昭和生の世代としては、「21世紀」という言葉がそのまま「未来の象徴」として使われる中で育ったので、未だに21世紀という語に対してどこか〝未来感〟が抜けない部分があります。
そんな21世紀(2001年スタート)も、今年で25年目。ちょうど1/4経過しました。まさに「あの頃の未来に僕らは立っているのかな…?」という実感です。
25年なんてあっという間という感覚もありつつ、例えば黒船来航から明治維新を経て西南戦争が終わるまでが大体24年間ぐらい。敗戦から最初の大阪万博までが丁度25年なので、国の姿が激変するのに十分な期間でもあるんですよね。
2001年に何があったか。日本では小泉内閣誕生、世界的には「9.11」が最大のトピックと言えるでしょう。もちろん、あらゆる事が大きく変化してはいるものの、日本に関しては「明らかな後退」が目立つ忸怩たる状態なのは間違いありません。
ところで、20世紀最初の年、1901年に誕生されたのが「昭和天皇」です。
ちょうど100年前の1926年に大正天皇の崩御を受けて即位し、25年後の1951年は敗戦を経てサンフランシスコ平和条約で主権回復、ほぼ四半世紀後の1975年には初訪米され、戦後日本の大きな曲がり角になるバブル経済のピークだった1989年に崩御されます。
もちろん25年ごとの区切りに明確な意味があるわけでは無いのですが、昭和天皇という方はまさに(バンド「T.Rex」のヒット曲タイトルにかけて)象徴的な「20th Century Boy」だったのだなあ、などと思ってしまいます。
さて、昭和天皇のちょうど100年後、2001年に誕生されたのが…他でもない愛子さまです。
もし、21世紀初年に誕生した小泉内閣で皇室典範改正が実現されて、19世紀制定の男系男子固執という旧弊が清算されていたら、現時点において男尊女卑に起因するねじれは(教条的なジェンダー平等ではなく、もっと自然で理想的な形で)大きく解消され、社会の空気も全く違っていなのではないでしょうか?
現在の日本は、ジェンダーギャップ指数が148カ国中118位(2025年)の男尊女卑国と見られていますが、もし21世紀初頭で変化できていれば、それこそ今以上に「世界から尊敬される日本の皇室と文化」(←ネトウヨ諸君、これ大好きなんじゃなかったっけ?)になっていたはずです。
これは間違いなく、「21世紀第1四半期」における、日本の最大の失敗だったでしょう。
「21th Century Girl」愛子さまは、今年で昭和天皇の即位時と同じ年齢となられます。国民の9割が性別を問わない皇位継承を容認している中、多くの政治家が、20世紀どころか、19世紀的観念の中からアップデートできていません。
このままだと、皇室の問題だけでなく、20世紀(そして建国以来)最大の国難だった「敗戦」まで、いちばん愚かな形で「再現」してしまうんじゃないか?その事態は「いつか、もしかしたら」ではなく、既に現在進行系だと感じています。
21世紀が半分過ぎた時、日本はどんな姿になっているか。あなたは何を望みますか?