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国民民主党、改憲へのビジョン
高森明勅
12月7日、国民民主党が同党の憲法調査会(山尾志桜里会長)での 討議を踏まえ、「憲法改正に向けた論点整理」を公表した。 野党が憲法全体に亘(わた)る改正構想を、責任ある形で提案したのは、 画期的な出来事だろう。 その主なポイントは以下の通り(産経新聞12月8日付による)。 〔1〕人権保障(サイバー空間での個人の尊重。同性婚の保障) 〔2〕地方自治(住民自治・...
保守の天皇「否定」論
高森明勅
かつて、上皇陛下が(国民の為に)ご譲位への お気持ちを示唆された頃。保守系の論者の中に、 それに公然と背(そむ)こうとする者らがいた。 彼らの言い分はこうだった。 「天皇は存在するだけで有難い。 宮中の奥深くで、ただお祈りだけして下さればよい。 だから、ご譲位は必要ない」と。 これは、“以前の”辻元清美衆院議員が「天皇制を廃止しろ」 という考えから、「1条か...
厳しく筋を通された秋篠宮殿下
高森明勅
秋篠宮殿下のお誕生日に、事前に行われた記者会見の内容が、 公表された。 だが、ご長女の眞子内親王殿下のご結婚に言及された 部分の“厳しさ”に、余り気付かれていないようだ。 なので、特に触れるつもりは無かったのだが、改めて取り上げる。 先ず、秋篠宮殿下は、これまで“結婚は認めない”という言い方は 一切なさっていない。 この点が殆(ほとん)ど見落とされているよう...
「皇女」プランの非人道性
高森明勅
12月1日は天皇・皇后両陛下のご長女、 敬宮(としのみや、愛子内親王)殿下の19歳のお誕生日だった。 心からお慶び申し上げる。 お健やかなご成長は尊く、嬉しい限り。 両陛下から、様々なものを確かに受け継いでおられるご様子が拝され、 国民として誠に有難い。 ところが、政府は長年、懸案になっている皇位の安定継承について、 真剣な取り組みを又々回避しようと図ってい...
「皇女」プラン、政府の誤算
高森明勅
共同通信が次のような記事を配信した(11月30日、16時38分配信)。 「菅義偉首相は30日の参院本会議で、安定的な皇位継承策の結論を 出す時期について明言を避けた。 『静かな環境で検討が行われるよう配慮する必要があり、 現時点で具体的な日程は言えない』と述べた。 …立憲民主党の枝野幸男代表は記者会見で、政府が皇族数減少に伴う 皇室活動の担い手確保策として検...
秋篠宮殿下のお誕生日
高森明勅
11月30日は秋篠宮殿下の55歳のお誕生日。 国民の1人として心からお祝いを申し上げる。 恒例の記者会見でのご発言は、殿下らしく誠実かつ率直でご立派だった。 例えば、立皇嗣の礼について、以下のようにお述べになった。 「私自身…(新型コロナとインフルエンザの両方が流行する時期に行うことに) 少しそのことは気にはなっていましたけれど、これ自体は国事行為 でありま...
「養子」の離縁率は意外と高い
高森明勅
旧宮家系国民男性が「養子」として皇室に入れるように 制度を改正すれば良い、という提案がある。 しかし、制度改正をすれば、わが子を養子として 皇室に入れようとする人物が現れる訳ではない。 又、そのような養子を受け入れる宮家が実際にあるかも疑問だ。 更に、私の身近で、国民同士の養子縁組みがうまく行かなかった実例を、 いくつも知っている。 国民同士でもそうなら、皇...
国民民主党の玉木代表「皇女」制度案を批判
高森明勅
国民民主党の玉木雄一郎代表が11月26日の記者会見で、 政府が検討していると伝えられる「皇女」制度案を真正面から批判された。 共同通信・時事通信が配信した記事によれば、その主な批判点は以下の3つ。 1 皇位の安定継承に直接寄与しない。 2 ご結婚後、一般国民になられるなら、任務を辞退する自由も 当然保障されるはずだが、暗黙の強制になるのは問題だ。 3 「皇女...
皇位継承問題、5つの事実
高森明勅
11月25日、参議院議員会館で緊急シンポジウムを開催した。 最初に発言した私は、国民が(勿論、国会議員も含めて)) 広く認識を共有すべき5つの事実について、簡潔に説明した。 その時に配ったレジュメの内容は以下の通り。 1 「立皇嗣の礼」によって秋篠宮殿下が次の天皇として確定したのではない。 2 上皇陛下のご譲位を可能にした特例法の附帯決議は、先延ばしすること...
皇室を滅ぼす「皇女」制度プラン
高森明勅
共同通信が以下のような記事を配信した(11月24日、6:00時配信)。 「政府が皇族減少に伴う皇室活動の担い手として、 女性皇族が結婚した後に『皇女』の尊称を贈り、 公務への協力を委嘱する新制度を検討していることが分かった。 皇籍を離れた後も活動に関わってもらい、皇室の負担軽減を目指す。 結婚後も皇族の身分を保持する『女性宮家』の創設は、 女系天皇の容認につ...
皇位継承、現行制度下での将来
高森明勅
今の制度がそのまま維持されたら、皇位継承の将来はどうなるか。 敢えて、比較的可能性が高いと考えられる予測を、試みてみよう。 天皇陛下がご高齢になられ、譲位をなさる場合。現在は皇嗣で いらっしゃる秋篠宮殿下も、(陛下より僅か5歳お若いだけなので) 既にご高齢になっておられる。 そこで、皇室会議の議決によって、皇位継承の順序を変更し、 現在は継承順位が第2位の悠...
皇室典範・第1条を改正すると…
高森明勅
改めて言う迄もなく、側室が不在で、非嫡出の継承可能性が無くなった以上、 皇位の安定継承、皇室の存続と「聖域」性の保持を願うなら、 皇位(と宮家)の継承資格を「男系男子」限定し続けることは出来ない。 この点への理解は、以前に比べて格段に広がっているはずだ。 これを踏まえて、皇室典範の第1条(皇位継承の資格)を改正すれば、 以下のようになる。 「皇位は、皇統に属...
「楯の会」憲法改正草案の“謎”
高森明勅
三島由紀夫が結成した「楯(たて)の会」(隊長は三島自身。 かの「三島事件」は、別名「楯の会事件」とも呼ばれる)。 同会では、独自の憲法改正草案を作成すべく、 憲法研究会(阿部勉代表)を組織していた。 同研究会がまとめた改憲草案の「おおむねの内容(の一部?)」は、 後に公表された(平成15年、松藤竹二郎氏によるのが最初か)ものの、 さほど注目されていないようだ...
「三島事件」アンケート(2)
高森明勅
『諸君!』平成11年12月号の「三島事件」アンケートの続き。 田中角栄元首相の秘書だった政治評論家の早坂茂氏。 「(事件当時)4期目の自民党幹事長に留任した田中角栄の政務・政策秘書だった。 …事件知ったのは、衆議院2階の自民党幹事長室である。 角栄が『バカもん』と呟(つぶや)いた。 …予言者は世に容(い)れられず。 …お仕着せ憲法の見直しは行方(ゆくえ)定め...