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ゴー宣道場に集う者の「文化」
ゴー宣道場に集う者の「文化」
高森明勅
高森明勅 8月のゴー宣道場では参加者のレベルの高さを改めて痛感した。   当日のやり取りは、かなり高度かつ踏み込んだ内容。   だから道場終了後、正直に「一般の市民を交えて、 ここまで充実した議論が出来るとは思っていなかった」と感想を述べた (寝ないように、などと失礼な発言をしてスマン)。 すると山尾志桜里衆院議員は 「国会議員を集めてでも、恐らく...
立憲的改憲案、発表!
立憲的改憲案、発表!
高森明勅
高森明勅 8月5日、ゴー宣道場。   いよいよ山尾志桜里衆院議員による 憲法9条の改正案が発表された。   最も注目すべきは「戦力」の扱い方。   安倍首相の提案した自衛隊「明記」加憲は、 現行9条の戦力“不保持”をそのまま維持する。   つまり、これまでの誤魔化しを維持し、 固定化するのだ。   それでは、これ迄も繰り返し指摘して来たように、 事実上、個別的自衛権す...
Y君、有難う!
Y君、有難う!
高森明勅
高森明勅 先日、携帯電話を一時、紛失した件。   連絡先が分からなくなって困るから、 何とかバックアップの仕方を考えたい、 とブログに書いた。   これに対し、Y君からアドバイスを貰った。   彼は、私が以前「やすくに活世塾」の塾頭だった頃の、 優秀な(?)塾生。   早速、携帯ショップに足を運んだところ、 電話帳の保存だけなら元々、無料でバックアップの サービスがあ...
朝日新聞へのコメントほか
朝日新聞へのコメントほか
高森明勅
高森明勅 8月2日。   朝一番であるテレビ局のディレクターから電話。   明治5年の改暦(旧暦→新暦)を巡って質問を受けた。   この時の太政官布告で「これまで旧暦に従っていた 諸祭典などの実施を新暦に合わせるように」と 指示していた。   それがどの程度、法的強制力を伴ったのか、と。   やや立ち入った質問だ。   当時、伊勢神宮で一番大切な神嘗祭(かんなめさい)...
「ご譲位」は憲法の要請
「ご譲位」は憲法の要請
高森明勅
高森明勅 改めて言う迄もなく、憲法は天皇について 「国民“統合”の象徴たるべし」と要請(!)している。 ならば、皇居の奥深くただ“存在”するだけではなく、 積極的、能動的にその「役割」を果たすべきだ。 天皇陛下は、そのように深く洞察され、 実際にこれまで全身全霊で「象徴行為」を実践してこられた。 そうであれば、ご高齢になられて心身の衰えから、 それが十分に行えなくなる...
8月ゴー宣道場の応募者多数
8月ゴー宣道場の応募者多数
高森明勅
高森明勅 8月5日に開催予定のゴー宣道場。   応募者が多かったようだ。   2月以来の「立憲的改憲」シリーズの1つの集大成。   山尾志桜里衆院議員による、立憲的改憲の具体的な条文案の発表もある。   だから、多数の方々が応募戴いて当たり前。   という楽観的な気持ちがある一方、 同じテーマを繰り返して来たので、イベ...
連続携帯トラブル
連続携帯トラブル
高森明勅
高森明勅 妻の携帯電話(いわゆるスマートフォン)が不調。   まだ長く使っていないはず。   なのに、通話もメールの送受信も、 上手くいかない。   結局、新しく買い換えた。   その翌日あたりに、 妻から数日前に送られた重要なメールが届く なんて珍事も。   本人は私に届いていたと思い込んでいたようだ。   私は 「携帯電話の調子はちゃんとチェックしていないと 駄目...
幸せな生涯
幸せな生涯
高森明勅
高森明勅 妻の母親が亡くなった。 享年86歳。 岳父の10年祭から僅か20日余り後の逝去だった。 妻が長女で、下に長男と次女という3人の子供。 孫は9人。 神式の葬儀は知り合いと孫達だけで奉仕した。 本当に心の籠った懇篤な祭典になった。 参列者も多く詰めかけて下さった。 生涯、極めて質素な暮らしを貫いた。 80歳を越えても畑に出て農業を続けていた。 実は経済的にはそれ...
希望の党の改憲案
希望の党の改憲案
高森明勅
高森明勅 7月24日、(新)希望の党が 結成大会で憲法9条の改正案を発表した。   自民党より「右側」の改憲案の、1つのサンプルか。   9条2項を書き替えて、 戦力不保持と交戦権否認を削除し、 自衛隊の「保持」を明記。   又、3項を追加して、 内閣総理大臣の指揮監督権と、 法律に基づく国会の統制を書き込むという。   安倍氏の加憲提案の“肝”は、9条2項の維持。 ...
旧宮家系国民男子皇籍取得案の検討を急げ!
旧宮家系国民男子皇籍取得案の検討を急げ!
高森明勅
高森明勅 皇位の安定的継承を願うならば、 必ず今の制度を改めなければならない。 どう改めるべきか。 あらゆる知恵を絞る必要がある。 かねて、旧宮家系国民男子が 新たに皇籍を取得できるように制度を改正すべし、 という提案がある。 それが果たして妥当かつ実現可能なのかどうか。 それによって皇位継承の永続性が 本当に確保されるのかどうか。 政府は事柄の重大さに鑑み、 総力を...
憲法改正、根底の対立
憲法改正、根底の対立
高森明勅
高森明勅 憲法改正を巡る真の対立点は何か。   それは、極めてシンプル。   2つの姿勢の対決だ。   問題を直視し、思考を継続し深めようとするか。   それとも、見たくない現実から目を背け、 いつまでも思考停止を続けるか。   教条主義的な護憲と旧式の改憲は、 表向き対立しているようでも、共に後者。   そうした惰性が支配する憲法状況を利用して、 最も安易で愚劣な選...
立憲主義を守らせる憲法へ
立憲主義を守らせる憲法へ
高森明勅
高森明勅 護憲派は近年、盛んに「政府は立憲主義を守れ」と主張している。   しかし今の憲法自体が、 果たして“政府に立憲主義を守らせる”憲法に なり得ているのかどうか。   先ず、その点が問われなければならない。   これについては、憲法学者で慶應義塾大学教授の 横大道聡氏の議論が参考になる。   「マッケルウェインらが指摘するように、 日本国憲法の規定スタイルの特徴...
立憲的改憲への批判?
立憲的改憲への批判?
高森明勅
高森明勅 憲法学者で学習院大学大学院教授の青井未帆氏。   立憲的改憲への批判を展開されている。   その主旨は以下の通り。   「新しい9条を作れば政治がそれに従うというものではありません。 憲法の条文を新しくしたところで… 成熟した政治がなければ、意味がない。 そういう政治を作ることが、まず私たちが解決ん目指さなければならない 問題ではないでしょうか」 (「『新9...
憲法と皇室典範の齟齬
憲法と皇室典範の齟齬
高森明勅
高森明勅 安定的な皇位の継承。   圧倒的多数の国民はそれを望んでいるはずだ。   天皇陛下のご譲位を巡り、各種の世論調査で一貫して、 約9割の国民がご譲位の恙無い実現を願ったのも、 その確かな証左だろう。   しかも、それは憲法の要請でもある。   憲法は、天皇を日本国及び日本国民統合の“唯一”の「象徴」と規定。   その安定的な「世襲」継承を前提として、 13種類...
立憲民主党「安定的な皇位継承を考える会」発足!
立憲民主党「安定的な皇位継承を考える会」発足!
高森明勅
高森明勅 5月3日の拡大版ゴー宣道場。   立憲民主党の枝野幸男代表に登壇戴いた。   その時、山尾志桜里衆院議員から 枝野氏に「民進党でやった皇位検討委員会 (にあたる組織)を立憲民主党でも設けて下さい」 と呼び掛けた。   私も「それは私からもお願いします」と声を添えた。   それに対して枝野氏は、 その場で「やりましょう」と約束してくれた。   しかし、政治家の...
「海の日」を巡る笹川陽平氏の“正論”
「海の日」を巡る笹川陽平氏の“正論”
高森明勅
高森明勅 日本財団会長の笹川陽平氏。   国民の祝日「海の日」を7月20日に固定するよう訴えておられる。   「海の日は平成8(1996)年、国民の祝日として7月20日に固定された。 明治天皇が地方巡幸を終え横浜港に帰着された日に由来し、 祝日化を求め2276自治体(当時)が意見書を採択し、 1038万人の署名も集まった」   「しかし土曜、日曜日に月曜日を加え3連休...
長谷部恭男教授の変節?
長谷部恭男教授の変節?
高森明勅
高森明勅 ある憲法学者いわく、 「近代立憲主義は、人の生きる空間を公共のそれと 私的なそれとに区分し、後者において各個人の自律的な 生を保障するとともに、前者において公共の問題に関する 理性的な審議の可能性を追求しようとしてきた。   こうした生活空間の切りわけは決して自然な、 人間の本性にもとづくものではない。 各世代の人々による意図的な努力の結果として   かろう...
立憲的改憲、1つの集大成
立憲的改憲、1つの集大成
高森明勅
高森明勅 8月のゴー宣道場は、 2月以来の立憲的改憲を巡る連続討議の、 1つの集大成になるはず。   練り上げられた具体的な条文案が示され、 その背景となる考え方が語られる。   その提起を受けて、 提案された条文案をどう評価するか。   国家の在り方、憲法と関連法令等の改正の方向性、 国民の覚悟はどうあるべきか。   次の局面に向けた、 貴重な多角的・統合的討議の場...
御用邸へのお出ましをお取り止め
御用邸へのお出ましをお取り止め
高森明勅
高森明勅 天皇・皇后両陛下は、 7月17日から那須御用邸でご静養の予定だった。   それを先頃、お取り止めになった。   「天皇皇后両陛下には、 今般の西日本を中心とする大雨等により、 広範囲にわたり甚大な被害が発生し、 今なお、関係機関による安否不明者の救出、 捜索活動や応急復旧作業等が続けられているほか、 猛暑の中、6000人を超える人々が不自由な 避難生活を余儀...
高森稽古照今塾5期終了
高森稽古照今塾5期終了
高森明勅
高森明勅 7月14日、高森稽古照今塾5期が終了。   塾生達から博多織のお洒落なネクタイと 倉敷の銘酒「燦然」をプレゼントして貰った。   感謝。   それから各自が1年間、 受講した感想を書いた葉書も。   「別名“爆笑目からウロコ塾”という名の通り 毎回爆笑するほど楽しい塾で…楽しくタメになる時間でした」   「先生がお話し下さる時事ネタや政治の内容を聞き、 ニュ...