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北方領土でも「負ければ解決」?
高森明勅
北方領土を巡るロシアとの交渉。 安倍政権で大転換を見たようだ。 「日ソ共同宣言(昭和31年)を基礎として 平和条約を加速させる」と (11月14日、日露首脳会談)。 同宣言では「平和条約締結後に歯舞群島と 色丹島(つまり北方4島のうち圧倒的に 面積が狭い2島のみ!)を日本に引き渡す」 としていた。 だが、その後、 東京宣言(平成5年)が発せら...
衆院内閣委員会を傍聴
高森明勅
11月30日、衆議院内閣委員会で 「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の 行われる日を休日とする法律案」の審議。 政府からは菅内閣官房長官が出席した。 私も傍聴に出かけた。 委員会でのやり取りを見ていてゲンナリ。 山尾志桜里議員以外の 質問のレベルが極端に低い。 各党それなりに 皇室に関心や知識を持つ議員に 質問を割り振ったのではないのか。...
秋篠宮殿下の御勘違い?
高森明勅
11月30日は秋篠宮殿下の53歳のお誕生日。 1人の国民として心からお祝いを申し上げる。 ただ、この日を控え、事前に東京新聞と 北海道新聞の取材を受けた。 お誕生日に際して予め行われる記者会見で、 秋篠宮殿下が来年に予定されている大嘗祭を巡り、 少し波紋を呼びそうなご発言をされたというのだ。 私のコメントの一部は両紙に掲載された。 私は残念ながら...
天皇陛下と外国人労働者
高森明勅
天皇陛下の「私的なご旅行」とされているものがある。 例えば以前、わざわざ栃木県佐野市に お出ましになって、田中正造が足尾鉱毒被害の 惨状を明治天皇に訴えようとした直訴状を、 親しくご覧になっておられる (平成26年5月21日)。 “私的な”ご旅行とは、要するに 「国事行為」のように内閣の助言と 承認を得ることなく、また「公的行為」ほど 宮内庁や内閣な...
白紙委任法という暴挙
高森明勅
外国人労働者(=移民)の受け入れを拡大する 出入国管理法改正案。 僅かな審議時間のみで衆議院を通過した。 移民政策をどう評価するか以前に、 この法案の重大な問題点は、制度の「中身」が法律ではなく、 政令や省令に全面的に委ねられている事実にある。 これでは法律を作る国会の存在意味は無くなる。 具体的な制度の設計から運用まで、 行政サイドが自ら恣...
泣きながら「介護」を離職
高森明勅
11月26日のブログ 「安倍政権の移民政策、『介護』を直撃」の末尾に 次のように書いた。 「誰もが当事者になり得る問題だ」と。 するとたちまち息子からメールが届いた。 自分にも介護福祉士だった友人がいる、と。 とても優しい男で、職場も楽しかったらしい。 クリスマスには、介護させて貰っている おじいちゃんやおばあちゃんが サンタクロースに仮装し...
安倍政権の移民政策、「介護」を直撃
高森明勅
安倍政権は外国人労働者(=移民) の受け入れ拡大にハッキリ舵を切ろうとしている。 移民受け入れ分野の第1が「介護」。 今のところ平成31年からの5年間で、 5万ないし6万人の受け入れを見込んでいるようだ。 だが、実際にはもっと多くなると見ておく 必要があるだろう。 何しろ人材不足数の見込みは30万人と されているからだ。 しかし介護にとっ...
古代史学の泰斗、田中卓先生ご逝去
高森明勅
11月24日、古代史学者の田中卓先生が 94歳で亡くなられた。 兵庫県のH先生からお知らせ戴いた。 茫然自失。 まさに、巨星墜(お)つ、の感が深い。 日本律令学の大成者、 瀧川政次郎博士がかつて、 田中先生について「正統日本史学唯一の闘将」 という趣旨の評価をしておられたのを思い出す。 戦後のマルクス主義歴史学の全盛期に、 孤軍奮闘、精緻...
法哲学者、尾高朝雄の国家論
高森明勅
憲法学者で東京大学教授の石川健治氏。 忘却されかけている法哲学者、 尾高朝雄に改めて注目されている。 以下、同氏の論文から、 尾高の国家論のエッセンスを整理した部分を引用する (「天皇の生前退位」法律時報88巻13号)。 「尾高は、対米開戦直前の〔昭和16年〕 9月26日に〔日本統治下の朝鮮に設立された〕 京城〔けいじょう〕帝大で行われた研究会で、 穂積八束...
12月ゴー宣道場、ゲストは山尾議員こそベスト
高森明勅
12月のゴー宣道場のテーマは「移民問題」。 ならば、ゲストは立憲民主党の 山尾志桜里衆院議員がベストだろう。 「外国人労働者(=移民)」受け入れ拡大を 目論むデタラメな法案が、衆院法務委員会で審議されている。 今、その最前線で戦っておられるのが、 同委員会の野党側の筆頭理事を務める山尾議員だ。 そのご活躍ぶりはメディアを通して、 周知のことだ...
皇后さま、こちらにひかえて…
高森明勅
ジュンク堂書店池袋本店に立ち寄った。 すると文庫コーナーの平積みの台にポップが。 「皇后さま、こちらにひかえております」とだけ書いてある。 ハテ? 何の本かと思ったら、文春文庫に収められた イギリスのユーモア小説、ジーヴズシリーズが ズラリと並んでいる。 さすがジュンク堂、 なかなかユーモアのセンスがある 店員さんがおられるようだ。 ...
皇太子と「皇嗣」の違い
高森明勅
11月19日、第7回立憲民主党 「安定的な皇位継承を考える会」。 元最高裁判事で『皇室法概論』などの 著書がある園部逸夫氏のご講演。 さすがに周到綿密。 これまでも(私を除き)一流のゲストばかり。 だが、レベルがもう一段違う。 その包括性と論理性、更に健全なバランス感覚は見事。 例えば「退位か譲位か」について。 「私は譲位という言葉を...
天皇陛下御即位30年奉祝委員会
高森明勅
天皇陛下御即位30年奉祝委員会が発足する。 同会の名誉会長は中西宏明・日本経済団体連合会会長、 会長は三村明夫・日本商工会議所会頭。 設立発起人は以下の通り。 伊藤雅俊・日本スポーツ協会会長、 上田清司・全国知事会会長、 岸宏・全国漁業協同組合連合会代表理事会長、 神津里季生・日本労働組合総連合会会長、 斎藤十朗・全国社会福祉協議会会長、 竹田恆...
憲法学者、長谷部恭男氏の講義
高森明勅
11月14日、第6回立憲民主党 「安定的な皇位継承を考える会」に参加した。 今回のゲストは憲法学者の長谷部恭男氏。 集団的自衛権を認める法整備の際に、 自民党の推薦枠で国会に招かれながら、 安保法案を「憲法違反」と述べて大騒ぎになったのは、 記憶に新しい。 憲法学界では目下、 最高の権威者と見られているようだ。 明快かつ流暢(りゅうちょう)で...