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旧宮家への意向確認「考えず」
高森明勅
2月26日の衆院予算委員会分科会で加藤勝信内閣官房長官は、 皇位の安定継承を巡り、「男系」維持を唱える人々が 拘(こだわ)っている旧宮家系男性に新たな皇籍取得を 可能にする方策について、当事者への意向確認は 「現時点で考えていない」と答弁した (産経新聞、同日13時28分配信、共同通信、13時30分配信)。 実は、令和2年2月10日の衆院予算委員会でも、 当...
たった2年間だけの自由
高森明勅
昭和60年、天皇陛下が2年間のイギリス・オックスフォード大学での 留学を終えられてご帰国の途中、ニューヨークで取材した 産経新聞の記者が後に、以下のような記事を書いていた (当時、マスコミは陛下がアメリカのどこかでお見合いを されるかも知れないとして、執拗に追い回していた)。 「そんなある時、わたしはいたたまれなくなって 『直接話しかけてはいけない』という協...
一つ一つの務めを大切に
高森明勅
天皇陛下はお誕生日に際しての記者会見で、 敬宮(としのみや、愛子内親王)殿下が今年12月に成人を 迎えられることに関連して、以下のようにおっしゃった。 「今後、成年皇族として公務に当たっていくことになりますが、 感謝と思いやりの気持ちを持って、一つ一つの務めを大切に 果たしていってもらいたいと思います」と。 このおことばに接し、今から40年ほど前の、 まだ皇...
天皇誕生日に際しての記者会見
高森明勅
2月23日、天皇陛下には、61歳のお誕生日をお健やかに迎えられた。 国民の1人として心からお祝い申し上げる。 恒例の天皇陛下の記者会見でのご発言の一部を謹んで掲げさせて戴く。 「日本の歴史の中では、天変地異や疫病の蔓延(まんえん)など 困難な時期が幾度もありました。 これまでの歴代天皇の御事蹟(じせき)をたどれば、 天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思...
「スプートニク」の取材
高森明勅
天皇誕生日を控え、ロシア国営通信社「スプートニク」から取材を受けた。 昨年を振り返って、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が 皇室のご活動にどのような影響を与えたか、又今後の見通しはどうか、 という質問だ。 およそ以下のような説明をした。 天皇の国内向けのお務めは、大きく分類して3種類に整理できる。 ①憲法に規定されている国事行為(その中には外交文書の認証や...
生殺与奪の権を握らせるな!
高森明勅
吾峠呼世晴氏『鬼滅の刃』から、いくつか印象に残るセリフを紹介する。 しかし、未読の方には殆(ほとん)ど意味不明だろうし、 ひょっとしたらネタバレになるかも知れない。 逆に、既に読んだ人には今更(いまさら)という話なのだが。 それでも一応、ひょっとしたら見逃されるかも知れないセリフを、 私なりの感性で拾ってみる。 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」(冨岡義...
危機の原因は「男系男子」限定
高森明勅
意外と見落とされているようなので、念の為に言及しておく。 現在の皇室は幸い、お子様に恵まれている、という事実。 天皇・皇后両陛下をはじめ、常陸宮家を除き、秋篠宮家は勿論(もちろん)、 三笠宮(寛仁親王)家、高円宮家にも、それぞれ皆様お1方以上のお子様が いらっしゃる。 にも拘(かかわ)らず、皇位継承の将来が不安視され、 皇族数の減少への対策が早急に求められて...
生命至上主義への挑戦
高森明勅
来月、若い世代の諸君と「『鬼滅の刃』を語る会」を開催する。 会では、私が一方的に講義をするのではなく、 むしろ参加者の感想や意見を、沢山聴かせて貰いたい。 そう考えて、私自身が提案した企画だ。 少なくとも私にとって、この漫画は(テレビアニメや映画も含めて) 「語り合う」に値する作品だ。 何より、薄っぺらな“生命至上主義”への強烈なアンチテーゼが 示されている...
皇位継承の「期待値」計算
高森明勅
皇位継承の将来がどうなるか。 高森稽古照今塾の優秀な受講生の1人が、「期待値」を計算してくれた。 もし今の制度のまま、継承資格を「男系男子」に限定して、 皇室の次の世代が秋篠宮家の悠仁親王殿下お1方だけになった場合、 次のような結果が示された(いわゆる旧宮家案の困難さと、 政府が既にそれを選択肢から除外しているらしいことは、 前に指摘した通り)。 前提として...
建国記念の日「くにまもり演説大会」
高森明勅
2月11日、第13回「くにまもり演説大会」 (主催、株式会社キャリアコンサルティング)がオンラインで開催された。 私は暫く以前から審査員を仰せつかっている。 タイトルにある“くにまもり”は、狭い意味の国防・安全保障に 限定していない。 広く、わが国を支え発展させる為に、若者として何が出来るか、 何を為すべきか、という広い捉え方だ。 応募者は全て20歳代。 今...
「建国記念の日」3つの視点(3)
高森明勅
紀元節の元になった、『日本書紀』に描かれた神武天皇像を、 そのまま史実と見ることは出来ない(勿論〔もちろん〕、 『古事記』も同様)。 しかし、その物語の“核”には、国内統一の端緒において、 政治の中枢が九州(恐らく福岡方面だろう)から大和(奈良)の地に 遷(うつ)った「事実」があった、と見て良かろう。 そこから伝説的・神話的に物語として発展した部分は、 むし...
「建国記念の日」3つの視点(2)
高森明勅
②2月11日「紀元節」制定の直接のきっかけは、明治初め頃の旧暦 (太陰太陽暦)から新暦(太陽暦)への改暦だった。 この改暦に伴い、紀元を立てることが決まり、古代から用いられて 来た神武天皇のご即位を紀元とすること(皇紀)が、 改めて制度化された(明治5年11月)。 その時に、併せて神武天皇の即位日に当たる日を「祝日」 とすることが決まった。 但し、当初は旧暦...
「建国記念の日」3つの視点(1)
高森明勅
2月11日は「建国記念の日」。 「建国をしのび、国を愛する心を養う」祝日だ。 以下、3つのポイントを銘記したい。 ①この日は、私たちの先行世代が「取り戻した」祝日だ、ということ。 被占領下にあって、国民の圧倒的多数はこの日(当時の名称は「紀元節」)が 祝日として存続することを望んだ。 総理庁(後に内閣府に統合)の世論調査で81.3%という高い数字だった。 し...
「建国記念の日」の三殿御拝
高森明勅
2月11日は国民の祝日の1つ、「建国記念の日」。 この日に毎年、皇居で行われている天皇陛下の 「三殿御拝(さんでんごはい)」について、 どのくらいの国民が知っているだろうか (三殿=宮中三殿、賢所〔かしこどころ〕・皇霊殿・神殿)。 この日は元々、「紀元節(きげんせつ)」と呼ばれる祝日だった (明治7年以来)。 ところが、先の大戦に敗れ、被占領下にあった時、 ...