小林よしのり

「空気感染」という錯誤

小林よしのり

日々の出来事
2021年 10月 15日

今日はやっと『ゴー宣』第144章のコンテを終える。
この仕事に日数がかかりすぎて、「ファクターZ」のために
とっておいた週末が消滅してしまった。

「空気感染」ではないということを徹底的に論証しなければ、
マスクが終わらない。
もちろんマスクは「世間体」だということは知っているが、
その根底にはコロナは「空気感染」という認識がある。
マスクがコロナの感染対策だと信じている限りは、人々の
素顔を見られる日はもっとずっと先になる。

この章の発売は5週先なのだが、どうせマスク全体主義は
続いている。絶対に続いている。
わしが描いてもすぐに終わるはずもないが、それでも知的
誠実さを持つ者たちが科学で説明できるようになることは
重要だ。

正常な社会に一歩でも近づけなければ、全く無意味なこと
を強いられる全体主義に、いつまでも巻き込まれてしまう。
ましてや子供まで犠牲になっているのは許せない。

世間に対して勇気ある態度で抵抗することは大事である。
だが世間に対して科学で説得することも諦めてはいけない。
特にこれは世間を狂わせた専門家への挑戦状だ。