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日本国の象徴、日本国民統合の象徴
高森明勅
憲法は、天皇を「日本国の象徴」であり、 「日本国民統合の象徴」と規定する(第1条)。 日本国の象徴とは何か。 その役割とは何か。 「国民統合」とはわざわざ区別されている。 そうであれば、(国民共同体ではなく) 国家の“統治組織”の「象徴」だろう。 統治組織の“頂点”にあって、 その円滑な運用を可能にする為に最も必要な、 威厳や尊厳に関わる...
今上陛下、最後の「天皇誕生日」
高森明勅
12月23日、天皇陛下の85歳のお誕生日。 1人の国民として深い感謝の念と共に、 心からお祝い申し上げる。 この日が、「国民の祝日」であるのも、 今年が最後。 再来年から「天皇誕生日」は2月23日に移る (来年は異例ながら天皇誕生日は無し)。 今後、特段の立法措置が追加されなければ、 12月23日は来年から平日となる。 謹んで記者会見での...
『WiLL』2月号「皇統」への危機感
高森明勅
『WiLL』2月号「御代がわりの年に」 という企画に2本の対談。 1本は、哲学者で埼玉大学名誉教授の 長谷川三千子氏と政治学者で大和大学専任講師の 岩田温氏の対談。 もう1本は、文芸批評家で関東学院大学教授の 富岡幸一郎氏とイギリス外交史、 ヨーロッパ国際政治史が専門で 同大学教授の君塚直隆氏の対談。 どちらも「皇統」への危機感を 率直に表明して...
「大嘗宮」気になる変更
高森明勅
12月19日、宮内庁の第3回「大礼委員会」 (委員長は山本信一郎宮内庁長官)が開催された。 その場で、来年の大嘗祭で設営される 大嘗宮(きゅう)について取り上げられた。 この時に管理部から提出された資料 「今次の大嘗宮の設営方針について」を見ると、 少し気になる変更点があるようだ。 (1)最も中心的な建物である悠紀(ゆき)殿・ 主基(すき)殿、更...
K大事務局の小さなミス
高森明勅
K大の教員向け告知にこんな趣旨の記述。 「12月24日(月)は祝日ですが、 通常通り開講致します。 お間違えないようお願い申し上げます」と。 ハテ? 大学が授業のコマ数を確保する為に、 「祝日」にも開講する措置をとる事は、 今や珍しくない(昔は無かったような気がするが)。 だが、12月24日は“祝日”なのか。 23日(日)は言うまでもなく...
天皇陛下の地方へのお出まし
高森明勅
産経新聞( 12月18日付)に 以下のような記事が載った。 「宮内庁の西村泰彦次長は17日の定例会見で、 来年5月の即位後に新天皇、皇后が地方訪問で 利用される新幹線について、臨時専用列車を 全車両貸し切りとすることを明らかにした。 現在の天皇、皇后両陛下と同じ対応で、 西村氏は『一般の乗客への影響などを JRと検討した結果』と述べた。 皇太子ご夫妻...
皇太子殿下と秋篠宮殿下、地方へのお出ましの違い
高森明勅
皇太子殿下と秋篠宮殿下は5歳違いのご兄弟。 メディアを通して接する限り、 お2方のご待遇に特別な違いはないように見える。 だが、実際には大きく異なっている。 例えば地方へのお出まし。 以下は元宮内記者の証言だ。 「天皇、皇后両陛下や皇太子ご一家に(宮内記者が) 同行する場合は、宮内記者の移動や宿泊などの手配は、 基本的に宮内庁報道室や東宮...
紀宮清子内親王ご命名秘話
高森明勅
女優、檀ふみさんのお手柄をもう1つ。 天皇陛下のご長女、紀宮(のりのみや)清子(さやこ) 内親王(現・黒田清子様)ご命名の由来について。 これも皇后陛下から直接、伺っておられる。 以下、ご本人の文章から。 「美智子さまは、 『万葉学者の五味智英先生(元東大教授) のご講義が面白くて、結婚前から十何年か 習ったんです。そのときのメモがないかと 探してい...
天皇・皇后両陛下が最もお好きな万葉歌は?
高森明勅
わが国最古の歌集、万葉集。 柿本人麻呂や大伴家持をはじめ名歌も多い。 それらの中で、天皇・皇后両陛下が 最も好まれている歌は何か? 勿論、普通ならそんな事は分かる訳がない。 ところが、果敢に両陛下に直接、 その事をお尋ねした勇者(?)がいる。 女優の檀ふみさんだ。 彼女が平成21年1月から始まった NHKの番組「日めくり万葉集」の朗読を ...
皇太子・同妃両殿下のご「研鑽」
高森明勅
今年2月23日の皇太子殿下 のお誕生日に際しての記者会見で、 以下のようなお言葉があった。 「昨年の誕生日会見でもお話ししたとおり、 陛下のビデオメッセージを厳粛な思いで 拝見いたしましたし、陛下のお考えを 真摯に重く受け止めております。 また、長きにわたり一つ一つの行事を 大切に思われ、真摯に取り組まれる お姿を間近に拝見してまいりましたので、 『天皇...
法哲学者、尾高朝雄の「国民主権と天皇制」論
高森明勅
憲法学者で東京大学教授の 石川健治氏が再評価する法哲学者、尾高朝雄。 「ノモス主権」論を唱えた尾高本人の文章を紹介しよう (「国民主権と天皇制」『新憲法の研究』昭和22年)。 「国民主権主義と天皇制とは 一見対立してゐるがごとく見えて、 実はその根本において帰一するところを もつものであることが知られる。 これまでの日本では、 天皇制が絶対に尊厳なも...
高森稽古照今塾の感想文から
高森明勅
高森稽古照今塾(別名、爆笑目からウロコ塾) では毎回、感想文(質問も含む)の提出を求めている。 その感想文から。 「『(鎌倉幕府の実権を握った)北条氏は(後鳥羽) 上皇を(隠岐島から)都にもどすことを 拒絶し続けた。 それは「強さ」ゆえではなく「弱さ」ゆえ』。 この部分が非常に大事であると思いました。 承久の変の結果だけを見れば後鳥羽上皇が敗れた 戦...
12月ゴー宣道場は成功
高森明勅
12月9日、ゴー宣道場。 「移民と人権とナショナリズム」 という難しいテーマ。 しかし充実した議論ができた。 成功だったと評価しても恐らく 手前味噌にはならないだろう。 まず、小林よしのり氏が作業仮説として 「4象限(しょうげん)マトリクス」 を用意してくれた。 これが、多岐に亘る議論を収斂させる上で、 とても有効だった。 次に、山尾...
雅子妃殿下のお誕生日
高森明勅
12月9日は皇太子妃雅子殿下の55歳のお誕生日。 国民の1人として心からお慶びを申し上げる。 この日に際して、妃殿下は実にご懇篤な 「ご感想」を発表なされた。 謹んでその一部をご紹介させて戴く (全文は宮内庁のホームページに掲載)。 「26年近く前に皇太子殿下との 結婚が決まりました時から、 天皇皇后両陛下には、 私を温かく迎え入れて下さり、...
三笠宮問題という歴史
高森明勅
以前、「三笠宮問題」という 出来事があった。 今の「建国記念の日」(2月11日)が まだ平日だった頃の話だ。 この日は元々、明治以来、 「紀元節(きげんせつ)」 と呼ばれる祝日だった。 ところが敗戦後の占領下に、 GHQの強権によって、 当時の民意に反して平日にさせられた。 当然、独立回復後には、 この日を祝日として復活するよう求める 国民の...
今、神社新報が面白い?
高森明勅
「神社新報」という新聞がある。 神社界唯一の新聞(週刊)だ。 だが名前すら知らない人が多いだろう。 或いは名前は知っていても、 神社界の業界紙とか神社本庁の御用新聞 というイメージで、余り読む気にはならない 人が殆どかも知れない。 ところが、このところ私が接触する メディア関係者で勉強熱心な人は、 意外と同紙を読んでいる。 恐らく理由は次...
言論サイトiRONNAほか
高森明勅
秋篠宮殿下のお誕生日にささやかなブログを書いた。 これを読んだ言論サイトiRONNAの担当者から 原稿を依頼された。 字数は2,000字以上との指定で、 締め切りは12月4日。 早速、手書きの400字詰め原稿用紙6枚ほどを、 ファクシミリで先方に送った。 中身は先日のブログに少し手を加えたもの。 翌朝、同サイトで公開され、注目を集めたようだ。 同じテ...
護憲派は「平和と民主主義」の敵か
高森明勅
矢部宏治氏は、戦後の日本が事実上 「軍事主権」を持ち得ていない現実を改めて実証した。 軍事主権を持たないとは 「戦争を“しない”権利」すら持たないという事。 それで果たして「主権」を 持ち得ていると言えるだろうか。 軍事主権を持たないのに、 主権だけは持つという状態を 想定出来るだろうか。 勿論、そんな事は無理だ。 そもそも主権自体を持ち...