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有識者会議事務局は「門地による差別」解消策を見つけられず
有識者会議事務局は「門地による差別」解消策を見つけられず
高森明勅
高森明勅 皇位の安定継承という本来の課題から逃げ、 不整合な見掛けだけの皇族数の確保策でお茶を濁した有識者会議。 その事務局は、旧宮家子孫の養子縁組プランが憲法が禁じた 「門地による差別」に該当することへの対処が不可欠という点は、 さすがに気付いていた。 そこで、それへの対策を色々検討したことが「事務局における制度的、 歴史的観点等からの調査・研究」という報告文書から...
旧宮家「養子縁組」プランは“門地による差別”で一発アウト
旧宮家「養子縁組」プランは“門地による差別”で一発アウト
高森明勅
高森明勅 政府が唱える旧宮家の養子縁組プランは憲法が禁じる 「門地による差別」(第14条第1項)に当たる。 よって制度化は無理。 同プランは他の理由を一々挙げる迄もなく、“一発アウト”なのだ (もちろん、現在の皇室の方々とは無関係に、法的措置だけで 旧宮家子孫の皇籍取得を可能にしようとする乱暴この上ない方策は、 一層、認め難い)。 これまで、その合憲性を釈明するいくつ...
旧宮家「養子縁組」プラン合憲論はやはり成り立たない
旧宮家「養子縁組」プラン合憲論はやはり成り立たない
高森明勅
高森明勅 先日、憲法学界の重鎮というべき権威ある学者の 講義を拝聴する機会に恵まれた。 印象的だったのは、他のあらゆる難題に明快かつ 説得力のある説明をされていたこの学者が、 質疑応答の中で出てきた政府が唱える旧宮家の 「養子縁組」プランの合憲性への疑念についてだけは、 (あらかじめ想定できた質問だったはずなのに) ほとんどシドロモドロになってしまい、遂に筋の通った ...
週刊誌の悪質な皇室バッシングがいつまでも止まらない理由
週刊誌の悪質な皇室バッシングがいつまでも止まらない理由
高森明勅
高森明勅 週刊誌記者2人(A・B)と民放社会部記者(C)による 匿名座談会(「SPA!」2月15日号)。 いささか古いネタながら、テレビ番組で新型コロナウイルスへの 恐怖心を過剰に煽る理由について、民放記者Cがこんなことを語っていた。 「煽ったほうがテレビ的には数字(視聴率)が取れるんですよ。 テレ朝の『モーニングショー』が代表例ですが、 今やコロナは数字が取れる優良...
旧宮家の「宗家」伏見家のご当主は“最強”の営業担当として活躍
旧宮家の「宗家」伏見家のご当主は“最強”の営業担当として活躍
高森明勅
高森明勅 いわゆる旧宮家では最も格が高い「宗家」に当たる伏見家。 その現在の当主の伏見博明氏(昭和7年生まれ)への 聞き取りをまとめた『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて ―伏見博明オーラルヒストリー』が先頃、刊行された (令和4年1月、中央公論新社)。戦前から戦後にわたる 旧宮家の等身大の姿を浮き彫りにした貴重な歴史の証言だ。 皇籍離脱について、「僕はむしろ、宮さま(...
憲法の“柱”―「象徴天皇」と民主主義の調和をどのように図るか
憲法の“柱”―「象徴天皇」と民主主義の調和をどのように図るか
高森明勅
高森明勅 日本国憲法は、普遍的な民主主義(国民主権)を採用する一方、 わが国独自の「象徴天皇」を巡る制度を、重要な柱にしている。 両者の調和をどのように図るべきか。 皇室からのご回答の1つは次のようなメッセージだろう。 「民主主義の時代に日本に君主制が存続しているということは、 天皇の象徴性が国民統合のしるしとして国民に必要とされているからであり、 この天皇及び皇室の...
敬宮殿下のご将来が不確定な中で天皇陛下のご養育方針は?
敬宮殿下のご将来が不確定な中で天皇陛下のご養育方針は?
高森明勅
高森明勅 先日、行われた敬宮(としのみや、愛子内親王) 殿下の記者会見は、まことにご立派だった。 幅広い国民に、清く爽やかな感動が広がった。 メディアを覗くと、敬宮殿下のご会見の機会を従来の例より 増やして欲しいとの声も、あちこちで見かける。 しかし一方、敬宮殿下ご自身のご将来は、今も“引き裂かれた”ままだ。 「女性天皇」か一般国民か 小泉内閣の時の有識者会議の検討結...
皇室典範における皇太子・皇太孫と傍系の「皇嗣」との違い
皇室典範における皇太子・皇太孫と傍系の「皇嗣」との違い
高森明勅
高森明勅 皇室典範における皇太子・皇太孫と傍系の「皇嗣」との違い 皇室典範に次のような規定がある(第11条第2項)。 「親王(皇太子及び皇太孫を除く。)、内親王、王、女王は、 前項の場合の外、やむを得ない特別の事由があるときは、 皇室会議の議により、皇族の身分を離れる」(カッコ内は原文のママ) ここに「前項(同条第1項)の場合」とあるのは、 15歳以上の内親王・王・女...
秋篠宮殿下は何故「皇太子」を辞退され、宮号を維持されたか?
秋篠宮殿下は何故「皇太子」を辞退され、宮号を維持されたか?
高森明勅
高森明勅 安倍内閣の時に設置された 「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理を務められた 政治学者の御厨貴氏。 同会議での制度設計プランに関わって、以下のように証言をしておられた (朝日新聞デジタル令和2年11月8日、16時56分配信)。 「上皇さまの退位に関する議論が開始された当初は、 秋篠宮さまが『皇太子』と呼ばれる可能性もあった。 だが、途中で政府...
敬宮殿下をお詠みになった天皇・皇后両陛下の御製・御歌
敬宮殿下をお詠みになった天皇・皇后両陛下の御製・御歌
高森明勅
高森明勅 3月21日に宮中三殿で厳粛に執り行われた 春季皇霊祭・同神殿祭では、天皇・皇后両陛下が殿内にて お揃いで祭典に携わられ、敬宮(としのみや、愛子内親王)殿下も 成年皇族として庭上にてご参列になられた。 有難い。 いささかの感慨を込めて、これまでの20年間に 両陛下が敬宮殿下についてお詠みになった 御製(ぎょせい)・御歌(みうた)から、 謹んで何首かを掲げさせて...
現在の皇室で唯一の直系皇族、敬宮殿下は特別にご称号をお持ち
現在の皇室で唯一の直系皇族、敬宮殿下は特別にご称号をお持ち
高森明勅
高森明勅 内廷(いわゆる天皇家)にお子様、お孫様が生まれられると、 直系皇族としてお名前(実名)の他に、ご称号(通称)が 天皇によって定められる。 天皇陛下は「浩宮(ひろのみや)」、秋篠宮殿下は 「礼宮(あやのみや)」、ご結婚によって皇室から離れられた 黒田清子(さやこ)様は「紀宮(のりのみや)」というご称号を、 それぞれをお持ちだった。 このご称号は、男性皇族が独立...
愛子内親王殿下、ご両親に「これからも長く一緒に時間を…」
愛子内親王殿下、ご両親に「これからも長く一緒に時間を…」
高森明勅
高森明勅 先頃の敬宮殿下の記者会見。 色々なご発言が心を打ち、注意を惹いた。 私は予め、ご会見の中で「研鑽」という語をお使いになるのではないか、 と勝手に想像していた。 やはりお使いになった。 又、 「私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下を始め、 皇室の皆様が、国民に寄り添われる姿や、真摯に御公務に取り組まれる お姿を拝見しながら育ちました。そのような中で...
これぞ皇室直系、愛子内親王殿下の記者会見
これぞ皇室直系、愛子内親王殿下の記者会見
高森明勅
高森明勅 私は先日のブログで次のように書いた。 「3月17日の敬宮殿下の記者会見は、 皇室と日本の“未来”への希望を示して戴けるのではあるまいか」と。 まさに国民に希望を与えて下さるご会見だった。 ご誠実で優美。 その上、まだお若いのに風格すら漂わせておられた。 所々、言葉がつかえたり、わずかに言い直しをされたりする場面も、あった。 しかし、驚いたことに、そのような時...
天皇陛下は敬宮殿下をどのようにお育てになったか?
天皇陛下は敬宮殿下をどのようにお育てになったか?
高森明勅
高森明勅 3月13日に開催されたゴー宣道場で、 ゲストの石破茂衆院議員が「天皇陛下が敬宮(愛子内親王)殿下を どのようにお育てになっているか、私は存じ上げないが…」という 発言をされた。 これは私にとっていささか不思議な発言に聴こえた。 何故なら、先頃、ご成年を迎えられた敬宮殿下の佇まいを 虚心に拝すれば、国民としてそのことを想像するのは、 さほど困難ではないはずだか...
『昭和天皇実録』の昭和20年12月8日の記事は訂正が必要か?
『昭和天皇実録』の昭和20年12月8日の記事は訂正が必要か?
高森明勅
高森明勅 3月12日、高森稽古照今塾はハイブリッドでの講義。 毎回、教科書に入る前に、その時々で私が関心のある話題を いくつか取り上げる。 今回は、その1つとして『祖国と青年』3月号の記事を取り上げた。 現在も続いている皇居勤労奉仕の先駆けとして、宮城県栗原市(当時は郡) の有志によって被占領下に結成された「みくに奉仕団」。 その第1回勤労奉仕(昭和20年12月8日~...
天皇陛下から直接、薫陶を受けておられる愛子内親王殿下
天皇陛下から直接、薫陶を受けておられる愛子内親王殿下
高森明勅
高森明勅 意外と知られていない(又は忘れられている)ようだが、 上皇・上皇后両陛下が皇室にもたらした大きな変革の1つは、 親子が「同居」する生活を始められたこと。 昭和天皇も、その前の大正天皇も、“親子同居”の暮らしを 強く望まれながら、結局は実現できなかった。 遠い傍系の伏見宮家などは別として、直系の血筋に繋がる宮家としては、 昭和天皇の一番下の弟宮であられた三笠宮...
「誡太子書」血筋だけでなく“徳”を身に付ける大切さを強調
「誡太子書」血筋だけでなく“徳”を身に付ける大切さを強調
高森明勅
高森明勅 天皇陛下が繰り返し言及しておられる 花園天皇の「誡太子書(かいたいしのしょ)」。 実に激しい内容だ。 例えば、次のような一節も。 「皇太子の周囲の愚人が、媚びへつらって、 こんなことを言うかも知れない。 『わが国において天皇たるべきは万世一系の 血筋の方と決まっている。 他国が王朝交替を繰り返して来たのとは事情が違う。 血統の権威があり、祖先や神々の助けもあ...
天皇陛下が繰り返し取り上げられる「誡太子書」の厳しい内容
天皇陛下が繰り返し取り上げられる「誡太子書」の厳しい内容
高森明勅
高森明勅 天皇陛下はお誕生日に際してのご会見で、 以前にも取り上げられている、花園天皇の 「誡太子書(かいたいしのしょ)」に言及しておられた。 「皇室の歴史を紐(ひも)解くと、皇位が連綿と継承される中では、 古代の壬申の乱や中世の南北朝の内乱など皇位継承の行方が 課題となった様々な出来事がありました。 そのような中で思い出されるのは、上皇陛下が以前に述べておられた、 ...
沖縄の本土復帰50年、天皇陛下に確かに受け継がれる「思い」
沖縄の本土復帰50年、天皇陛下に確かに受け継がれる「思い」
高森明勅
高森明勅 今年は沖縄の本土復帰50年に当たる。 天皇陛下は、お誕生日に際してのご会見でも関連の質問があった。 とても丁寧に答えておられるのが印象的だ。 沖縄については、上皇陛下が「天皇」として 最後に迎えられたお誕生日に際してのご会見(平成30年12月20日)で、 次のように言及しておられた。 「沖縄は、先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました。 皇太子時代...
他者の置かれた状況にも想像力を働かせ…
他者の置かれた状況にも想像力を働かせ…
高森明勅
高森明勅 この度の天皇陛下のお誕生日に際してのご発言の中で、 国民として余りの申し訳なさに深く心を痛めたのは、 眞子さまのご結婚を巡る経過への記者からの質問にお答えになった、 次のような一節だ。 「皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、 国民と苦楽を共にすることだと思います。 そして、時代の移り変わりや社会の変化に応じて、 状況に対応した務めを果たしてい...