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ゴー宣道場、高森稽古照今塾
高森明勅
今年のゴー宣道場を振り返って目につく大きな1つは、 作家・泉美木蘭氏の活躍ぶりだろう。 持ち前の正義感と、「泉美探偵事務所」との異名を取る卓越した 調査能力を遺憾なく発揮され、新型コロナウイルス感染症の“実像”を 浮き彫りにする、目覚ましい成果を挙げられた。 ご自身がお1人でテープ起こしから文章化まで手掛けられたという、 漫画家・小林よしのり氏との対談本『新...
皇室法を知らずに制度論?
高森明勅
評論家の八幡和郎氏。 東大法学部を卒業され、通産省(当時)の官僚を経て、 現在は徳島文理大学の教授をされている。 皇室関連の著書も多数あるようだ。 残念ながら、私はほとんど読んでいない。 今回、ある雑誌(『Hanada』2月号)に載った文章をチラリと覗(のぞ)いて、 驚いた。 どうやら、皇室典範や皇室経済法などを読まないまま、皇室関連の制度論に 堂々と論及さ...
上皇陛下の沖縄へのお気持ち
高森明勅
上皇陛下が、初めて沖縄にお出ましになったのは、昭和50年。 昭和天皇の御名代(ごみょうだい)として沖縄海洋博覧会の 開会式に臨まれる為だった。 当時は皇太子でいらした。 これは戦後、皇族が沖縄の地を訪れられた最初でもあった。 同年7月17日、糸満市の「ひめゆりの塔」で上皇后陛下(当時は皇太子妃)と ご一緒に黙祷が終えられた直後、洞窟に隠れていた左翼過激派の青...
男系「絶対」論者は誰か?
高森明勅
来年は、いよいよ皇位の安定継承を巡って、 政治の場で一定の決着を迎えそうだ。 まさに正念場。 この問題について発言して来た論者の中で、男系「絶対」論者というのは、 実は意外と少ない。 この点、今も誤解されている気配があるので、改めて指摘しておきたい。 例えば、百地章氏は、男系優先を強調されつつ、 「万一の場合には、皇統を守るために、女帝さらに女系の選択という...
週刊新潮に宮内庁がクレーム
高森明勅
宮内庁は皇室関連の記事で余りにも事実と異なる報道がなされた場合、 ごくたまに正確な事実関係を指摘することがある。 今回、久しぶりに「週刊新潮」(12月24日号)の記事に対して、 記事の内容を強く否定し、「誠に遺憾」とした(12月18日)。 以下の通り。 「(同誌は)『小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒』と 題する記事を掲載し、12月17日の朝刊に上皇...
「女系」が分からない?
高森明勅
世論調査で、「女系」という概念が理解できているか質問すると、 半数ほどが理解できていなかった、という結果がある (NHK、令和元年9月28日から2日間実施、1539人から回答。 女系の意味を知っているか?「知らない」52%)。 だから、世論調査で「女系天皇」を支持する国民が多くても、 分からずに支持しているのだから意味が無い、という意見も耳にする。 しかし、...
残念な野党議員の「先延ばし」論
高森明勅
どうやら先日の緊急シンポジウムは、私らの予想以上の成果を、 早々ともたらしたようだ。 その時、ご多忙の中をわざわざご参加戴いた国会議員の皆様には、 深く感謝申し上げる。 その中でも、最も熱心にご参加下さったお1人が 立憲民主党所属の某衆院議員。その熱意には敬意を表したい。 但し、残念ながらその考え方には同意し難い。 同議員は、差し当たり皇位継承資格について、...
「皇女一覧表」について
高森明勅
皇室研究の初歩的な資料として、便利な“一覧表”が色々とある。 例えば、「天皇一覧」「皇太子冊立表」「皇太子一覧」「院政一覧」 「三后(皇后・皇太后・太皇太后)一覧」「斎王(斎宮・斎院)一覧」 「近代皇族一覧」「皇居一覧」「年号一覧」「追尊天皇」「不即位太上天皇」 「追尊太上天皇」「廃太子・不即位皇太子(儲君も含む)表」「歴代陵墓表」等。 これらは『日本史総覧...
「聖断」は既に下っている
高森明勅
政府が、皇位の安定継承の在り方を検討する有識者会議の 設置を検討する、との報道があった。 有識者会議を設置するか、どうかは二義的な問題。 当初の「皇女」制度案が“取り下げ”られたらしいことが、重要だ。 又、政府が先延ばしを続けて来たのを改めて、 皇室典範特例法の附帯決議が求めた重要課題(皇位の安定継承と女性宮家の創設)に、 やっと本腰を入れて取り組む姿勢が見...
「皇女」案は一先ず取り下げ?
高森明勅
政府は、無理で非礼な(しかも無知丸出し)の 「皇女」制度案に“すり替える”ことで、皇位の安定継承への検討という、 上皇陛下のご譲位を可能にした特例法が成立した際の、 国会との大切な約束(附帯決議)をホゴにしようとしている。 しかし、同案に対して野党をはじめ各方面からの批判が早々と相次ぎ、 闇雲(やみくも)に前に進めるのが難しくなっている。 更に大島理森衆院議...
皇室無視の「皇女」プラン
高森明勅
宮内庁の池田憲治次長は、定例の記者会見で「皇女」制度案について 質問され、憮然(ぶぜん)とした表情で「宮内庁としては聞いていない」 と答えたという(「週刊朝日」12月18日号掲載の友納尚子氏のレポート)。 やはり、私が推測した通り、同プランに宮内庁は全く関与していなかった。 つまり、天皇・皇后両陛下のお考えを(内々にでも)伺うことなく、 内閣が“勝手に”無理...