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「4つのシナリオ」の見通し
高森明勅
今年こそ解決すべき皇位の安定継承への取り組みについて、 先に4つのシナリオを想定した。 一先ずこれを元に、現時点での見通しを述べておこう。 政府は当初、③の特別職の国家公務員案で押し切るつもりだった。 その場合、①の「男系男子」限定の“縛り”を見直して、女性・女系天皇と 女性宮家を認める皇室典範の改正を求めても、③と①の“綱引き” になってしまう。 そうする...
皇位の安定継承、4つのシナリオ
高森明勅
長年、放置され続けて来た皇位の安定継承への取り組み。 今年こそ解決を図らなければならない。 その場合、どのようなシナリオを想定できるか。 シンプルに整理すれば、以下の4通りのケースが考えられよう。 ①皇位の安定継承に向けて、女性・女系皇族の即位を可能にし、 それが実際に機能できるようにする為に、女性宮家を創設する。 ②皇位の安定継承への取り組みを先延ばしして...
政府は「旧宮家案」を既に断念?
高森明勅
安倍政権は7年8カ月も続いた。 その間、「安倍一強」と呼ばれた時期が長かった。 国会では「男系の重み“など”を踏まえ“ながら”」という (霞ヶ関文学〔官僚作文術〕の「最高傑作」的な)答弁を 何度も披露して来た。 にも拘(かかわ)らず、「男系維持」論者が唱えて来た、 旧宮家系国民男性が(ご結婚という人生の一大事を介さないで) “そのまま”新たに皇族の身分を取得...
現憲法下の「不敬罪」
高森明勅
皇室の尊厳を守る法的な仕組みとして、刑法には元々、天皇・皇族などへの 「不敬ノ行為」を処罰する不敬罪などが規定されていた(73~76条)。 しかし、被占領下にGHQの指示によって廃止された(昭和22年10月26日)。 その不敬罪が最後に適用されたのが、いわゆる 「プラカード事件」(同21年5月19日)だった。 プラカード事件とは、同日の「食糧メーデー」デモに...
安倍氏「仮病」退陣説?
高森明勅
衆議院事務局に長年勤め、議会運営と法律運用に精通する、 元参議院議員の平野貞夫氏。 安倍晋三前首相の退陣の仕方に疑問を投げ掛けておられる。 「私は安倍首相が健康上の理由で辞任したことについては、 憲法上の疑義が生じると考えている。 安倍首相は辞任の理由として、持病である『潰瘍性(かいようせい) 大腸炎の再発』を挙げた。 …しかし、実際に安倍首相が潰瘍性大腸炎...
「本離れ」から「知識離れ」へ?
高森明勅
気になる文章を見掛けた。 「今の世の中はこれだけインターネットが普及しているのだから、 ネットが使えない高齢者はともかく、中高年までは分からないことが あっても、自分で検索して調べることはできるはずだ。 ところが、それすら試みない人は意外なほど多い。 分からないことや疑問に感じたことがあっても、調べない。 ほんのわずかな時間、キーワードを検索にかければ出てく...
新型コロナ重症者の人数
高森明勅
新型コロナウイルス感染症がどの程度、恐ろしい病気なのか。 その実態については、PCR検査の陽性者(その多くは無症状又は 軽症)と共に、重症者の人数を知っておく必要がある (死者は昨日、取り上げた)。 緊急事態宣言発令決定の直前、1月6日時点での年齢別の数は以下の通り (東洋経済オンライン「新型コロナウイルス 国内感染の状況」より)。 80代以上―68人、70...
まだ40年ある?神風が吹く?
高森明勅
安倍内閣に設けられた上皇陛下のご譲位を可能にする 法整備に向けた有識者会議(ヘンテコな名称だったが)の 座長代理を務めた御厨貴(みくりや・たかし)氏。 当時、皇位継承の将来について、安倍前首相と会話した時の やり取りを明かしている(週刊朝日1月1・8日合併号)。 御厨氏「悠仁さんの先はどうするんですか」 安倍前首相「まだ40年あるよ。その間に日本は“神風”が...
ある反天皇論者の本音
高森明勅
元は左翼系のベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)の活動家だったO氏(女性)。 私が初めてテレビに出演した番組(「朝まで生テレビ」、平成元年11月24日放送か) でご一緒した。 番組の中では「皇室なんて税金の無駄遣い!」とか述べ立てて、 バリバリの反天皇論者ぶりを発揮しておられた。 ところが、控え室での発言は違った。むしろ違い過ぎ。 「皇室の将来は安泰だわ。 ...
“現状”では男系を最“優先”?
高森明勅
共同通信が次のような記事を配信した(1月3日、12時29分配信)。 「菅義偉首相は3日放送のニッポン放送ラジオ番組で、 国会が速やかな検討を求めている安定的な皇位継承策を巡り 『現状においては、男系継承は最優先にすべきだ』と語った。 …一方、旧宮家(旧皇族)の男系男子の皇籍復帰に関しては 『私の立場で発言することを控えたい』と述べるにとどめた」と。 菅首相が...
天皇・皇后両陛下からビデオメッセージ
高森明勅
新年に当たり、宮内庁は、天皇・皇后両陛下から国民への “おことば”を、ビデオメッセージとして公表した。 両陛下の国民への濃(こま)やかなお心配りが拝され、有難い。 先ず、天皇陛下のおことばから。 「この(新型コロナウイルス)感染症により、私たちの日常は 大きく変わりました。 特に、感染拡大の影響を受けて、仕事や住まいを失うなど困窮し、 あるいは、孤独に陥るな...
「皇女案」批判のおさらい
高森明勅
政府が検討していた「皇女」制度案。 今後も看板を掛け替えて再浮上する可能性が皆無ではない。 そこで念の為に、先頃、共同通信から配信された拙稿を掲げて、 参考に供する(タイトルは私が提出したもの。新聞掲載時には変更)。 「皇女」制度案の問題点 先頃、政府が皇族の減少への対策として、未婚の女性皇族が今後、 結婚により国民の仲間入りをされた後も、「皇女」という尊称...