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オープンカレッジの夏季集中講座
高森明勅
やや以前に、大学から社会人向け公開講座であるオープンカレッジでの開講を、打診された。 さまざまな負担は増えるが、自分の言葉をどのくらい「普通」の生活者の方々に届けられるか挑戦してみようと思って、承諾した。 オープンカレッジの場合、学部の学生と違って、単位だとか資格だとか卒業といった「ニンジン」はぶら下がっていない。 あるいは講演やシンポジウムなどの場合、聴衆...
8月15日の靖国神社
高森明勅
終戦記念日、こんな時間に靖国神社に参拝したのは初めてだ。 事情があって、午後5時半頃にまでずれ込んでしまった。 それでも参拝者は多く、拝殿前は行列が出来て鳥居を越えている。 遊就館も6時閉館なのに人がいっぱいだ。 館内のホールでは、みたま祭りに奉納したボンボリの書や絵が展示してある。 力道山、王貞治、三波春夫、大鵬、渥美清など国民的人気を博した皆さんが奉納し...
「あさなぎ」の麦茶配り
高森明勅
小生、終戦記念日には今年も靖国神社に参拝。 首相や閣僚は、この日でなくても、勅使の差遣を仰ぐ春秋の大祭に合わせて、参拝して欲しい。 死者との約束を破り続けて平然たる国家って、ロクなもんじゃない 。 しかも他国の顔色を伺ってのことだから、尚更だ。 ゴー宣道場で最後のメッセージとして「報恩」という言葉を掲げた原口大臣の心中やいかに。 だだ一般の参拝者は、かつてに...
遊就館拝観のオススメ
高森明勅
8月のゴー宣道場は、初めて堀部師範の骨法道場以外で開催。 会場は、靖国神社境内にある靖国会館だった。 多くの方が詰め掛けてくれた。 恐らくほとんどは、事前に社頭で参拝を済ませていたはず。 でも正午からの開催だから、遊就館を拝観するのは、時間的に無理だったろう。 靖国神社は初めて、という人もいたんじゃないかな。 今度来るときは、遊就館も覗かれたらいかがか。 道...
元死刑囚、元工作員、現工作員?
高森明勅
マスコミは来日した金賢姫氏に対し、元死刑囚とか元工作員という表現を使っていた。 この事について、元死刑囚だと悲劇のヒロインみたいなので、普通に元工作員と呼ぶべきではないかと言っていた人がいる。 なるほど一理あるなと思う。 でも元工作員というと、今は百パーセント工作員ではないという表現だ。 だが、果たして彼女が今も工作員である可能性は一切ないと断定できるのか。...
最高裁、当たり前の「合憲」判決!
高森明勅
7月22日、白山比咩(しらやまひめ)神社奉賛会市長参列訴訟の最高裁判決が下った。 新聞各紙が報じたので、記事に目を止めた方もいるだろう。 報道の扱いはどこも小さかったものの、重大な意義を担うので、簡単にコメントしておく。 これは地元白山市の住民に長年にわたって親しまれ、また観光の目玉ともなって来た白山比咩神社鎮座2100年(!)記念の大祭に向け、同大祭の奉賛...
第8回「あさなぎ」勉強会
高森明勅
7月18日、靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」の第8回勉強会があった。 小生は、奉賛会顧問と共に、青年部の顧問も拝命しているので、この勉強会には毎回参加している。 勉強会ではこのところずっと、実際に戦場を体験された方々を招いて、お話を伺っている。 今回は、有翼特殊潜航艇「海龍」の艇長だった方、戦争終結後、なお昭和22年まで機雷除去の掃海作業に従事された方、...
「神道」の成立はいつ?
高森明勅
少し専門的な話題、ご容赦頂きたい。 近刊の岡田荘司氏編『日本神道史』(吉川弘文館)の中で、岡田氏は「神道」の成立を7世紀後半・8世紀とする見方を示しておられる。その成立を縄文・弥生時代とか古墳時代などとより古く考える意見に対しては、それは成立以前の「成立の淵源」に当たるとして退け、より新しく平安初期とか院政時代などと見る立場に対しては、「成立期以後に展開する...
古関裕而記念館に行ってきた
高森明勅
福島県の郡山市で東北6県の神社関係者の集まりがあり、そこで元首相の安部晋三さんと私で対談する企画があったのが、選挙がらみで無理となって、ジャーナリストの桜林美佐さんとご一緒させて頂いた。 じつは小生以前から彼女のファンなので、とても楽しみにしていたのだ。 彼女は、主催者の希望で戦争中の拉孟(ラモウ)守備隊の壮烈な玉砕をテーマにした「ひとり語り」をなさった。 ...
女性週刊誌デビュー?
高森明勅
『女性自身』7月6・13日合併号に雅子妃殿下と敬宮殿下関係の特集。 6人の「識者」が提言をしている中に何故か私も混ざってしまった。 冒頭は小林よしのりさん。 いつも感心するのは、私なんかがとてもここまで言えないとか、こんなこと言えないと思うことを平気でズバリと仰ってしまうこと。 だからそれに反発したり、批判的になったりする人も出てくるのは、ある意味では当たり...
たちあがれ日本結党パーティーを覗いた
高森明勅
ホテルニューオータニ「芙蓉の間」と言えば大がかりな政治パーティーの定番の会場だ。 そこでたちあがれ日本の結党パーティーがあった。 ご招待頂いたので、スケジュールの隙間を縫って、ちょこっと顔を出してみた。 少し遅れて行くと会場から人が大勢溢れている。 でも何とか中に入って、候補者の皆さんの挨拶を聞く。 一番拍手が多かったのはやはり中畑清さん。 次はタイゾー君か...
「父の日」は実在するか
高森明勅
「母の日」は間違いなく実在する。これは断言できる。 昭和6年、香淳皇后のお誕生日(地久節)の3月6日を「母の日」として祝うことに決めた。 戦後はアメリカに倣って5月の第2日曜日にカーネーションを贈ったりするようになった。 そんなことより、5月のこの日には、愚妻のもとに3人の子供たちから感謝のメッセージやプレゼントが殺到する。 だからその実在は疑う余地がない。...
今日は香淳皇后の10年の式年祭
高森明勅
昭和天皇の皇后でいらっしゃった香淳皇后がお亡くなりになったのは平成12年6月16日。つまりちょうど10年前の今日だった。 お年は97歳。 確かな年代が分かる歴代の皇后の中で最長寿で皇后としての期間も最長とされている。 内親王のご誕生が4方続いた後、昭和8年に今上陛下をお産みになった。 それまでの乳人に授乳させる習慣を改めご自身で授乳された。 昭和50年に昭和...
週刊誌「菅新政権」特集拾い読み
高森明勅
週刊誌各誌が一斉に菅新政権の特集を組んだ。 周辺の記事も含めていくつか抜き出してみよう。 まずはこれまで反小沢の姿勢を前面に打ち出して来た「週刊現代」(6月19日号)。 表紙に「新政権 菅直人の野望」「鳩山 最後に<小沢殺し>」と物騒な言葉が並ぶ。 「小沢一郎 はらわた煮えくり返った」という記事から(このタイトルもすごいね)。 ジャーナリストの田...
海上自衛隊呉教育隊で歴史講話
高森明勅
広島の海上自衛隊呉教育隊に行ってきた。 午前9時半から11時半まで2時間の講演のためだ。当日では間に合わないので前日に現地入り。 防衛省海上幕僚監部の担当者Y三佐が東京から同行してくれる。有難いんだが、正直に言えば、移動中も気が抜けず、閉口する。 防衛省も折角なら、若くて可愛い女性自衛官をつけるくらいの配慮があってもバチは当たらないと思うのだが(やっぱり当た...
シゾフレ人間とメランコ人間
高森明勅
『WiLL』7月号で「鳩山総理を精神分析」という特集を組んでいる(もはや前総理だが)。 その中の精神科医、和田秀樹氏の文章に目が止まった。 彼は「世界中の文明国で精神病が二種類しかない・・・・ことから、正常な人間でも二つの精神病のどちらかの方向に偏っているところがある」と大胆な仮説を提起する。 二つの精神病とは、統合失調症(以前は精神分裂症)と躁うつ病(今で...