<本家コロナ真理教の人々⑯>【夢の新技術】byカイジロウ
大須賀さんのレアアースに関するブログが興味深いものでしたが、皆さんはご覧になったでしょうか※①。ここにあるように問題は、その鉱物の希少性ではなく精錬工程。ウランも臨界しなければただの石であるのと同じく、希土類元素はその磁性や発光といった特性が出るための精錬が不可欠ですが、単独元素の分離精製は困難なのです※②。そして精錬過程で出る高い放射線などの環境汚染を考えると確かにレアアースとは人権無視、環境無視の国でしか採算の合わない製品なのでしょう。
またこれに関連してちょっと調べると三菱ケミカルのマレーシアARE事件というのが引っ掛かります※③④。これは三菱ケミカルの合弁会社がマレーシアのレアアース工場で放射性廃棄物による健康被害を引き起こしたというもので、この事件は1980年代に起こり現在も全面解決とは言いがたい状況のようです。この失敗事例を考えただけでも、レアアースは見つかったらOKという簡単な話ではないことが分かります。
それでもネトウヨは「南鳥島にレアアース!」と万歳三唱ですが、それは海底5,800mの深海にあるとされています。一体どのような手段で引き上げ、どんな方法で環境負荷のない精錬を行い、どうやって採算を合わせていくのでしょうか。どうしてもレアアースが必要というならば、表面上は中国と良好関係を続けて供給網を維持しつつ、その間に時間をかけて採掘手法、精錬手法を確立しようとするのがまともな考え方でしょう。実際中国の現在の優位性は30年の努力の結果なのです。
コロナ禍ではゼロコロナという威勢の良い掛け声が世間を席巻しましたが、ウイルスは1ミリの10,000分の1の大きさで空気感染し、しかも感染価は10です※⑤⑥。10個のウイルスで感染するほど感染力が高いということです※⑦。防げる訳がありません。
戦中に石油が枯渇すれば「松の油で戦闘機が飛ぶ!」、変異風邪が蔓延したら「mRNAワクチンでゼロコロナ!」、首相の失言で中国との関係が悪化すれば「南鳥島にレアアースがある!」
学ばない者は自らの願望を生半可な知識と結びつけ、「夢の新技術が全て解決する」という無責任な空想に耽り、害悪を撒き散らすだけなのです。
※①)「レアアースによるステルス侵攻」という、世界大戦の「前哨戦」(小林よしのり全宇宙)
※②)希土類元素(Wikipedia)

※③)ARE事件(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/are事件-820240

※④)マレーシアで1980年代に発生したARE事件の現状報告(ノーニュークス・アジア・フォーラムジャパン)https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/1045
※⑤)健康な人を新型コロナウイルスに感染させる実験で分かったこと(natureダイジェスト)
※⑥)Safety, tolerability and viral kinetics during SARS-CoV-2 human challenge in young adults(nature medicine)
https://www.nature.com/articles/s41591-022-01780-9

※⑦)ウイルス粒子の多くは不完全で感染能力を持たないため、「実際に感染能力を持つ最小の感染性粒子の数(感染単位)」で考えます。以下Chat-GPTの回答です。

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https://yoshinori-kobayashi.com/blog?author=gosenjournalist
学ばない、無責任な妄想に浸る、そして信じたいことを信じる(本家⑮)。
どんなに間違っていることが明らかになっても認めないし、どうしても認めざるを得ないところに追い込まれたら、誰か人のせいにする。せめて黙っていてくれりゃいいのだけれど、そんな奴ほどやかましい。
本当に、手のつけようがないとしか言いようがありません。