小林よしのり

女性の地位向上を議論する「ゴー宣道場」

小林よしのり

日々の出来事
2021年 2月 10日

日曜の「ゴー宣道場」のテーマは「コロナ禍と女性の
地位向上」だ。
なんということか、森喜朗の女性蔑視失言から燃え
上がったポリコレ騒動が、あまりにもタイミングが良す
ぎる。

「ゴー宣道場」のために森喜朗は失言し、「ゴー宣道場」
のためにマスコミは大騒ぎし、「ゴー宣道場」のために
東京五輪のボランティアが偽善のボイコットを始め、
「ゴー宣道場」のために世界中が日本のジジイを批難し
始めた。

コロナ禍の敬老精神で、人々は移動の自由を捨てろと
言ってたはずなのに、森喜朗に対しては「追放運動」に
夢中だ。
コロナ禍の「女性の自殺」は無視しても、「女性蔑視失言」
だけは許さないという愚劣な連中には天誅をくわえたい。

国会では野党女性議員が白装束で現れて楽しんでいる。
白装束議員を見たら、「やっぱり女って馬鹿だね」と思う
気持ちが湧きおこってくる。

ああいう言葉狩りやポリコレが女性の地位向上に役立つ
とは思えない。
「ゴー宣道場」では実際に女性のリーダーを次々に生み、
男がこの女性たちを支えている。
わしは女性総隊長が独裁化しないかに神経を使わなけ
ればならない。

女性が地位的に上位になった「ゴー宣道場」で、果たして
どんな議論が生み出されるか、日曜が楽しみだな。