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いまならもう書いてもいいかと思うことを書きます
切通理作
小林氏がオウム事件の総括を書いていて、いろいろ思い出した。 ずうっと、表に出してこなかったことを、抽象的にだが書こうと思う。 麻原および事件の中心人物の教団幹部が死刑となったいま、ある程度なら触れても許されるのではないかという判断からであるが、不愉快に思う方がおられたら申しわけない。今後これ以上詳しく書くつもりはない。 私はオウム真理教による地下鉄サリン事件...
もはや止められません
切通理作
小林さんが私の監督デビュー作『青春夜話』を観てくださったのは嬉しい。 エンタメ性については、色んなレベルで今後もっと磨いていかなければと思っている。 いま評判になっている、『青春夜話』を最初に上映頂いたのと同じミニシアターである新宿ケイズシネマから始まって100万人を超える動員を果たし、さらに拡大の模様である『カメラを止めるな!』という映画の成功は、私が自作...
死刑、それは人としての恩情
切通理作
女子高生コンクリ詰め殺人事件の加害者である元少年が、再び理不尽に人を刃物で傷つける事件を起こして話題になった。 被害少女のことを考えただけで胸が痛くなるほどの残虐な事件を起こしたのだから、加害者本人もさぞかしおのれの罪深さにおののき、出家でもしかねない後半生を送っているのかと思いきや、もともとそのような情操が欠如しているが故の事件だったのだなと再認識させられ...
君たちはどう生かすか
切通理作
SPA!のゴー宣読みました。いきなり関係ない人を刺す気違いがいるのも現代なら、身を挺してかばい犠牲になる知と武を兼ね備えた人もいる。両方とも現実。前者の片方ばかりに目を向けているのは、それ自体時代を病ませていることではないかと思いました。 「君たちはどう生きるか」も、「君たちはどう死ねるか」も大事ですが、そればかりではともすれば自己満足に陥りかねない。「君た...
いま家宅捜索されたらヤバイ!
切通理作
皆様、ご無沙汰しております。しばらく一読者になっておりましたが、これから時々、近況から気づいたことなど書き記していきたく思います。 私はいま、昨年末の東京公開を皮切りに、今年5月にかけて半年間の全国順次公開をした『青春夜話 Amazing Place』に続く、二作目の映画(短編)の撮影をしております。 映画批評家としても、映画の企画から撮影、編集から完成、宣...
かつての敗北、いまの希望
切通理作
「SAPIO」3・4月号の小林よしのりさん『大東亜論 アジア雄飛篇』 での中江兆民の話はインパクトがありました。 そこで紹介された『三酔人経綸問答』の中には、国にこだわることには意味がなく、軍備の撤廃を唱え、 侵略されても抵抗せず受け入れればいいという「紳士君」と、 戦争は避けられぬ現実で、勝つことを好み、負けることを嫌うのは本能だと、 徹底的な軍国主義...
「ギャグにハゲはつきものである」!?
切通理作
ライジングの「ギャグに差別はつきものである」とても面白かったです。 芸人さんたちのかつてヒットしたネタひとつひとつに「差別であるか」どうか含めて、その面白さを解説していく小林さんの語り口は、さながらテレビお笑い史の総まくり速射砲トークでした。 と思っていたら、最後の方で映画監督の西村善廣さんがゴー宣ネット道場配信番組『せつないかもし...
「キモイいい」をどう乗り越えるか
切通理作
これは遠回しには道場のテーマとつながってくると思うのですが、僕の今年のテーマは「『キモイいい』をどう乗り越えるか」。小林さんのブログで、紅白の事が書いてありましたが、自分もいまの日本に住む1人として漠然と感じていることが、言葉になった気がしました。 紅白って、昔は夜9時からだったけど、7時はじまりの二部構成になってからは、まずは若手スターの集団...
この、ナマの空気を共有出来なくてどうする!?
切通理作
第66回道場、参加申し込みいたしました。師範という立場を離れても、参加したく思いました。 こんな政府が考える憲法改正なら、いまのままの方がマシだとか、考えることを投げ出したくなりながら、憲法を捉え直すということは、新しい日本に生きる希望になり得るということを、倉持...
「こわい話」から生まれた自覚
切通理作
ゴー宣道場の師範という立場を離れ、その立場に拠らず、己と公論との関係を自力で立て直さなければならないけれど、さてどうしたらいいだろうと考えていた先日の夜更け、私が非常勤講師をしていた学校の卒業生から、電話がかかってきました。 <会社で嫌なことがあって、明日出勤したくない。それが甘えだということはわかっている。だから今日は早く寝て明...
師範をやめることになりました
切通理作
本日この記事が、私のこのブログでの最後の文章になります。 昨日の師範会議で話し合ったことを踏まえて、私はゴー宣道場の師範をやめることにいたしました。 といっても、道場の意義を見失ったとか、考え方に根本的に違和感があるとか、小林よしのりさんの姿勢に疑問があるとか、そういうことではありません。 ...
まったく理解できない
切通理作
トッキーさん、「見え見えの嘘」って、ちょっとそれはあんまりじゃないかなと、思います。 なんでわざわざそんな中途半端なコメントの出し方、隠し方をしなきゃならないのか。 書いたものは、発表したいですよ。 書いといて隠す意図があったという推理自体、どうして出てくるのか理解できません。逆に読まれたくないのなら、上げるわ...
笹師範の指摘について
切通理作
7日の私のブログについて、笹さんから指摘を受けました。 「ただの感想です」とあえて書いたのは、その限りにおいて思うことを書いたという意思表示でした。それは、あの時点で、こういう風に思う人も、同じ道場師範にいるよということを示しておくことが必要だと思ったのです。なので、そのことによって、道場の意義や倉持師範の役割等...
ただの正直な感想です。
切通理作
「なんとかする日本の貧困」の話を続けたかったのですが、倉持師範と山尾議員の話題に触れざるを得ない空気を感じたので、記しておきます。 すごく正直に書きます。僕は木蘭師範の「ヤリチン弁護士」という言葉に、吐き気を催しました。これは比喩でありません。実際の生理現象です。僕は倉持さんと山尾さんのお子さんが、つらい立場だと考えざるを得ま...
「都民ファースト」が予感させるディストピア
切通理作
先日このブログで紹介した『キジムナーkids』を書いた上原正三さんの46年前の作品「怪獣使いと少年」(『帰ってきたウルトラマン』)が中日新聞のコラムでとりあげられています。 噂だけを根拠に、民衆が暴徒と化し、罪のない宇宙人を殺してしまう。上原さんにとって、この作品の発想の元になったのが、関東...