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皇居勤労奉仕、見送り
高森明勅
9月15~18日にかけて、今年の皇居勤労奉仕を予定していた。 奉仕団のメンバーは、高森稽古照今塾の受講者を中心に、 20代・30代の若い社会人達(よく4日間も休みを取れたものだ)。 私1人だけが年寄りだ。 ところが8月6日に、若くて可愛らしい女性団長から連絡があった。 宮内庁から、新型コロナウイルスの感染状況と厳しい暑さによる 熱中症の恐れから、9月の勤労奉...
女性宮家と当事者のお気持ち
高森明勅
「皇室問題は当事者の考えも重要」(所功氏)という指摘がある。 これは全くその通り。 当事者のお気持ちを頭から無視するような議論は、到底認められない。 しかし、万が一にもそれを口実にして、皇室存続の為に必要不可欠な制度改正を、 徒(いたずら)に先延ばしすることがあってはならないだろう。 女性宮家の創設と当事者のお気持ちの関係をどう考えるべきか。 私が以前、女性...
皇位の安定継承、不思議な意見
高森明勅
皇統問題を巡って時折(又はしばしば)奇妙な意見を見掛けることがある。 例えば―。 「皇室問題は当事者の考えも重要だ。 明治以降の皇室典範では、皇位継承者を男系男子のみに限定し、 皇族女子は一般男子と結婚すれば、皇籍を離脱することになっている。 このルールを急に変えると、当事者の女性皇族は、大変お困りになる。 現行法のもとで生まれ育った当事者には、原則として現...
皇統問題のタイムリミット
高森明勅
皇位の安定継承を目指す皇室典範の改正。 20年・30年も先まで延ばしてよい、と勘違いしてはならない。 タイムリミットが迫っている。 今のままなら、内親王・女王方は皆様、ご結婚と共に皇族の身分を 離れられる。 差し当たり、女性宮家の対象と考えられるのは、天皇とのご血縁が近い内親王方。 しかし、秋篠宮家の内親王方については、眞子殿下だけでなく、 佳子殿下について...
皇室典範第1条改正案
高森明勅
側室が不在で非嫡出による皇位継承の可能性がないのであれば、 皇室の「聖域」性を守りつつ皇位の安定継承を目指す為には、 ただ1つの選択肢しかない。 明治以来の「男系男子」という(元々は側室の存在と非嫡出の継承可能性 を前提とした)継承資格の限定を、はっきりと解除することだ。 その場合、皇室典範第1条はどのように改正されるべきか? およそ以下のようになろう。 ...
「男系」限定のゆくえ
高森明勅
皇室の「聖域」性を守りながら、皇位の安定継承を目指すには、 どうすれば良いか? 皇統問題の焦点は“この1つの問い”に集約できる。 前提となるのは、これまで皇位と宮家の「男系」継承に絶大な貢献をしてきた 側室が不在で、非嫡出による継承の可能性が無くなったこと。 従前、正妻たる方に男子がお1人も生まれなかったのは、天皇で約35%、 宮家(4世襲親王家)で約54...
台湾との防衛対話が「空白」
高森明勅
海上自衛隊幹部学校から『海幹校戦略研究』最新号(第10巻1号、 令和2年7月刊)が送られて来た。 その中に、防衛研究所教育部長の山本勝也1等海佐の論文 「安全保障の空白 最も脆弱(ぜいじゃく)な台湾正面」が載っていた。 読んで驚いた。 安全保障上の観点から、日本は自国を取り巻く(北朝鮮を例外として) 全ての国々と、危機的な事態を回避する為に、何らかの形での相...
新型コロナ、民主主義VS共産主義
高森明勅
台湾での新型コロナウイルス対策成功の実態を紹介された藤重太氏は、 その事実が国際政治力学の面でも重要な意味を持ったことを、指摘されている。 傾聴すべき発言だ。 「感染の発生源であった中国は、いつの間にか感染を克服したと吹聴し、 世界を救うヒーロー、世界の新しいリーダーになろうと躍起になっている。 これに対して『国家ですらない台湾』の活躍は、自由主義世界の最後...
新型コロナ、日本と台湾
高森明勅
台湾では、社会と経済を深く傷付けずに、新型コロナウイルスによる 犠牲者を最小限度に抑えることに成功した。 長期にわたる全国一斉休校という、有害無益な愚策で子供や家庭を 苦しめなかったし、自粛を巡って国民が分断されることも避けた。 その経緯を熟知している藤重太氏は、日本の対応をどのように評価されるか。 「日本は数字的には欧米に比べれば感染者数・死者数とも抑え込...
中学校中退、35歳で上級大臣
高森明勅
台湾関係で、この件は比較的広く知られているだろうから、 改めて取り上げる迄もないかも知れない。 でも、念の為に。唐鳳(とうほう、オードリー・タン)デジタル担当政務委員 (上級大臣)のことだ。 又、藤重太氏の著書(『国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦』)から 引用させて戴く。 「(台湾での)全国のマスクの在庫一覧システムを作るための情報を 民間IT企業に公開し...
台湾の勝利、日本の敗北
高森明勅
台湾の政府(経済部)系シンクタンクの顧問を務めておられた 藤重太氏から新刊の『国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦』 (産経新聞出版)を贈呈して戴いた。 台湾が今、国際社会で「新型コロナ対策の優等生」と見られていることは、 よく知られているだろう。 しかし、その「対策」の詳しい実態はどうなのか? 私もかねて気になっていた。 その疑問に、台湾大学を卒業され、台...
美濃部達吉の「象徴天皇」論
高森明勅
戦後憲法学の源流に位置するのが、改めて指摘するまでもなく、 宮澤俊義氏だ。 同氏の恩師は「天皇機関説」を唱えた美濃部達吉博士。 その美濃部博士の「象徴天皇」論を紹介する。 「新憲法に於(お)ける天皇の国法上の地位に付いては、 憲法(1条)には、『天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の 象徴であつて、この地位は、主権の存する国民の総意に基く』と 曰(い)つて...