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安倍首相が辞任へ
安倍首相が辞任へ
高森明勅
高森明勅 8月28日、安倍晋三首相が辞任を表明した。 安倍政権は何を成し遂げ、何を成し遂げることが出来なかったか。 何を行うべきであったのに、それをなし得なかったか。 何を為すべきではなかったのに、それを行ってしまったか。 それらについては、国民がそれぞれ判断すべきだろう。 私自身としては、第2次政権が発足した直後、政府の取り組みとして、 ようやく本格的に進められよう...
悠仁殿下がお1人になってしまう
悠仁殿下がお1人になってしまう
高森明勅
高森明勅 先日、読売テレビの「そこまで言って委員会NP」の収録に臨んだ際に、 皇位の安定継承を巡る議論の中で、私に対して少し興奮気味に、 「あなたは予言者でもないのに、悠仁殿下が男子に恵まれないと 決めつけるんですか!」と罵倒された、著名なジャーナリストの方がいた。 私は「男子に恵まれるかどうか以前に、結婚できないかも知れないと 心配しているんです」という答え方をした...
「旧宮家」案の実情
「旧宮家」案の実情
高森明勅
高森明勅 皇位の安定継承を巡り、旧宮家系国民男性に結婚という 人生の一大事を介さないで、そのまま皇籍の取得を可能にしてはどうか、 との提案が以前から一部でなされている。 しかし、「側室」が不在で「非嫡出」の継承を認めない条件下で、 明治以来の「男系男子」の“縛り”を維持していたら、“もし”そのような 手立てが可能だったとしても、将来への安定性は確保し難い。 過去の宮家...
「思考停止」の岸田文雄氏
「思考停止」の岸田文雄氏
高森明勅
高森明勅 自民党の岸田文雄・政調会長は8月24日の記者会見で、 皇位の安定継承について問われた。 それへの回答は 「男系天皇を維持してきた歴史の重みは強く感じる。 重みを受け止めて考えていきたい」 というもの(共同通信8月24日、20時19分配信)。 事実上の無回答。 今さら「考えていきたい」とは何事か。 これまで、日本の将来にとってこの上なく大切な同テーマについて、...
河野太郎氏の「女系」容認論
河野太郎氏の「女系」容認論
高森明勅
高森明勅 河野太郎・防衛大臣。 前に、拡大版ゴー宣道場にゲストとして参加して戴いた。 外務大臣・防衛大臣を歴任され、政治家として一層、輝きを増しておられる。 将来の有力な首相候補のお1人だろう。 その河野氏が、側室の不在を理由に、男系維持の困難さを指摘され、 「男子のお世継ぎがいなくなったときにどうするのか、考えておく必要がある」 「愛子さまをはじめ内親王のお子さまを...
炎天下のマスク
炎天下のマスク
高森明勅
高森明勅 8月に入ってからの東京都内の熱中症による死者の数は148名(8月20日時点)。 これに対し、新型コロナウイルスによる死者は16名(同)。 断然、熱中症による死者の方が多い(10倍近く)。 にも拘らず、炎天下の屋外で、いわゆる「3密」とも言えない状態なのに、 顔の半分程も隠すようなマスクを着けている人を、多く見かける。 これは、熱中症の危険性を考えると、余り感...
日本書紀の中の「歴史回想」
日本書紀の中の「歴史回想」
高森明勅
高森明勅 私らが、歴史を回想しようとする場合、その“原点”となるのが日本書紀。 その日本書紀自体の中に、歴史を回想する場面がいくつも出て来る。 例えば、推古天皇15年(西暦607年)2月条に次のような記事がある。 「9日、推古天皇が詔(みことのり)を下して、 『聞けば、昔、我が祖先の歴代天皇たちは、世の中を治めるに当たり、 天地に身の置き所が無いほど謹(つつし)んで、...
コレラ禍のパリにて
コレラ禍のパリにて
高森明勅
高森明勅 著名な「愛と革命」の詩人、ハインリヒ・ハイネ。 1832年にコレラが突然フランスで流行して、毒物混入の流言蜚語(ひご)を 警察当局が認めるような公示を出し、これに激昂(げきこう、げっこう) した民衆が、“怪しげ”な人間を次々に虐殺して回った事件を、 パリの現地から報告していた。 「ヴォラジール通りでは、白い散薬を持っていたため2人が殺された。 私が見たとき、...
2・26事件と折口信夫
2・26事件と折口信夫
高森明勅
高森明勅 日本の近代史上、最大の「反乱」とされる2・26事件。 民俗学者の折口信夫(おりくち・しのぶ)はどう対応したか。 その最期を看取った岡野弘彦氏の発言が興味深い。 「2・26事件の後ですぐさま、〈おおきみ(大君=天皇)の伴 (とも=側近くに寄り添い従う者、従者)のたけを(建男=強く勇ましい男) と頼みしが、きのふ(昨日)もけふ(今日)も 人をころ(殺)しつ〉 と...
「初孫」LINEスタンプ
「初孫」LINEスタンプ
高森明勅
高森明勅 私が携帯電話を使い始めたのは14年前。 世間よりはだいぶ遅い。 秋篠宮妃紀子殿下のご懐妊が明らかになり、いよいよご出産も近付いた頃、 テレビ朝日のスタッフから、特別番組を企画しているので、 急な出演依頼を受けて貰えるように、携帯を持って欲しい、と懇願された。 費用は全部、テレビ局が持つ、という話では全然なかったが、 これを機会に、思い切って“携帯”なる新しい...
第1回「気まま的」勤労奉仕?
第1回「気まま的」勤労奉仕?
高森明勅
高森明勅 前に述べたように、9月に予定されていた「皇居勤労奉仕」は、 宮内庁の判断で見送りになった。 これは至極当然の判断だろう。 もちろん、喜んでその判断に従う。 しかし、私が講師を務める事前勉強会は、当初の予定通り行った。 わざわざ大阪から上京してまで、勉強会に参加してくれた熱心な若者もいた。 彼は会社の仕事を調整し、奉仕期間の4日間、東京に滞在して奉仕に当たる ...
香港民主化への連帯
香港民主化への連帯
高森明勅
高森明勅 香港市民に手を差し伸べようとする、日本の「対中政策に関する国会議員連盟」。 その動きを、産経新聞(8月13日付)が報じていた。 「香港民主化運動『雨傘運動』のリーダーだった周庭(アグネス・チョウ)氏らが 香港国家安全維持法(国安法)違反で逮捕されたことを受け、 香港市民の保護を目指す超党派の『対中政策に関する議員連盟』は12日、 国会内で緊急会合を開き、中国...
昭和天皇の核兵器ご糾弾
昭和天皇の核兵器ご糾弾
高森明勅
高森明勅 人類史上、公文書の中で初めて核兵器を糾弾したのは何か?  一般に見逃されがちだろうが、昭和20年8月14日の「終戦の詔書」に他ならない。 その一節にこうある。 「敵ハ新(あらた)ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ、頻(しきり)ニ 無辜(むこ)ヲ殺傷シ、惨害ノ及フ(ぶ)所、真ニ測ルヘ (べ)カラサ(ざ)ルニ至ル」と。 「残虐ナル爆弾」が広島・長崎に投下された原爆を指すこ...
高峰秀子の「8月15日」
高峰秀子の「8月15日」
高森明勅
高森明勅 往年の国民的大女優、高峰秀子。 その美貌と演技力から、日本映画史上最高の名女優との評価もある。 代表作は「二十四の瞳」「浮雲」「喜びも悲しみも幾年月」「名もなく貧しく美しく」 など。 彼女が終戦を迎えたのは二十歳の頃。 8月15日は、軍慰問用の映画を撮影する為に、千葉県の館山(たてやま) に入っていた。 同地には館山航空基地があった。 だから滞在中、現地でB...
「8月14日」という日
「8月14日」という日
高森明勅
高森明勅 今から75年前の昭和20年「8月14日」。 日本国の運命を決した1日だった。 既に同月10日、昭和天皇のご親臨を仰いだ最高戦争指導会議 (御前〔ごぜん〕会議)において、ポツダム宣言を受諾して 戦争を終結させる天皇のご意志が示されていた(第1回の聖断)。 ところが、わが国が“天皇統治の不変更を前提に同宣言を受諾する” 旨を連合国に通知したのに対し、アメリカのバ...
野党は甦るか?
野党は甦るか?
高森明勅
高森明勅 安倍政権への支持率が下がっている。 しかし、新型コロナウイルスへの対策で、恐怖症の余り、社会経済の活動に 再びブレーキをかけることを望んで、不支持に回っている人々も少なくない のではないか。 ならば、少し首を傾(かし)げる。 それにしても、安倍政権の功罪を考えると、これほど長期に亘(わた)って 存続して来た背景には、国民の信頼に足る野党が存在しない、 という...
魂の行方
魂の行方
高森明勅
高森明勅 歌人で國學院大學名誉教授の岡野弘彦氏。 昭和天皇の作歌のご相談に預かるなど、和歌を通じて 皇室とのご縁も浅くない。 民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)の家に同居して指導を受け、 その死を看取った。 折口の学問上の“遺言(ゆいごん)”と言うべき論文「民族史観における他界観念」 (昭和27年)の口述筆記に当たったのも、岡野氏だった。 その岡野氏が、同論文につい...
高森稽古照今塾、第7期終了
高森稽古照今塾、第7期終了
高森明勅
高森明勅 8月8日、高森稽古照今塾の第7期最終日。 ハイブリッド講義だった。 終了後、拍手の中、花束を贈られた。 充実感。 来期も力を注ごう、という意欲が改めて湧き上がる。 何しろ、我が塾生には妙齢のチャーミングな女性が多い。 彼女らの拍手に活力モリモリ(男性諸君の拍手も勿論“それなりに”励みになる)。 我ながら意外と単純。 以下、感想文から。 「実際に学んでみると神...
「王朝交替」という幻想
「王朝交替」という幻想
高森明勅
高森明勅 女系天皇を巡っては、ヨーロッパの王家の例を手本として、 「王朝交替(こうたい)」に繋がるのではないか、という懸念が 一部にあるようだ。 しかし、男系天皇であれ女系天皇であれ、天皇(又は皇族)のお子様、 つまり「皇統に属する子孫」による皇位の「世襲」継承である以上、 王朝交替という話にはならない。 ヨーロッパの王家を一先ず基準に見立てても、 そのように決め付け...
新型コロナによる死者数の推移
新型コロナによる死者数の推移
高森明勅
高森明勅 この頃、新型コロナウイルスの感染拡大の「第2波」とか、 不安を煽るメディアもあるようだ。 しかし、PCR検査陽性者を一括りに「感染者」呼ばわりするのは感心しない。 又、分母になる検査数の変化や、検査対象者の属性などの情報が抜けていては、 実態を見誤ってしまう。 そもそも、肝心な今回の検査の感度・特異度に、 キチンと注意が払われている気配がない。 新型コロナウ...