたのは、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣だった。 9日深夜から翌早朝に掛けて、更に14日午前、2度にわたる御前会議でも、 昭和天皇の御前を憚(はばか)らず、ポツダム宣言の受諾に明確に反対した。 その姿を見せることで、陸軍抗戦派...
沼山光洋氏の「自決」
沼山光洋氏の「自決」
高森明勅
高森明勅 令和元年5月11日早朝、靖国神社の内苑と外苑の間の中通りで、 割腹自決された人物がいた。 一部メディアが小さく報じたものの、一般には殆ど知られていないだろう。 それが沼山光洋氏だった。 沼山氏と個人的な接点は特に無かった。 しかし、私が靖国神社に行くと何度も顔を合わせた。 必ず同氏の方から、明るく大きな声で挨拶をして下さった。 「先生、おはようございます」 ...
和田信賢というアナウンサー
和田信賢というアナウンサー
高森明勅
高森明勅 和田信賢というアナウンサーを知っているだろうか。 多くの人は知らないだろう。 知らなくて当然かも知れない。 昭和20年8月15日、いわゆる「玉音(ぎょくおん)放送」 を担当した日本放送協会(NHK)の放送員(アナウンサー)だ。 放送の冒頭に「只今(ただいま)より重大なる放送があります。 全国の聴取者(ラジオなので視聴者ではない)の皆様、 御起立願います」とい...
昭和天皇、最後の「終戦記念日」
昭和天皇、最後の「終戦記念日」
高森明勅
高森明勅 昭和63年8月15日。昭和天皇が最後にお迎えになった終戦記念日。 当時、昭和天皇のお身体は深く癌に侵されていた (但しご本人に告知はしていなかった)。 この年の8月は那須の御用邸で静養をされていた。 しかし、ご無理をされてヘリコプターで8月13日にご帰京。 終戦記念日当日には、進退ご不自由なお身体を押して、 日本武道館での全国戦没者追悼式に臨まれた。 この時...
昭和天皇「終戦」への願い
昭和天皇「終戦」への願い
高森明勅
高森明勅 大東亜戦争が秩序ある終戦を迎えられたのは、 昭和天皇の我が身を顧みない無私の「聖断」によるところが絶大だった。 昭和天皇が「終戦」を意識されたのはいつ頃からか。 昭和天皇の側近に仕える内大臣だった木戸幸一の日記には、 開戦から僅か3ヶ月後の昭和17年2月10日に、天皇が東条英機首相に 次のように告げられた事実を記している。 「戦争終結につきては機会を失せざる...
パスポートを手に入れた
パスポートを手に入れた
高森明勅
高森明勅 わが家はそれなりに「国際的(?)」だ。 先ず長女はシンガポールの好青年と結婚した。 その長女と妻は近年、母娘でヨーロッパ旅行を繰り返している。 数年前に2人でスペインへ。 この時はボディーガードとして次男も連れて行った。 しかし次からは、次男の旅費を倹約して自分達の贅沢につぎ込む事を 思い付いたようだ。ボディーガードは失業。 2人だけでローマを中心としたイタ...
昭和天皇は「御物」を差し出されたか?
昭和天皇は「御物」を差し出されたか?
高森明勅
高森明勅 終戦記念日が近づいた。 昭和天皇を巡るエピソードの1つ。 終戦直後の食糧危機の際の出来事だ。 昭和20年12月10日、昭和天皇は当時の松村謙三農林大臣を 宮中に呼ばれ、以下のように伝えられた。 「戦争で塗炭の苦しみを受けた国民に、 このうえ餓死者を出すことは自分には耐え難い。 政府の要請にアメリカは食糧を与えてくれないというが、 考えれば当方に代償として提供...
明治天皇例祭
明治天皇例祭
高森明勅
高森明勅 7月30日は明治天皇の崩御(ほうぎょ)相当日(ご命日)。 宮中では天皇陛下がお出ましになる令和になって2度目の恒例祭祀、 明治天皇例祭(小祭)が厳(おごそ)かに執り行われた (6月30日の節折〔よおり〕と大祓〔おおはらい〕には陛下のお出ましが無い)。 言う迄もなく、天皇陛下はご潔斎(けっさい)の上、 古式の装束をお召しになって皇霊殿(こうれいでん)にてご拝礼...
日本は転換できる
日本は転換できる
高森明勅
高森明勅 漫画家の小林よしのり氏が、8月のゴー宣道場で私が 「廃藩置県は日本人の『国民性』を変えた快挙…」と述べた、 と指摘しておられる(8月5日「『国民性』を否定してはならない」)。 よほど私の喋り方が下手くそだったのだろう。 私が述べたかったのは以下のようなことだった。 「今の日本人が、求められている大きな転換 (例えば皇位の安定的な継承を可能にする皇室典範の改正...
猿にかも似る
猿にかも似る
高森明勅
高森明勅 元号「令和」の出典は万葉集(プラス文選〔もんぜん〕)。 その出典となった「梅花(ばいか)の歌」序文を書いたのは 恐らく大伴旅人(おおとものたびと)だろう。 旅人は言う迄もなく、万葉集を代表する歌人、 家持(やかもち)の父。 その旅人の作に次のような和歌がある。 有名な「酒を讃(ほ)むる歌13首」のうちの1首だ。 あな醜(みにく) 賢(さか)しらをすと 酒飲ま...
天皇陛下の厳しいご自覚
天皇陛下の厳しいご自覚
高森明勅
高森明勅 天皇陛下が皇太子の頃(或いはそれより前から)、 ご自身を律する上で重視して来られた文献の一つに花園天皇の 「カイ(言+戒)太子の書」がある (同書については東京大学史料編纂所『古文書時代鑑』、 辻善之助『修訂 皇室と日本精神』など参照)。 その中に次のような趣旨の一節がある。 「皇太子に媚びへつらう愚か者らは、次のように言って取り入ろうとするだろう。 我が国...
「政府関係者」の迷走
「政府関係者」の迷走
高森明勅
高森明勅 人々はどれだけ覚えているだろうか。 平成28年7月13日にNHKが上皇陛下が「ご譲位」を望んでおられるとの スクープを放った翌日、日本テレビがご譲位を可能にするには憲法改正(!) が必要とする「政府関係者」(恐らく杉田和博内閣官房副長官だろう) の見解を報じた事実を。 これは余りにもお粗末だった。 改めて言う迄もなく、憲法は皇位が「世襲」である事のみを定め、...
ポスト安倍は?
ポスト安倍は?
高森明勅
高森明勅 8月ゴー宣道場のゲストはジャーナリストの田原総一朗氏。 昨日に続き同氏の最近の発言から。 「(参院選で)国民が関心を持っている問題について、野党も与党も争点化できなかった。 関心事項の一つはアベノミクスだ。完全に行き詰まっている。 異次元の金融緩和でガンガン札を刷れば需要も消費も伸びるはずだったのに伸びない。 インフレ率2%という目標も7年かかっていまだに達...
「改憲する必要はなくなった」?
「改憲する必要はなくなった」?
高森明勅
高森明勅 8月ゴー宣道場は4日。 目前に迫った。 今回のゲストはジャーナリストの田原総一朗氏。 最近の田原氏の発言を紹介しておく(「サンデー毎日」8月11日号)。 「今回の選挙の一番の問題は低投票率だ。 なぜか。 国民からすれば一番関心のある争点から自民党も野党も逃げた。 典型は安倍さんだ。 国民世論は憲法改正なんてほとんど関心ない」 「(憲法改正については)連立相手...
読売新聞に要注意
読売新聞に要注意
高森明勅
高森明勅 昨日のブログで読売新聞(7月27日付)一面トップ記事を取り上げた。 関連して読売新聞の“体質”にも触れておく。 と言うのは、同紙は内閣情報調査室(トップは北村滋内閣情報官)の “紐(ひも)付き”である事が知られているからだ。 以前から同紙の論調や記事の様子について、様々な観測がなされて来た。 ところが、内閣情報調査室と直接、繋がっていた。 その事実が妙な記事...
皇位の安定継承、政府は断念?
皇位の安定継承、政府は断念?
高森明勅
高森明勅 読売新聞(7月27日付)一面トップに「皇位継承順位 維持へ」という記事。 情報源は「政府関係者」。 恐らく杉田和博内閣官房副長官だろう。 「政府関係者によると、皇位の安定継承の議論は、 ①まず3人の男系男子が現在の順位に従って皇位継承することを明確にする ②そのうえで具体的な安定継承策や皇族数の減少対策を検討する―という 2段階で進める考えだ」と。 しかし、...