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「天皇制」アレルギーに染まらない実感は
切通理作
切通理作 小林よしのりさんの『天皇論』は自分にとって皇室への色んな意味での「こわばり」を解いてくれた一冊でしたが、 とりわけ我が家の百歳になる祖母と、八十代にならんとする父母との間の、天皇陛下に対する感覚の「温度差」の理由が初めて氷解しました。 前者にとっては敬愛しつつどこか親しみを持った存在であり、後者にとっては戦中イデオロギーの象徴のような存在でした。 前者は『天...
お知らせです。
岸端みな
岸端みな よしりん先生からお知らせです 有本香さんがしばらく「ゴー宣道場」から身を引くことになりました。 宮城さんのときもそうでしたが、考え方に食い違いが起こった場合、去る者は追わずの姿勢でいきたいと思います。 懸命に引き止めるようなことはしません。 「考えが変わったら連絡してください」と言っておきましたから、戻るかどうかは有本さん次第です。 皆さん方は、決して現在の...
「我こそ尊皇主義者」にならぬために
岸端みな
岸端みな よしりん先生が来てくれましたよー 君が代を起立して歌うだけのことが、なぜ右翼と見られるのでしょうか? もちろん右翼=悪という決めつけもわしはしませんが、世間的には戦前の硬直した天皇主義者、排外主義者という偏見で、「右翼」 とレッテルを張られがちです。 わしなどは『戦争論』 を描いたことで、あるいは『天皇論』 を描いたことで、国家主義者、天皇主義者、排外主義者...
忘れていたのは「いま、ここ」に生きる力
切通理作
切通理作 僕はかつて小林よしのりさんにこう言われました。 「わしは、人間は一生変わっていけると 思ってる。一生勉強だと思ってる」 ……すごい、と思いました。けれども、自分のことを振り返ったら、なんか体力も落ちてくるし、色んな事の予想もつくようになって人生だんだんつまらなくなってくる一方なんではないか・・・・・という思いが拭えなかったりしています。 そんな自分ですが最近...
人は変わっていくことができる
切通理作
切通理作 僕は、ゴー宣道場に参加する前、 あるいは参加してしばらく経つまで、 こんな風に思ってました。 「自分ももう40代後半。 いままで培ってきたことの上で 努力するのはいいけど、 いまさら違う生き方は出来ない」 ……しかし、いまは違います。 そしてそのことが、世の中を考える点でも 大きな転換点になっています。 いま、 原発反対の人は推進側に対して、 人を殺してまで...
被災地から泉美木蘭さんの生中継
切通理作
切通理作   ゴー宣ネット道場内でやらせていただいてる『せつないかもしれない』にゲストとして被災地からの報告をしてくれた作家の泉美木蘭さんは現在三回目の現地入りをしていますが、本日7月3日の夜、仙台からUstreamで動画の生中継「木蘭Bar」をやります。21時頃開始予定。   http://bit.ly/lpeNwS   木蘭さんは昼間気仙沼にいるので、その話題が中...
新雑誌&新作漫画 構想会議 in 京都
岸端みな
岸端みな よしりん先生の登場でーす 新雑誌を年内に創刊するので、そこで連載する新作漫画のアイデアを、京都で考えています。 新しい作品の世界観を創り、まず一本のコンテを完成させるには、最短でも3か月はかかるはずですが、わしにはその余裕はない。 東京にいると、知識と情報に偏った脳の左半球から逃れられず、さっぱりアイデアが浮かばない。 感性と創造の右半球に切り替えるために京...
「我こそ尊皇主義者」になっていないか??
岸端みな
岸端みな 昨日は、 「第15回 ゴー宣道場」 応募の締め切り日でした   今日、郵便局へ 応募ハガキを受け取りに 行ってきましたよ   今回も皆さん、 ご応募ありがとうございました     受け取った 応募ハガキを見てみると、 よしりん先生の期待した、 “ 「我こそ尊皇主義者」ではなく、  リテラシーの高い市井の人々 ” が応募...
福島産の美味しいトマト
高森明勅
高森明勅 福島の方から贈り物を頂いた。 トマトとレトルトカレーのセット。 どちらも抜群に美味しい。 トマトは福島県石川郡玉川村産。 やや小ぶりで、必要最小限の水と肥料しか与えず、通常の二倍の時間をかけて育て、完全に木で熟してから収穫したもの。 品種はファースト。 生産者は小針幸吉さんという方。 張りがあり、かじると野性味溢れる香りが、口に広がる。 これがトマト本来の味...
天皇の「リアル」
高森明勅
高森明勅 原発を巡り、推進派と反対派の不毛な対立が繰り返されて来た。 反対派が「絶対安全か?」と追及すれば、推進派は「絶対安全だ!」と答える。 それに反対派が「嘘だ」と突っ込めば、推進派は「嘘じゃない」と反撃する。 あとはエンドレスに同じ応酬の反復。 何と馬鹿馬鹿しいやり取りか。 この世に「絶対安全」なんてあり得ないことは、自明だろう。 だから、推進派の言い分は勿論、...
『日本の10大天皇』の読み方
高森明勅
高森明勅 すでに門弟の中に『日本の10大天皇』を読破したという方が何人かいらっしゃるとか。 よほど熱心なのか、それとも暇をもて余しているのか。 って失敬。 読んで頂ければお分かりのように、この本には、皇室を敬愛する人なら普通、敬遠して余り取り上げないような話題を、じゃんじゃん載せている。 本の初めも、いきなり「天皇暗殺」から書き始めているし。 他にも、皇室の血統が途中...
バカならぬ「インテリの壁」
切通理作
切通理作 前回の道場ブログを書いた後、ツイッターで、僕と同世代と思われる方からこういう声がありました。「自分も君が代を普通に歌ってましたが皇室に対する知識はゼロでした。意味を教えてくれたのは左の人でした」。 これは、そのまま僕の実感と同じです。 「君が代は、未来永劫天皇を敬うっていう歌なんだ」「君が代は実は、まったく違う意味の詞を、天皇を敬う意味に読み替えてるんだ」「...
皇室とレディー・ガガと原発と君が代
岸端みな
岸端みな よしりん先生が来てくれましたよー 今、高森氏の『日本の10大天皇』を読んでいます。 わしにとっては面白いし、勉強になる本です。 これを参考にして『ゴー宣』で描けることがあるなと考えてもいます。 ですが、はっきり言って一般の人には難しいんじゃないかな。 これが軽々と頭に入ってこないからといって、私は頭が悪いんじゃないかと悩む必要はありません。 ただし、わしの『...
AKB48についての鼎談
岸端みな
岸端みな よしりん先生の登場でーす 昨日、宇野常寛 氏、中森明夫 氏とAKB48についての鼎談をしてきた。 三者三様、思想的には全然違う3人だったが、わしはものすごく面白かった。 宇野氏はゲームやネットの世界に重ねてAKBを見てるので、わしはゲームもネットも関心ないから、宇野氏の説明が明瞭にはわからない。 AKBのメンバーが、ゲームのシステムのプレイヤーとして動くから...
「天皇」をどう語るか
高森明勅
高森明勅 天皇を語る最も月並みで安易なやり方は、現在の制度の枠内のみで説明すること。 憲法をはじめ皇室典範以下の法令にどのように規定されているか、ということだ。 だが、そうした説明は忽ち行き詰まる。 例えば憲法の第1条に、天皇は「日本国の象徴」で、同時に「日本国民統合の象徴」でもある、と規定してある。 現行制度上、最も根本にある規定だ。 だが、天皇は何故こうした「象徴...
タブーを取り払うために
切通理作
切通理作 震災後、原発や放射能の問題が日々報じられ、論じられる傍らで、「君が代」斉唱時に起立しない教師への処分が妥当かについての判決が次々と出されています。 僕が小学校四年生の時、それまでの音楽の先生が辞めて、新しい先生になりました。 その先生になって、初めて「君が代」を習いました。 いままで聞いたことのなかった新鮮な旋律に驚いたことを思い出します。 ピアノを弾き始め...
天皇と知識人
高森明勅
高森明勅 知識人にとって、「天皇」はかなり躓き易いテーマではないか。 戦後の思想界・言論界では反天皇の立場が暫く主流だった。 その主な論拠は、2つ。 その1は、先の大戦は「天皇制ファシズム」によってもたらされた、との思い込み。 つまり、天皇は戦争の原因だった、との見方だ。 これは、平和がほとんど問答無用の絶対的価値としての地位を与えられた戦後の思想界・言論界では、致命...
ホリエモン
切通理作
切通理作 ホリエモンがモヒカン頭で収監されましたね。 ホリエモンに対して小林さんは、小泉・竹中路線の格好の具現者という以上の意味はないと言っていましたが、 もっといえば彼本人はいつの時代でもいるお金儲けのためには手段を選ばない人間というに過ぎないと僕には思えます。 やくざ映画とか『座頭市』なんかにも「これからは力の時代じゃない。頭だよ」とかいう<新しい世代>がワルとし...
国家機密
高森明勅
高森明勅 さる講演会でのこと。 講演中にはさんざん菅首相の悪口も言った気がする。 終了後、会場で拙著を購入して下さった方々の為に、サイン会があった。 一人ひとり名刺を拝見して、お名前も書く。 ある方は首相官邸の関係者だった。 彼いわく、「先生は既にご存じかも知れませんが、ここだけの最高の国家機密をお知らせします。あいつは本当に馬鹿です」と。 さすがに私も、応対に困った...
保守こそ脱原発を
切通理作
切通理作 かつて反核運動の盛り上がりのあった1980年代、もう日本の多くの若者たちは政治に興味を持てなくなっていました。 貧乏くさい学生運動なんか流行らなくなっていたのです。 それぞれ自分の好きなことをすればいいという個性の時代、多様性の時代に入っていました。 当時すでに30代になっていた全共闘世代のサヨク論客自身、豊かな時代の個性尊重主義に首までどっぷり浸かっていま...