高森明勅

出し遅れの証文

高森明勅

2015年 7月 8日

今回の世界遺産登録で韓国側に譲歩して「強制性」
認めたことについて、外務省は「強制労働はなかった」
との
対外発信強化を検討しているという。

「政府は、第2次大戦中に自国民を徴用し働かせた労働者の中に、
朝鮮半島出身者もいたという事実を発信。

特別に強制労働させていたものではないことを説明する方針だ」
産経新聞7月8日付)と。

遅い。

遅すぎ。

一番目立つ、一番大事な場面で譲歩し、自ら強制性を認めて登録。

後になって「そうじゃありません」と言っても、通用しない。

どころか、不信感を拡大するだけ。

何をやっているのか。