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皇居「一般参賀」の起こり
皇居「一般参賀」の起こり
高森明勅
高森明勅 令和2年の新年一般参賀。 天皇陛下ご即位後、初めての新年参賀だった。 1月2日は晴天に恵まれ、約6万9千人の国民が皇居に詰め掛けた。 昭和以来、正月に欠かせぬ光景だ。 この一般参賀の始まりはいつか。 いまだ占領下にあった昭和23年に遡る。 宮内府(宮内省から昭和22年に変更。同24年から宮内庁)が、この年の元日に 一般国民の参賀を受け付ける、と発表した(当時...
天皇陛下新年最初の行事・四方拝
天皇陛下新年最初の行事・四方拝
高森明勅
高森明勅 天皇陛下の新年最初の行事は「四方拝(しほうはい)」。 宮中三殿の西方にある神嘉殿(しんかでん)の前庭に設けられた仮設の 御遥拝所(ごようはいじょ)で行われる。 内廷職員による行事の準備が始まるのが午前4時。 辺りは真っ暗闇で、前庭の玉砂利にまだ霜が降りている頃だ。 上皇陛下は皇居内の御所にお住まいでも、行事の場所に向かわれるのに、 ご潔斎(けっさい、かかり湯...
新年祝賀の儀
新年祝賀の儀
高森明勅
高森明勅 1月1日、宮中(皇居・宮殿)で「新年祝賀の儀」が行われた。 この儀式によって、天皇陛下が「日本国の象徴」であられるべき規範を 毎年、年の初めに確認している。 その主な中身は以下の通り。 ①首相をはじめ三権の長とその関係者から順次、祝賀をお受けになる。 ②各国の駐日大使夫妻から順次、祝賀をお受けになる。 ①によって、「天皇」という地位が三権の長より“上位”(つ...
謹賀新年
謹賀新年
高森明勅
高森明勅 君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで 明けましておめでとうございます。 どうかこの一年が皇室と国民にとって良い年でありますように。 【高森明勅公式サイト】 https://www.a-takamori.com/
今年の超「私的」5大ニュース
今年の超「私的」5大ニュース
高森明勅
高森明勅 年末に当たり、今年(平成31年・令和元年)の超「私的」なニュース(?) を5つ取り上げてみたい。 1、長男が結婚。 平成31年4月29日「昭和の日」、昭和生まれの長男が、笑顔の似合う 落ち着いた女性と結婚した。 都内のホテルで両家の顔合わせたがあった時、デザートを盛り付けた 皿に、次の言葉をチョコレートで書いて貰った。 「2人の出会いが2つの家族を結ぶ。幸(...
象徴天皇の務めが常に途切れることなく…
象徴天皇の務めが常に途切れることなく…
高森明勅
高森明勅 12月26日、天皇・皇后両陛下は、台風19号などの被災地をお見舞いされる為に、 宮城・福島両県をご訪問になった。 雨の中、宮城県丸森町、福島県本宮市などを自衛隊のヘリコプターで移動なさって、 訪れられた。 現地では、被災者や災害復旧に当たった関係者と直接、言葉を交わされた。 今回はご即位後、初めての被災地へのお出ましだった。 上皇陛下が「国民統合の象徴」とし...
「嫡出男子」不在
「嫡出男子」不在
高森明勅
高森明勅 先に過去の天皇の実情を点検して、嫡出の男子が平均して3分の1以上(35.4%) の割合でお生まれになっていなかった事実を指摘した。 これだけで、側室不在=非嫡出の継承を否認しながら「男系男子」限定という、 前代未聞の条件下での皇位の安定継承がいかに至難であるかは明らか。 しかし、現実はより厳しい。 平均値だけでは見えない実態があるからだ。 実は、嫡出の男子が...
天皇の正妻が男子を生まなかった例
天皇の正妻が男子を生まなかった例
高森明勅
高森明勅 今の皇室典範では、側室不在で非嫡出の継承資格を否認しながら、 なおも皇位の継承資格を「男系男子」に限定している。 それがいかに至難な条件であるか。 歴代天皇の実情を振り返れば分かる。 と言うのは、「これまでの男系継承の維持の上で、非嫡出子による継承が 大きな役割を果たしてきた」からだ。 実際に、皇后や中宮(ちゅうぐう)など天皇の正妻に当たる方が、 嫡出の男子...
倉敷「ムシ文庫」
倉敷「ムシ文庫」
高森明勅
高森明勅 倉敷・美観地区の隅っこに一軒の古本屋を見付けた。   狭くお洒落な店に本を上手に並べている。 並べられた本を見ると、自ずと店主の古本への見識が窺える。 私には好感が持てる本の選び方だ。   店内を隈無く見回って何冊かの本を購入した。 次に倉敷に帰った時にも立ち寄ろう。 但し不定期休とか。 予めネット上で店を開けているかどうかチェックする必要がある。   店の...
男子優先から長子優先へ
男子優先から長子優先へ
高森明勅
高森明勅 先頃のブログ「皇室典範とサリカ法典」で以下のように書いた。 「今も『男子』優先を維持しているイギリスやデンマークでも、 女王が即位されているのは周知の通り」と。 ところが、デンマークは2009年に、イギリスは2013年に、 それぞれ男女に関わりなく「長子」優先に変更されていた事実を、 親切に指摘してくれた人がいた。 念の為に一応チェックしてみると、確かにその...
皇室典範とサリカ法典
皇室典範とサリカ法典
高森明勅
高森明勅 古代日本の基本法だった大宝律令・養老律令には、 唐の律令には無かった「女帝」の規定がわざわざ 追加されていた(「継嗣令」皇兄弟子条)。 歴史上の事実としても、よく知られているように10代8方の 「女帝(女性天皇)」が実在した(シナの場合は則天武后が ただ1人の例外的な女帝だった)。 我が国に女性天皇を頑なに排除するという伝統は、 (シナとは異なり)元々存在し...
新年一般参賀に上皇陛下のお出まし
新年一般参賀に上皇陛下のお出まし
高森明勅
高森明勅 来年1月2日に皇居で行われる令和初の新年一般参賀。 上皇・上皇后両陛下もお出まし戴く方向で検討されているとの報道があった。 有難い。 幅広い国民の祝賀をお受けになる為に、昭和天皇のお気持ちにより始まった 同参賀は、天皇・皇后両陛下をはじめ、成年を迎えられ、身体的その他の支障が 無い皇族方には、原則として皆様お出まし戴いて来た。 ならば、上皇・上皇后両陛下にも...
上皇陛下のお誕生日
上皇陛下のお誕生日
高森明勅
高森明勅 12月23日は上皇陛下のお誕生日。 「上皇」になられて初めてのお誕生日をお迎えになり、86歳になられた。 国民の1人として心からお祝い申し上げる。 昨年まで、この日は「国民の祝日」だった。 上皇陛下は、来年3月末迄のお引っ越しを予定されているので、上皇后陛下と ご一緒にその準備の為に多くの時間を割かれていらっしゃるようだ。 くれぐれもご無理はなさらないで戴き...
「側室」不在という現実
「側室」不在という現実
高森明勅
高森明勅 将来に向けて皇位の安定継承を目指す場合、前提条件として 必ず頭に入れておく必要があるのは、既に側室制度が廃止され、 法的にも非嫡出の継承資格が否認されている、という現実だ。 その上で、明治以来の「男系男子」という縛りを今後も維持すれば どうなるか。答えは明らかだろう。 「女系継承を認めず、しかも庶子(非嫡出子)継承を認めないと云ふ 継承法は無理をまぬかれぬ」...
「万世一系」という語の由来
「万世一系」という語の由来
高森明勅
高森明勅 大日本帝国憲法の第1条に以下のようにある。 「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之(これ)ヲ統治ス」と。 これにより「万世一系」という語が一般に広まる。 しかし、意外と新しい言葉のようだ。 憲法の起草に当たった井上毅(こわし)が、その方面の専門家(小中村義象) に調査させたところ、日本の古書にも漢籍にも見えない、と報告があったという (島善高氏)。 これまで知られて...
天皇を巡るフィクションとノンフィクション
天皇を巡るフィクションとノンフィクション
高森明勅
高森明勅 毎日新聞が行った全国世論調査(平成31年3月16・17日に実施)の結果。 当時は「天皇」でいらした上皇陛下が、象徴としての役割を 「十分果たされている」との回答が67%(端数を四捨五入、以下同) で、「ある程度果たされている」が19%だった。 合計で87%(端数を加えて)つまり9割近くの人々が、上皇陛下は 「象徴」としてのお務めを「果たされている」と受け止め...
令和初の「天覧」映画
令和初の「天覧」映画
高森明勅
高森明勅 去る12月18日。 天皇陛下と敬宮殿下はお揃いで映画の試写会にお出ましになった。 上映されたのはアニメーション映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」。 平成28年からロングランヒットした「この世界の片隅に」を元に、 そこで省いたエピソードも追加して再編集したもの。 主人公役を務めたのん(本名・能年玲奈)さんがお出迎えしたそうだ。 とても光栄なこと。 「...
今年の10大ニュース
今年の10大ニュース
高森明勅
高森明勅 先日、「社会部長が選ぶ今年の10大ニュース」(新聞之新聞社主催) の選考会が開かれ、東京に本社を持つ新聞・通信8社の社会部長 らが出席して、“10大ニュース”を以下のように選んだ。 ①天皇陛下がご即位。「令和」に改元。 ②京都アニメーション放火、36人死亡。 ③東日本で台風大雨被害、河川氾濫で死者相次ぐ。 ④原発事業巡り関西電力幹部の金品受領が発覚。 ⑤ラグ...
受賞の弁
受賞の弁
高森明勅
高森明勅 令和元年度ライジング版「流行語大賞」に私の言葉が選ばれた。 企画に参加された半数近くが、その言葉に投票してくれたようだ。 素直に嬉しい。 しかも、他でもない「ボーカル・マジョリティー」という 言葉が選ばれた事実に、投票者の覚悟や主体性を感じる。 コメントにも、前向きな意欲が溢れていた。 一層嬉しくなるし、頼もしい。 勿論、ボーカル・マジョリティーという言葉は...
百歳の元軍人の証言
百歳の元軍人の証言
高森明勅
高森明勅 12月15日、靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」勉強会。 同勉強会は毎回、靖国神社に祀られる英霊達と同じ戦場、 同じ戦争を実際に体験された“戦友”の方々をお招きし、ご自身のご体験や 当時のお気持ちを伺っている。 私も、奉賛会及び同青年部の顧問を拝命しているので、欠かさずに参加している。 この日の講師は、元海軍大尉(だいい)だった小柳正一(こやなぎしょういち...