泉美木蘭

最弱の立場で、国際法を軽視する日本人

泉美木蘭

2026年3月1日 18:24

自民党の鈴木俊一幹事長は、米国のイラン攻撃について、「核開発についてのイランの態度もあったので、一概に非難できない」と発言したそうだ。

トランプ、プーチンだけでなく、我が国の与党議員も、大国にすり寄らずに立ち振る舞おうとする国は、力でねじ伏せて属国化すればいいという感覚らしい。国際法は軽視して良いという方向へ世界が傾いた途端、最弱の立場になるのは日本なのだが。

フセイン打倒後のイラク、カダフィ打倒後のリビア、その後の世界がどうなったかももう忘れたのだろうか。そもそも「知ったこっちゃない」から知らないのかもしれないが。

反体制派のイラン人の集会映像や、ロサンゼルスの街頭に集まるイラン系アメリカ人のお祭り騒ぎの映像だけを流して、「イラン人はハメネイの死に大歓喜している」と報道し、「悪の独裁者だから、アメリカが殺してくれてよかった」という印象を広める日本のメディアも同じ。

トランプ来日時に空撮してまで追っかけたのと同じ気分なのか?
「ジハード」という言葉も知らないのだろうか?
これで秩序が取り戻されるわけがない。

そして、高市早苗のパンパン外交は、力を持つ世界の無法者たちに、「属国化の大成功例」として日本の姿を見せつけただけだった。「俺が気に入らないこの国のトップも、あの女みたいにしたい」と。