高森明勅

大臣が立ち入れない場所

高森明勅

政治・経済
2019年 8月 18日

どうやら日本国内には、現役の大臣が立ち入れない場所が、
いつの間にか出来てしまったようだ。

それが東京・九段の靖国神社。

内閣総理大臣はもとより、一般の閣僚すらこの3年間、
靖国神社には誰一人立ち入っていない。
こんなことはかつて無かった。

しかも今年は靖国神社ご創建百五十年という大切な節目の年。

これまでの例では、畏れ多いが天皇陛下ご自身のお出ましを仰いでいた。
しかし、今や首相どころか、閣僚さえ誰も参拝していない。明らかに異常。

こんな状態で陛下のお出ましがあり得ないのは自明だろう。


終戦記念日に国会議員が集団参拝された中に、僅か二人だけ現役の
副大臣がおられたとか。

ひたすら中国に配慮して、国政に重責を担う者らが、
祖国に尊い一命を捧げられた

戦没者への感謝と尊敬の気持ちを、素直に表明することすらできない。
そんな情けない状態が、当たり前のように続いている。
英霊に対し、まことに申し訳ない。

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