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雲間よりさしたる光
雲間よりさしたる光
高森明勅
高森明勅 1月11日に第36回土光(どこう)杯全日本青年弁論大会 (フジサンケイグループ主催)が開催された。その産経新聞社杯を受賞したのが、平井仁子(きみこ)さん。 わが高森稽古照今塾の優等生だ。 もう長年、受講してくれている。 いつも穏やかな笑顔が印象的だ。 すでに二児の母親。 向学心は一向に衰えない。 どころか、ますます熱意を増している。今年の大会のテーマは「令和...
ゴー宣道場10周年
ゴー宣道場10周年
高森明勅
高森明勅 今年最初のゴー宣道場は2月9日。 東京で開催される。テーマは道場10年の「成果と展望」。道場がスタートして早くも10年になる。当初、道場を提唱された漫画家の小林よしのり氏は「3年で日本を変えてみせる」と意気込んでおられた。それだけの使命感があったからこそ10年、マンネリ化することなく、活力を持って続けて来られたのだろう。マンネリ化どころか、近来、ますます“勢...
戦国時代の天皇
戦国時代の天皇
高森明勅
高森明勅 戦後の歴史学界では暫く、前近代の天皇研究が立ち遅れていた。 その実情については、学界内部から次のような証言がなされている。 「言論出版の自由が保障された戦後にあっても、前近代における天皇制度の歴史的研究は進まなかった。…皇国史観に対する嫌悪の結果、一般の史家がおしなべて、歴史的対象としての天皇にはなるべく近づくまいとした傾向があったことは否定できない。…一方...
天皇・皇后両陛下が読まれた漫画
天皇・皇后両陛下が読まれた漫画
高森明勅
高森明勅 天皇陛下は、上皇・上皇后両陛下のお考えで、 両陛下のお下(もと)でお育ちになった。意外かも知れないが、漫画も読んでおられた。これについて、例えば、漫画家のちばてつや氏の証言がある(『文藝春秋』令和元年5月号)。それによると、上皇后陛下は「皇太子(今の天皇陛下)は『あしたのジョー』も 『巨人の星』も、どちらも夢中になって読んでいたんです」とのこと。 一方、皇后...
天皇と共産党
天皇と共産党
高森明勅
高森明勅 昭和47年のお誕生日を控えて、当時は皇太子であられた上皇陛下に、 記者から次のような質問がなされた。 「先の総選挙で天皇制に批判的な共産党が躍進する(第33回総選挙で38議席を 獲得して大躍進した)など、政治情勢が変わりつつありますが」と。 明らかに皇室に対して悪意を含んだ質問だろう。 しかも、次代の天皇たるべき皇太子に“政治的”な発言を求めたに等しい質問で...
共産党と天皇https://www.gosen-dojo.com/blog/25043/
共産党と天皇https://www.gosen-dojo.com/blog/25043/
高森明勅
高森明勅 日本共産党にとって、元々「天皇制の打倒」こそ最大の“任務”だった (「32年テーゼ」他)。 しかし、今はスタンスがやや異なる(志位和夫氏『天皇の制度と日本共産党の立場』)。 産経新聞(1月17日付)に載った同党書記局長、小池晃氏のインタビュー記事でも、 以下のような発言が見られる。「野党連合政権に加わった場合、憲法で天皇の国事行為として定められている 認証式...
宮内庁長官・次長の交代
宮内庁長官・次長の交代
高森明勅
高森明勅 昨年の12月に宮内庁長官と次長の交代があった。 年末の交代は異例とされる。 これについて以下のような情報が。 「宮内庁は(20)16年9月から長官を務めた山本信一郎氏 (昭和48年、旧自治省に入省)の退任を発表。 次長だった西村泰彦氏(昭和54年、警察庁に入庁)が長官に昇格した。 代替わり行事が終わった直後、それも年末の交代に驚きが広がった。 山本氏は(首相...
信頼と強制
信頼と強制
高森明勅
高森明勅 元最高裁判事で皇室法の第一人者の園部逸夫氏。 これまで『皇室法概論』『皇室制度を考える』などの著書がある。 この度、新しく『皇室法入門』(ちくま新書)を刊行された。 法的領域に限らず、皇室に関心を持つ人なら先ず読んでおくべき 基本文献だろう。 その一節。   「皇室の諸制度は…制度化が困難な点もあり、細部は運用に委ねられるなど 制度として不安定な面...
男系・女系は「輸入的な概念」?
男系・女系は「輸入的な概念」?
高森明勅
高森明勅 先頃、神社新報編集部『皇室典範改正問題と神道人の課題』が刊行された。 ブックレットの体裁ながら周到かつ公正な力作。 「神道人」だけでなく、広く読まれるべき良書だろう。 例えば、次のような言及も。 「(明治の皇室典範の起草に当たった)井上毅(こわし)は、確かに『姓(せい)』 は父系で継承されるべきとの観念を前提としてゐた。 だが…本来『姓』を与へる存在である『...
国民の敬意とは?
国民の敬意とは?
高森明勅
高森明勅 「女性セブン」(1月23日号)に「なぜ『女性天皇』 『女系天皇』ではいけないのか」という特集。 賛成派は、私の他に田原総一朗氏、三浦瑠麗氏、辛酸なめ子氏、多賀幹子氏。 反対派は、八木秀次氏、ケント・ギルバート氏、竹内久美子氏、竹田恒泰氏。 この中で八木氏がこんな発言をされている。 「女系が天皇になれば、血筋において一般国民との質的な差はなくなり、敬意の対象と...
不思議な反論
不思議な反論
高森明勅
高森明勅 「週刊ポスト」(1月17・24日号)が「国論真っ二つの大激論21」という特集。 その中の「女性天皇に賛成か、反対か」というテーマについては、 私と麗澤大学教授の八木秀次氏が対立する形になっている。 八木氏は「感情論よりも先例に基づくやり方で」との主張。 私は「国民の『8割の支持』こそが正しい声」と。 八木氏は“国民の声”は「感情論ばかり」と一蹴する。 しかし...
昭和天皇のお言葉(続き)
昭和天皇のお言葉(続き)
高森明勅
高森明勅 昭和天皇のお言葉の続きを。   「戦争の終結につきては機会を失せざる様(よう)充分考慮し居る こととは思うが、人類平和の為にも徒(いたずら)に戦争の長びきて 惨害の拡大し行くは好ましからず」 (昭和17年2月12日、大東亜戦争開戦から僅か3ヵ月後には、既に 戦争の終結を探っておられた) 「自分はいかになろうとも、万民の生命を助けたい」 (昭和20年...
昭和天皇のお言葉
昭和天皇のお言葉
高森明勅
高森明勅 昭和天皇の御製と共にお言葉も紹介したい。 今回は主に戦前のお言葉を。  「憲法の停止のごときは、明治大帝の創制せられたるところのものを 破壊するものにして、断じて不可なり」 (昭和6年末~7年春頃、満州事変後の騒然とした国内情勢から、 秩父宮殿下が昭和天皇に憲法を停止して“親政”を実施されては どうかと建議したのに対し)  「美濃部のこと...
昭和天皇の御製
昭和天皇の御製
高森明勅
高森明勅 昭和天皇をお偲びする縁(よすが)として、謹んで御製 (ぎょせい)を掲げさせて戴く。 山山(やまやま)の 色はあらたに みゆれども わがまつりごと いかにかあるらむ (昭和3年、26歳。ご即位後、初めての歌会始にて) 身はいかに なるともいくさ とどめけり ただたふれゆく 民をおもひて (昭和20年、44歳。終戦時のご感想) さしのぼる 朝日の光 へだてなく ...
昭和天皇祭
昭和天皇祭
高森明勅
高森明勅 1月7日、昭和天皇祭。 皇居・宮中三殿の皇霊殿(こうれいでん)で行われた。 天皇陛下のご即位後、初めて。 合わせて、八王子市の武蔵野陵(むさしののみささぎ)にも勅使が差遣され、 幣帛(へいはく)を奉(たてまつ)って拝礼がなされた。 夜には御神楽(みかぐら)も。 ご丁重な祭りだ。 昨年のこの日には、ご譲位前の上皇陛下によって 「昭和天皇三十年式年祭」が厳粛に執...
昨年12月のあれこれ
昨年12月のあれこれ
高森明勅
高森明勅 引き続き昨年12月の身辺の出来事を簡単に。 12月1日、東海ゴー宣道場の打ち合わせ。 初めての名古屋での開催に期待が高まる。 3日、フジテレビ「直撃LIVEグッディ!」のインタビューを受けた。 4日、同番組に出演。昭和から平成への御代替わりと平成から令和への 御代替わりでは大きく様相が異なる。 その事実を改めて指摘し、このような変貌をもたらした上皇陛下の 3...
昨年11月あれこれ
昨年11月あれこれ
高森明勅
高森明勅 暫く近況の報告を欠いていた。 遅れ馳せながら、又一部重なるが、昨年11月のあれこれを(長くなるので 12月は改めて)。私自身の備忘録としても。 11月1日、靖国神社の社報「靖国」11月号に拙稿が掲載された。 私の大嘗祭論が最もコンパクトに纏められた文章だろう。 同日、自民党本部にて「女性議員飛躍の会」の勉強会で皇室典範の改正を 巡りレクチャー。 稲田朋美自民...
皇后陛下の最大のお務めとは?
皇后陛下の最大のお務めとは?
高森明勅
高森明勅 天皇陛下のご即位以来、皇后陛下の輝くような笑顔が印象的だ。 幅広い国民の祝意に、思わず涙を拭われる場面もあった。 本当に喜ばしい。 しかし、いまだご静養は続いている。 くれぐれもご無理はなさらないで戴きたい。 畏れ多いが、皇后陛下にお幸せになって戴く事、お幸せにお過ごし戴く事こそ、 恐らく皇后陛下の最大のお務めではないだろうか。 皇后陛下がお幸せでなければ、...
久しぶりの“ハグ”
久しぶりの“ハグ”
高森明勅
高森明勅 久しぶりにハグをした。と言っても若い女の子とではない。 相手は長女の旦那のシンガポール人の青年だ。 正月早々、仕事で来日した。 もっとも、シンガポールでは旧正月を祝うので、彼らにとって今は「正月早々」 という感覚ではない。 娘は一足早く、年末から日本に帰っている。 1月3日、靖国神社境内に設けられた「福引き所」で娘夫婦と落ち合った。 彼は以前、私が握手だけを...
天皇の「3つのお立場」
天皇の「3つのお立場」
高森明勅
高森明勅 いささか図式的な整理になるが。 私がこれまで述べて来た「天皇の3つのお立場」と、昨年に行われた「3つの皇位 継承儀式」(イ)、新年の「3つの正月行事」(ロ)、それから天皇の「3つのお務め」 (ハ)は、それぞれ対応している。 先ず「3つのお立場」。 ①皇祖の“系統と精神”の継承者(憲法2条に「皇位は世襲」と規定)。 ②国家の公的秩序の頂点(憲法1条に「日本国の...