大須賀淳

皇統問題と「国民会議」

大須賀淳

2026年2月4日 20:48

高市首相が、1/19の記者会見において、消費税減税について「今後設置される『国民会議』において、財源やスケジュールの在り方など、実現に向けた検討を加速します」と発言していたのを聞いて、色々とモヤモヤしていました。

 

どうせやらないための「おためごかし」だろうという疑念はモヤモヤのさらに前段階で(笑)、一番ひっかかったのは「え?国会審議じゃなく〝国民会議〟?国民会議って何?」という点。

 

「国民会議」という語を聞くと、公的なものではなく、何らかの主張を持つ団体が開く私的なシンポジウムの名称に「何か凄そうな感じ」を出すためのお飾りとして適当に使われる語句という印象があります。

 

そんなものに依るなんて、首相自らが議院内閣制の否定?と思ってしまいましたが(だって、すごく否定したそうに見えるんだもん(笑))、実際に内閣主催の「国民会議」というものは開催されているんですね。

 

例えばこれは、、もう20年近く前、福田内閣の時に開かれたもの。

社会保障国民会議

 

そして、高市首相も今からちょうど一ヶ月前の1/5に、こんな談話を出していました。

社保「国民会議」を月内設置 高市首相、早期解散に慎重―ベネズエラ攻撃、論評避ける(時事通信)

 

…いま現在から見ると失笑しか出ないタイトルですね(笑)上記の記事内容を読むと、高市首相言う所の「国民会議」とは、皇統問題における「有識者会議」や「全体会議」と同じようなニュアンスのものである事がわかります。

 

皇統問題に関する関心の高い方であれば、昨今のそうしたものがいかに「政府(ひいては政治全体!)の責任逃れのための茶番」であるかは、もう身にしみて実感していると思います。

 

ところで、国民投票が絶対に必要になる憲法改正がテーマだと、自民党のお歴々も一気に「誠実ぶりっ子」な事言い出すんです(笑)

 

例えば、自民党Webサイトの下記ページ。

「きめ細かく研修会・対話集会開催を」全国運動加速を確認

 

この中の記述を引用します。

古屋圭司本部長も冒頭のあいさつで、「主権者である国民の皆さんが憲法改正の可否について主体的に参画する機会、すなわち国民投票に参加する環境をわれわれの手でつくり上げていくために全国運動を展開していこう」を述べました。

 

皇統問題においては、虚偽情報・オカルトまで交えて男系男子固執している古屋圭司

ここでは「主権者である国民の皆さんが主体的に参画する機会」を、こーんなに重視するような発言をしているんですよね。

 

自民党支持者においても、女性・女系天皇容認が多数派である皇統問題を、徹底して密室化せんとするような態度とは大きく異なります。

 

「国民の総意」に基づく「日本国および日本国民統合の象徴」に関するテーマほど、国民が主体的に参画する機会を作る努力がもっとも必要ではないでしょうか?

 

正直、あらゆるポジションにまみれた狭い政治家世間の中で、真に皇統の安定を願いながらの議論なんて不可能なんじゃないか?という絶望感を、けっこう大きく持っています。

 

そんなんだったら、もういいから、(「きめ細かい対話の場」があったら、どんどん出席して議論をするから)大多数の国民の思いを顕在化する環境づくりにだけ注力した上で、国民投票にしちゃった方が良いんじゃない?その方が、ご多忙な議員の皆さんもラクでしょう(←もちろん皮肉ですよ)。

 

「ゆるがせにしない」なんて美辞麗句で、サボタージュや因習固執を正当化し続けるんだったら、いっそ恥を忍んで無能を表明し「あたしらにゃあできまへ〜ん」と放り出しちゃえ。

 

そしたら、きちんと思いのある者たちで立派な「国民会議」をしてみせますよ