小林よしのり

21世紀懇親会報告書に違和感あり

小林よしのり

政治・経済
2015年8月7日 04:26


戦後70年談話 21世紀構想懇談会報告書を読んだ。

14日に出す安倍談話とやらの下地になる歴史観が書いてある。

「わしのと違うなあ」という感想を吐露するしかない。

特にアジア解放の国策・理念の全否定は納得できない。

 

懇談会の見解では戦前と戦後で日本は全く違う国になったと

総括されている。

戦前は自虐史観で全否定、戦後の従米路線は全肯定、

驚くべき歴史観である。

 

なんと911以降の米国のテロとの戦いに何の疑問も持たず、

それを支持した日本政府の、自衛隊イラク派遣まで

評価している。

航空自衛隊がイラクで輸送した6割は、米軍・米軍属だった

のであり、すでに名古屋高裁で違憲判決が出ている。

 

日本がバグダッドに運んだ米兵たちはファルージャに行って、

盛大に民間人の虐殺を行っている。

もちろん民間人の虐殺は戦争犯罪である。

日本は米軍による民間人虐殺の手助けをしていたのだ。

それを懇談会の有識者たちは肯定しているのである。

 

道義のカケラもない奴らが、今また安保法制は世界の平和

のためと偽って、アメリカの戦争犯罪の手助けをしようと

企んでいる。

戦前を「侵略」と断罪し、戦後を「国際貢献」と偽って、

戦争への道は着々と切り開かれている。