小林よしのり

子供や若者に申し訳ない

小林よしのり

日々の出来事
2020年 7月 17日

最近になってコロナに関するわしの見解が裏付けられる
研究結果がぼちぼち出始めた。

専門家だって仮説を立証するために研究を積み重ねる
のだから、仮説や発想が大事なはずであり、その部分は
素人だって、ある程度やれるはずだ。

わしもあてずっぽうで閃いているわけではなく、この半年、
なん十冊という本を読んで、勉強してきたのだから、
そこいらの専門家よりは詳しくなっている。

その成果は全部、『コロナ論』に詰め込んで、さらに感染症
や医師の専門知では解決できない哲学的なアプローチも
行っているのだから、とにかく、これさえ読んでくれれば、
という思いが相当に強い。

政治家の信念のなさ、ポピュリズムに右往左往する情けなさ、
マスコミは総じて、発狂状態で、大衆は集団ヒステリーの
馬鹿馬鹿しさ、今の混乱を見れば見るほど、『コロナ論』さえ
出版されて、ヒットすれば変わるはずだと、そればっかり
考えて、歯ぎしりしている毎日だ。
出版が盆明けになるということで、悔しくてたまらない。

子供や若者たちに、夏休みを満喫させてやりたかった。
そう思うと、悔しくて涙が出る。
卒業式も入学式もなくなって、学校やキャンパスに出て、
友だちを作り、一緒に勉強もできないまま、修学旅行も
なくなろうとしている若者たちを救うことができない大人の
一人として、恥ずかしくてしょうがない。

わしの想像をはるかに超えるレベルで、大人たちは劣化
していた。
絶望的な劣化だが、なんとかする方法があるのだろうか?