高森明勅

天皇陛下の過酷なスケジュール

高森明勅

皇室・皇統問題
2018年 9月 25日
天皇陛下には、先にも書いたように、
西日本豪雨の被災者をお見舞い下さるべく、
先週14日の岡山県に続き、21日にも
愛媛・広島両県に日帰りで、お出ましになった。
 
2週連続だ。
 
しかも、それぞれ閣議がある日に重なった為、
お帰りになった後に、お疲れを押して、
内閣から届いた上奏書類の決済をされた。
 
これは、当日の内になさるのが原則だからだ。
 
ところが21日の場合、
この日の内には処理し切れないで、
更に翌日もご執務に当たられた。
 
陛下のご負担を考えると、
畏れ多く、まことに申し訳ない次第だ。
 
更に翌日の23日は、
皇室祭祀の中でも大切な秋季皇霊祭・同神殿祭が、
三権の長らも参列して、厳粛に執り行われた。
 
ご高齢の陛下には、
余りにも過酷なスケジュールではあるまいか。