高森明勅

昭和天皇のお言葉(続き)

高森明勅

皇室・皇統問題
2020年 1月 13日

昭和天皇のお言葉の続きを。

 

「戦争の終結につきては機会を失せざる様(よう)充分考慮し居る
こととは思うが、人類平和の為にも徒(いたずら)に戦争の長びきて
惨害の拡大し行くは好ましからず」
(昭和17年2月12日、大東亜戦争開戦から僅か3ヵ月後には、既に
戦争の終結を探っておられた)

「自分はいかになろうとも、万民の生命を助けたい」
(昭和20年8月14日、ポツダム宣言受諾を巡る御前会議にて)

「敗戦にいたった戦争のいろいろの責任が追及されているが、責任は
すべて私にある」
(昭和20年9月27日、連合国最高司令官マッカーサーとの最初の会見で)

「戦陣に死し、職域に殉(じゅん)じ、また非命にたおれたものは、
挙げて数うべくもない」
(昭和27年5月2日、初めての全国戦没者追悼式)

「立憲君主であることが私の終生の考えの根本です」
(昭和54年8月29日、那須御用邸にて)

「適当な仕事をすることは苦痛ではなく、楽しみであり、健康にもよい」
(昭和56年4月29日、80歳のお誕生日を迎えられて)

「雑草という名前は、少し侮辱的な感じがして好まない」
(昭和59年8月31日、記者の質問に答えられて)

「いつの間にか、こうなった。大したことではない」
(昭和60年7月12日、84歳3ヵ月で記録の確かな歴代天皇の中で最長寿となられて)

「雨が続いているが、稲の方はどうか」
(昭和63年9月27日、癌に冒され死の床に伏されながら、この年の稲作の
出来を心配されて)

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