小林よしのり

安倍くんと麻生くんのたとえ話

小林よしのり

政治・経済
2015年 7月 8日


ケンカをしてはいけないと利き腕を縛られた安倍くんが歩いていました。

 

守ってやるぜと恩着せがましいヤクザの麻生くんが、安倍くんの前を

歩いていたら、油断してたのか、突然不良から殴られて失神してしまい

ました。

 

安倍くんは「ケンカをしてはいけない」というルールを破って、

「利き腕を縛る縄もほどいて」不良に立ち向かってパンチを浴びせ、

そして不良を撃退しました。

 

ヤクザの麻生くんは「おめえ、強くなったな」と頭をなでてくれました。

安倍くんは有頂天です。

「これからも俺さまのケツにくっついて来な」

「はい!」

 

「ルールはどうしたの?」と安倍くんの家族は言いました。

「ルールなんて、あってなきがごとし」と安倍くんは言いました。

「利き腕を縄で縛っていたはずよ」と家族は言いました。

「自分の気持ち次第でいつでもほどける縄なのさ」と安倍くんは

うそぶきました。

 

安倍くんはすでにヤクザの舎弟になっていたのです。

 

調子に乗って安倍くんはヤクザ麻生くんのケツにくっついて遠出しました。

今度は不良だらけの地域に、こちらから殴り込みかけたのです。

でもそこの不良たちは殴っても殴ってもへこたれない不良たちでした。

散々な目に合って、ヤクザ麻生くんと安倍くんは逃げ帰ってきました。

 

麻生くんは何度も何度も他人のシマに殴り込みかけて、負けて逃げ帰る

図体がデカイだけのヤクザだったのです。