小林よしのり

タコ社長はつらいよ

小林よしのり

日々の出来事
2016年 9月 2日


SAPIO」『大東亜論』「自由民権篇」が年内で終わる。

 

民主主義の本質を、古代都市国家アテナイや、フランス革命

のナショナリズムから説き明かしたのが、今年上梓した

『民主主義という病い』(幻冬舎)であり、

日本の民主主義の黎明期を描いたのが『大東亜論』の

「自由民権篇」である。

 

民主主義に関しては、この二冊を読んでおけばOKだ。

西洋流の民主主義と、日本流の民主主義は全然違うのである。

 

来年から『大東亜論』は、玄洋社がアジアに出ていくが、

国内では民権から国権への動きもあり、ここから戦後に

リベラルを基準にすれば「悪」の偏見を持たれる時代に

突入していく。

 

『大東亜論』も、もっと勉強せねばならないのだが、

他にも描かねばならぬ作品があり、一か月くらい

読書休暇が欲しいくらいだ。

 

だが、一作家であるが、従業員を食わせるタコ社長でもある

から、一日たりとも休んじゃいられない。