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誰が女性天皇の配偶者を「非難」するのか?
誰が女性天皇の配偶者を「非難」するのか?
高森明勅
高森明勅 産経新聞の記者が、各種の世論調査で女性天皇を認める国民が 圧倒的に多い事実に苛立って、次のように書いている。 「仮に(将来の女性天皇たるべき方の)配偶者候補が現れたとしても、 その男性が皇室伝統の破壊者だと非難を浴びることは想像に難くない」と (阿比留瑠比氏)。 これは驚くべき発言ではあるまいか。 仮定として「配偶者候補」に言及している以上、 世論の支持を背...
自民党幹部が「女系天皇」容認論
自民党幹部が「女系天皇」容認論
高森明勅
高森明勅 11月24日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」。 番組の中で、安倍首相に極めて近い甘利明自民党税調会長が 「女系天皇」容認論を唱えた。 ニュースにも取り上げられたので、ご存じの人も少なくないだろう。 この日は週替わりのキャスターとしてジャーナリストの櫻井よしこ氏が 出演していた。 番組冒頭に天皇陛下の伊勢の神宮への「親謁の儀」を取り上げた。 平成の...
「親謁の儀」お供の皇族ゼロ
「親謁の儀」お供の皇族ゼロ
高森明勅
高森明勅 天皇陛下の伊勢の神宮へのご親謁。 本来なら、ご一代に一度(ご譲位があればその時も)の重要儀式なので、 天皇・皇后両陛下にそれぞれお供の男女の皇族が、従われるはずだった。 平成の時は、上皇陛下のお供に秋篠宮・高円宮両殿下、 上皇后陛下のお供には秋篠宮妃・高円宮妃両殿下が、それぞれ当たられた。 昭和の時も、秩父宮殿下等がお供。 しかし、令和ではゼロ。 皇室の現状...
神宮ご親謁の日取り
神宮ご親謁の日取り
高森明勅
高森明勅 11月23日。 例年なら新嘗祭の当日。 今年は既に大嘗祭を行ったので、宮中の新嘗祭は無い。 新嘗祭の主祭神は改めて言う迄もなく、皇祖・天照大神。 その天照大神を祀る伊勢の神宮(内宮〔ないくう〕=皇大神宮)への 天皇陛下のご親謁が、ピッタリ11月23日。 何とも見事な巡り合わせだ(平成の前例は11月27・28日)。 なお、11月22日はフジテレビの「直撃LIV...
神宮ご親拝を望まれた過去の天皇
神宮ご親拝を望まれた過去の天皇
高森明勅
高森明勅 伊勢の神宮に初めてご親拝(しんぱい)された天皇は明治天皇だった。 しかし、それ以前にも、神宮へのご親拝を望まれた天皇がいらっしゃ なかった訳ではない。 史料によってその事実を知り得る最も古い例は、 69代・後朱雀(ごすざく)天皇だ。 長久元(1040)年7月26日、突然の台風によって神宮の外宮 (げくう=豊受〔とようけ〕大神宮)の正殿(しょうでん)・東西宝殿...
即位儀式を締め括る「親謁の儀」
即位儀式を締め括る「親謁の儀」
高森明勅
高森明勅 皇位のご継承に伴う様々な儀式の締め括りは、11月下旬から 12月上旬にかけて行われる、伊勢の神宮などへの「親謁(しんえつ)の儀」。 “親”は親しく、直接ご自身で、という意味。“謁”は身分の高い人に会う事。 天皇陛下ご自身が①皇祖を祀る伊勢神宮、②初代の神武天皇陵、 ③歴史的に最も近い昭和天皇以前4代(孝明天皇・明治天皇・大正天皇・昭和天皇) の天皇陵にお出ま...
声なき声を「聞こえる声」に
声なき声を「聞こえる声」に
高森明勅
高森明勅 よしりん企画の時浦兼さんが以前、ブログに「サイレント・マジョリティーの 声なき声を国民的論議で聞こえる声にしよう」と書いておられた。 これこそ、ゴー宣道場の大切な存在意義だろう。 サイレント・マジョリティーは、そのままでは団結した活動的な少数派(ボーカル・マイノリティー 又はノイジー・マイノリティー)に敗ける。 しかし、マジョリティーが“サイレント”ではなく...
皇嗣、皇子、皇太子
皇嗣、皇子、皇太子
高森明勅
高森明勅 皇室典範に次のような規定がある(8条)。 「皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という」 「皇嗣」は皇位継承順位が1位の皇族。 「皇子」は天皇のお子様(男女とも)。 「皇孫」は天皇のお孫様(男女とも)。 天皇のお子様(皇子)で皇位継承順位が1位(皇嗣)である場合、「皇太子」という 称号を持たれる。 その皇太子がご不在で、皇位継...
大饗と饗宴
大饗と饗宴
高森明勅
高森明勅 11月16・18日、大嘗祭への参列者を招く「大饗の儀」。 これとは別に、即位礼の後に「饗宴の儀」が行われた事は、記憶に新しい。 これは元々、大正・昭和の先例では大饗の儀だけだった。 何故か。 古来、別々に行われて来た即位礼と大嘗祭が、初めて連続して行われ (その間隔はどちらも僅か3日間)、「大礼(大典)」という新しい概念で 一括されていた為だ。 大饗は「大礼...
ドキュメント・11月14・15日
ドキュメント・11月14・15日
高森明勅
高森明勅 11月14日の夜から15日の未明にかけて、大嘗祭。 より正確には、同祭の中心をなす大嘗宮の儀。 ご一代に一度限りの最も森厳な夜。 ところが、私自身はメディアの対応に追われた。 個人的には、いささか残念で悔しい気持ちがある。 天皇陛下の厳粛な祭儀の時間を、1人の国民として緊張し、 慎んで過ごす事が出来なかった、という意味で。 14日。 東京新聞に私のコメントが...
大嘗祭は「単純素朴」
大嘗祭は「単純素朴」
高森明勅
高森明勅 民俗学を大成した柳田国男。 大嘗祭について、以下のように述べていた。 「神と君と、同時に御(お)食事をなされる、寧(むし)ろ 単純素朴に過ぎたとも思はれる行事」(『海上の道』)と。 まさに至言だろう。 メディアでは、相も変わらず「秘儀」「秘事」と騒いでいた。 しかし、悠紀・主基両殿の内陣で行われる天皇のご所作については、 その詳細を認(したため)めた史料も多...
父君のにひなめまつり…
父君のにひなめまつり…
高森明勅
高森明勅 昭和から平成への御代替わりの際に、上皇陛下はご自身の大嘗祭 (和訓では“おおにえのまつり”とも)について、以下のようにお詠みになった。 父君の にひなめまつり しのびつつ 我がおほにへの まつり行なふ 「父君」とは勿論、昭和天皇。 昭和天皇の毎年の神嘉殿(しんかでん)での 新嘗祭に当たり、上皇陛下は「皇太子」として同じ殿内の西隔殿の座において (昭和天皇の実...
メディアで大嘗祭への私見
メディアで大嘗祭への私見
高森明勅
高森明勅 皇位継承に伴う一連の儀式のクライマックスと言うべき大嘗祭。 いくつかのメディアで私見を語った。 新聞は以下の通り。 11月3日の東京新聞・中日新聞サンデー版。 記事全体の監修と拙文掲載。 6日、読売新聞にインタビュー記事。 14日、共同通信社が拙文を配信。 ブロック紙・地方紙などに掲載されるはず。 15日、毎日新聞と産経新聞にコメントが掲載される予定。 テレ...
大嘗宮は誰の為に建てるのか?
大嘗宮は誰の為に建てるのか?
高森明勅
高森明勅 いよいよ11月14・15日は大嘗祭。 同祭ではわざわざ大嘗宮を建てる。 これは誰の為か。 誤解があってはならないのは、天皇ご自身の為ではないという事だ。 同祭で祭られる皇祖(皇室の祖先神、天照大神)に対し、最も丁重におもてなしすべく、 真新しい清浄な斎場を用意する為に他ならない。 つまり、皇祖の為の大嘗宮。 それを止めて、ご一代に一度限りの大嘗祭まで常設の建...
雲間よりさしたる光に
雲間よりさしたる光に
高森明勅
高森明勅 11月10日の「祝賀御列の儀」。 天候に恵まれ、最高のパレードになった。 可能なら私も沿道で両陛下のご車列をお迎えしたかった。 スタジオで番組中、私の頭の中に繰り返し2首の和歌が響いていた。 今年の歌会始での両陛下の御作だ。 お題は「光」。 天皇陛下は次の御製(ぎょせい)をお詠(よ)みになった。 雲間より さしたる光に 導かれ われ登りゆく 金峰(きんぷ)の...
晴天の祝賀パレード
晴天の祝賀パレード
高森明勅
高森明勅 11月10日、雲ひとつ無い快晴。 「祝賀御列の儀」。 テレビ東京の特別番組に出演した。 明るく慶びに満ちた、まさに令和の門出を祝うに相応しいパレードだった。 秋の柔らかな日差しを浴びて、車列全体が輝いた瞬間は、 出演者だけでなく、スタジオのスタッフもみんな思わず息を呑んだ。 最も印象深かったのは、やはり皇后陛下のご表情だ。 かつてのご成婚のパレードでお見せに...
感動した国民祭典
感動した国民祭典
高森明勅
高森明勅 11月9日、皇居前広場にて「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」。 御代替わりを祝う民間で最大のイベントだ。 私も主催者の奉祝委員会の役員を拝命している。 幸い、天候にも恵まれた。 広大な広場は祝意を表す為に集まった人達で一杯。 3万人ほど集まったとか。 何より素晴らしかったのは天皇・皇后両陛下のお出ましを戴いたこと。 しかも、その時間が長かった。 そのお優...
サウジアラビア王家の悩み
サウジアラビア王家の悩み
高森明勅
高森明勅 現代でも君主の地位の継承資格を「男系男子」に限定する 数少ない国の1つ、サウジアラビア。 一夫多妻制がその限定を支えている。 しかし、一夫多妻に伴う弊害もあるようだ。 「サウジアラビアは『建国の父』アブドゥルアズィーズ・イブン ・サウード(在位1932~53)が亡くなって以来、歴代の国王には すべて彼の息子たちが順次即いてきた。 一夫多数妻を採った彼には22...
憲法は「宗教儀式」を禁止していない
憲法は「宗教儀式」を禁止していない
高森明勅
高森明勅 憲法の政教分離原則については、いまだに誤解が多いようだ。 関係条文は以下の通り。 「第20条 1 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。 いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。 2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。 3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしては...
読売新聞「即位儀式考」
読売新聞「即位儀式考」
高森明勅
高森明勅 読売新聞(11月6日付)社会面に「即位儀式考」という記事。 日本近現代思想史がご専門で神奈川大学名誉教授の中島三千男氏と 私のインタビュー記事。 中島氏は、昭和から平成への御代替わり当時から積極的に 「反対」の論陣を張ってこられた、 そちらの立場を代表する学者。 同氏と並んで私の記事が載ったのは、まことに光栄だ。 東京新聞・中日新聞サンデー版の特集記事に取り...