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ゴー宣道場、高森稽古照今塾
ゴー宣道場、高森稽古照今塾
高森明勅
高森明勅 今年のゴー宣道場を振り返って目につく大きな1つは、 作家・泉美木蘭氏の活躍ぶりだろう。 持ち前の正義感と、「泉美探偵事務所」との異名を取る卓越した 調査能力を遺憾なく発揮され、新型コロナウイルス感染症の“実像”を 浮き彫りにする、目覚ましい成果を挙げられた。 ご自身がお1人でテープ起こしから文章化まで手掛けられたという、 漫画家・小林よしのり氏との対談本『新...
今年の最大の出来事
今年の最大の出来事
高森明勅
高森明勅 私にとって、公的な方面での今年最大の出来事は、 政府が目論んでいた「皇女」制度案を一先ず押し戻せたことだ。 これはタイミングが幸いした面も大きい。 しかし、きちんとしたロジックを提出すれば、 現実の政治を動かすことが出来る。 ご譲位を可能にする法整備の時に感じたことを、 この度も確認できた気がする(どちらの場合も、外側からは見えにくいが、 実は山尾志桜里衆院...
皇室法を知らずに制度論?
皇室法を知らずに制度論?
高森明勅
高森明勅 評論家の八幡和郎氏。 東大法学部を卒業され、通産省(当時)の官僚を経て、 現在は徳島文理大学の教授をされている。 皇室関連の著書も多数あるようだ。 残念ながら、私はほとんど読んでいない。 今回、ある雑誌(『Hanada』2月号)に載った文章をチラリと覗(のぞ)いて、 驚いた。 どうやら、皇室典範や皇室経済法などを読まないまま、皇室関連の制度論に 堂々と論及さ...
大正天皇の御製詩
大正天皇の御製詩
高森明勅
高森明勅 大正天皇がお詠みになった御製詩(ぎょせいし、漢詩)の数は、 歴代天皇の中で随一。 しかも桁外れに多い。 『列聖全集』(後に「皇室文学大系」として復刊)に収める歴代天皇の中で、 最も多いのが嵯峨天皇(第52代)と後光明天皇(第110代)で、共に 98首(西川泰彦氏『天地十分春風吹き満つ』)。 これに対し、大正天皇の場合、確認できているだけで1367首という (...
大正天皇例祭
大正天皇例祭
高森明勅
高森明勅 12月25日は大正天皇例祭。 大正15年の同日、大正天皇が崩御(ほうぎょ)された。 なので毎年、宮中三殿の皇霊殿にて、同祭が執り行われる。 小祭だから、普通なら天皇と皇太子(今は皇嗣)だけのご奉仕。 しかし、「例祭」の場合、他の皇族方もお加わりになる。 ご先祖への丁重な追慕のお気持ちからだろう。 東京・八王子市の武蔵陵墓地(むさしりようぼち)にある大正天皇の...
上皇陛下のご近況
上皇陛下のご近況
高森明勅
高森明勅 12月23日、上皇陛下の87歳のお誕生日当日、宮内庁上皇職が 陛下のご近況についての一文を公表した。 謹んでその一部をご紹介する。 「仙洞仮御所(せんとうかりこしょ)でのご生活は、 新型コロナウイルスの蔓延により、当初の想定から一変しました。 陛下は、上皇后さまと共に、新型コロナウイルスの感染が国内外で拡大し、 人々の健康と日常生活に大きな影響を及ぼしている...
上皇陛下のお誕生日
上皇陛下のお誕生日
高森明勅
高森明勅 12月23日は、上皇陛下の87歳のお誕生日。 心からお祝い申し上げると共に、幾久しくお健やかに、 穏やかにお過ごし下さることを、祈り上げる。平成の御代(みよ)を 振り返る緣(よすが)として、謹んで御製(ぎょせい)一首を掲げさせて戴く。 上皇陛下にとって、天皇として最後の歌会始となった、 平成31年にお詠みになった御製。 お題は「光」。 贈られし ひまはりの種...
上皇陛下の沖縄へのお気持ち
上皇陛下の沖縄へのお気持ち
高森明勅
高森明勅 上皇陛下が、初めて沖縄にお出ましになったのは、昭和50年。 昭和天皇の御名代(ごみょうだい)として沖縄海洋博覧会の 開会式に臨まれる為だった。 当時は皇太子でいらした。 これは戦後、皇族が沖縄の地を訪れられた最初でもあった。 同年7月17日、糸満市の「ひめゆりの塔」で上皇后陛下(当時は皇太子妃)と ご一緒に黙祷が終えられた直後、洞窟に隠れていた左翼過激派の青...
男系「絶対」論者は誰か?
男系「絶対」論者は誰か?
高森明勅
高森明勅 来年は、いよいよ皇位の安定継承を巡って、 政治の場で一定の決着を迎えそうだ。 まさに正念場。 この問題について発言して来た論者の中で、男系「絶対」論者というのは、 実は意外と少ない。 この点、今も誤解されている気配があるので、改めて指摘しておきたい。 例えば、百地章氏は、男系優先を強調されつつ、 「万一の場合には、皇統を守るために、女帝さらに女系の選択という...
週刊新潮に宮内庁がクレーム
週刊新潮に宮内庁がクレーム
高森明勅
高森明勅 宮内庁は皇室関連の記事で余りにも事実と異なる報道がなされた場合、 ごくたまに正確な事実関係を指摘することがある。 今回、久しぶりに「週刊新潮」(12月24日号)の記事に対して、 記事の内容を強く否定し、「誠に遺憾」とした(12月18日)。 以下の通り。 「(同誌は)『小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒』と 題する記事を掲載し、12月17日の朝刊に上皇...
「女系」が分からない?
「女系」が分からない?
高森明勅
高森明勅 世論調査で、「女系」という概念が理解できているか質問すると、 半数ほどが理解できていなかった、という結果がある (NHK、令和元年9月28日から2日間実施、1539人から回答。 女系の意味を知っているか?「知らない」52%)。 だから、世論調査で「女系天皇」を支持する国民が多くても、 分からずに支持しているのだから意味が無い、という意見も耳にする。 しかし、...
残念な野党議員の「先延ばし」論
残念な野党議員の「先延ばし」論
高森明勅
高森明勅 どうやら先日の緊急シンポジウムは、私らの予想以上の成果を、 早々ともたらしたようだ。 その時、ご多忙の中をわざわざご参加戴いた国会議員の皆様には、 深く感謝申し上げる。 その中でも、最も熱心にご参加下さったお1人が 立憲民主党所属の某衆院議員。その熱意には敬意を表したい。 但し、残念ながらその考え方には同意し難い。 同議員は、差し当たり皇位継承資格について、...
「皇女一覧表」について
「皇女一覧表」について
高森明勅
高森明勅 皇室研究の初歩的な資料として、便利な“一覧表”が色々とある。 例えば、「天皇一覧」「皇太子冊立表」「皇太子一覧」「院政一覧」 「三后(皇后・皇太后・太皇太后)一覧」「斎王(斎宮・斎院)一覧」 「近代皇族一覧」「皇居一覧」「年号一覧」「追尊天皇」「不即位太上天皇」 「追尊太上天皇」「廃太子・不即位皇太子(儲君も含む)表」「歴代陵墓表」等。 これらは『日本史総覧...
「聖断」は既に下っている
「聖断」は既に下っている
高森明勅
高森明勅 政府が、皇位の安定継承の在り方を検討する有識者会議の 設置を検討する、との報道があった。 有識者会議を設置するか、どうかは二義的な問題。 当初の「皇女」制度案が“取り下げ”られたらしいことが、重要だ。 又、政府が先延ばしを続けて来たのを改めて、 皇室典範特例法の附帯決議が求めた重要課題(皇位の安定継承と女性宮家の創設)に、 やっと本腰を入れて取り組む姿勢が見...
「皇女案」顛末
「皇女案」顛末
高森明勅
高森明勅 政府が、皇位の安定継承の在り方を検討する有識者会議の設置を、 検討しているという(産経新聞12月12日付)。 これが事実なら、2つのことを意味しているだろう。 その1つは、先に報じられた「皇女」制度案が、 一先ず取り下げられたこと。 もう1つは、皇位の安定継承への検討をこれ以上、“先延ばし“するのを 断念したらしいこと(こちらは、まだまだ予断を許さないが)。...
天皇、上皇、皇族
天皇、上皇、皇族
高森明勅
高森明勅 皇室を構成されているのは天皇と上皇と皇族。 皇族は天皇のご一族なので、天皇ご自身は勿論(もちろん) 皇族ではない。 皇族の具体的な内容は、皇室典範に以下の通り規定されている。 皇后・太皇太后・皇太后・親王・親王妃・内親王・王・王妃・女王。 先頃の「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」によって、 上皇后も新たに皇族と位置付けられた(同4条)。 一方、上皇は、も...
「皇女」案は一先ず取り下げ?
「皇女」案は一先ず取り下げ?
高森明勅
高森明勅 政府は、無理で非礼な(しかも無知丸出し)の 「皇女」制度案に“すり替える”ことで、皇位の安定継承への検討という、 上皇陛下のご譲位を可能にした特例法が成立した際の、 国会との大切な約束(附帯決議)をホゴにしようとしている。 しかし、同案に対して野党をはじめ各方面からの批判が早々と相次ぎ、 闇雲(やみくも)に前に進めるのが難しくなっている。 更に大島理森衆院議...
皇子、皇女、皇孫
皇子、皇女、皇孫
高森明勅
高森明勅 内閣が検討していると報じられた「皇女」制度案。 そのネーミングの“恥ずかしさ”が半端でない。 無知の程度が激しい。 皇女とは改めて言うまでもなく、天皇のご息女に当たる方に“限って ”遣(つか)われる言葉。 女性皇族の中でも、血縁が天皇に最も近く、それだけ尊貴なお立場だ。 なのに、それを皇族の身分を離れた女性に、尊称として一律に 遣うつもりだという。 身分の“...
皇室無視の「皇女」プラン
皇室無視の「皇女」プラン
高森明勅
高森明勅 宮内庁の池田憲治次長は、定例の記者会見で「皇女」制度案について 質問され、憮然(ぶぜん)とした表情で「宮内庁としては聞いていない」 と答えたという(「週刊朝日」12月18日号掲載の友納尚子氏のレポート)。 やはり、私が推測した通り、同プランに宮内庁は全く関与していなかった。 つまり、天皇・皇后両陛下のお考えを(内々にでも)伺うことなく、 内閣が“勝手に”無理...
皇后陛下のお誕生日
皇后陛下のお誕生日
高森明勅
高森明勅 12月9日は皇后陛下の57歳のお誕生日。 心からお祝い申し上げる。 皇后陛下のお誕生日に際してのご感想から。 「我が国では、幸いにして、今までのところ(新型コロナウイルス感染症の) 感染爆発のような事態には至らずに、諸外国と比べるとある程度の規模に 抑え込むことができておりますが、これは感染症対策の専門家の方々の 見識とご尽力、政府や地方自治体による取組(と...