小林よしのり

フジロックに行かなくて良かった

小林よしのり

日々の出来事
2016年 6月 25日


津田大介は何度もわしをフジロックに呼ぼうとしていた。

もしわしが行ったら、どうなったのだろう?

シールズは明確に野党を応援しているが、わしはどこの

政党寄りでもない。

むしろ「反権力」であり、「反体制」かもしれない。

 

今回のイギリスの国民投票で、EU離脱派のミック・ジャガーが、

意外にもナショナリストであることが分かったが、

するとわしはローリングストーンズに近いのかもしれない。

 

わしがフジロックに参加したら、「音楽にミック・ジャガーを

持ち込むな」と非難されたかもしれないな。

断って良かったよ。

 

しかし「音楽」と言うよりは、わしは「ロック」から反体制

の牙を抜いたら、面白くないと言ったのである。

今の若者が政治性をいっさい求めない、ロックも無色透明が

いいと言うなら勝手にしろと言うだけだ。

もとより若者に媚びを売る老人になる気は一切ない。

ただし、わしの言論は子供や若者の将来のために行っている。