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継体天皇は「皇族」として即位
高森明勅
歴代天皇の中で、天皇との血縁が飛び抜けて遠かった継体天皇 (26代、応神天皇の5世の孫)。 しかし、決して皇族(王族)の身分を失っていなかった。 それを証明するのが、和歌山県の隅田(すだ)八幡神社に伝わる 人物画像鏡(国宝)だ。同鏡の銘文に記されている 「癸未年(きびねん、みずのとひつじのとし)」という年紀を何年に比定するか。長く見解が分かれていた。 しかし...
皇籍復帰を拒絶された実例
高森明勅
歴史上、皇族がその身分を離れ、臣下として長い歳月を 経た為に、皇籍への復帰を拒絶された事例がある。 その1つを紹介する。室町時代の四辻善成(よつつじよしなり)のケースだ。 順徳天皇の孫・尊雅(たかまさ)王の子という(天皇から3世)。 源氏物語の注釈書『河海抄(かかいしょう)』などの著者 として知られる。「四辻善成…は31歳の時に臣籍(しんせき)降下して 北朝...
足利義満「皇位簒奪」説は無理
高森明勅
金閣寺ゆかりの室町将軍、足利義満が皇位の簒奪を狙っていたという仮説。 それを否定する次のような指摘もある。 「義満の死後、朝廷は義満に太上(だいじょう)法皇の尊号を追贈 しようとしたが、斯波義将(しばよしゆき)の意見で幕府はこれを 辞退している。 …この太上法皇追贈をもって、義満が愛児義嗣(よしつぐ)を皇位につける 遠謀をいだいていたと推定する見解もあるが、...
岡山県は休業要請の解除なし?
高森明勅
5月14日、全国の都道府県のうち、39県が緊急事態宣言を解除された。 それに伴い、各地でこれまでの休業要請を見直す動きが進んでいる。 わが郷里、岡山県の様子はどうか? 改めて注意を向けると「岡山、徳島は当初から休業要請していない」(共同通信5月15日配信)とか。休業要請を解除する以前に、徳島県と共に、休業要請自体を行っていなかったとは。そう言えば...
Zoomで高森稽古照今塾
高森明勅
先日、Zoomとやらを利用してライブ配信方式で 高森稽古照今塾の講義。 私にとっては初めてのZoomによる講義だ。 事前には少し気になることもあった。 この塾は、元々「爆笑!目からウロコ塾」と名乗るつもりだったほど、講義中、大切な知識の紹介と共に、受講生らを思いっ切り笑わせるのを取り柄としている…つもり。だが、双方向と言っても、オンラインで彼ら彼...
足利義満は皇位簒奪を狙ったか?
高森明勅
室町幕府3代目の将軍、足利義満。彼が皇位の簒奪 (さんだつ=臣下が君主の地位を奪い取ること)を企てたとの 学説がある(近年では今谷明氏の説など)。 しかし、果たして事実だったのか。 今の学界ではとても広く支持されているとは言えないだろう。 例えば、以下のような批判がある。「(簒奪説が)大きな根拠のひとつとして注目してきたのが… (義満の実母)良子(よしこ、)...
「伝統の森」100選
高森明勅
先日、NPO法人社叢(しゃそう)学会理事長で京都大学名誉教授 ・秩父神社宮司の薗田稔先生に、久しぶりにお目にかかる機会が あった。先生には大学院でご指導戴いて以来、様々なご縁を戴いている。しかし、近年は拝眉の機を得ないでいた。ご高齢にも拘らず矍鑠(かくしゃく)としたご様子。 いつもながらお優しく、穏やかで、しかも知的刺激に富んだ会話は、とても楽し...
男女平等選挙の意外な新しさ
高森明勅
現代の日本人には、女性に“だけ”選挙権が無い状態は 想像しにくいし、そうした状態はおよそ不合理極まりないものと 感じられるだろう。 だが、世界の各国においても、男女が平等に選挙権を 行使できるようになったのは、比較的新しい。 1919年に、ドイツで男女が平等な普通選挙(財産などの制限が無い 選挙)が行われたのが、一国規模の選挙としては最初だろう。 但しこの前...
メディア・リテラシー
高森明勅
『新しい公民教科書』(自由社)はメディア・リテラシーの 大切さにまで言及している。以下の通り(31節)。「マスメディアは世論を特定の方向に誘導していくことも可能です。 マスメディアの機関は、政治についての特定の意見や主張を もっていることがあります。 新聞の場合、同じできごとについての各社の社説を比較すると、 意見の相違がはっきりと分かります。 また、事実の...