小林よしのり

「ゴー宣道場」圧巻の女性発言

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2015年 8月 4日


わしが「楽しくなかった」と言ったのは、「司会をやったこと」

が楽しくなかったと言ったのであって、「ゴー宣道場」自体が

ではない。

司会は自分を抑制しなければならないから、ストレスが溜まる。

笹さんの役割りの重要性がわかった。

 

松竹伸幸氏は自己主張の強さがなく、温厚な人柄で素晴らしい。

また来てもらって憲法の議論をしたい。

大阪在住のようなので、無理は言えないが必ず呼ぶ。

 

今回の「ゴー宣道場」で一番驚いたのは、門弟女性からの

これから日本が海外に自衛隊か軍隊を送り出すときは、

国が管理する慰安婦を伴うべきではないか?待遇を良くすれば、

それを望む女性だっているのではないか?」という発言だ。

国のために死ぬ兵隊を思いやるこの発言には、女性の母性を

感じて感動した。

場の空気に流されない、このような自分の頭で考えた発言が

出てくるのが「ゴー宣道場」のひとつの成果だろう。

 

泉美木蘭さんの母親が子供を戦地に送り出すときの切実な思い

も見事な意見だったし、やっぱりとことん当事者意識を言葉に

出来る女性の発言は素晴らしい。

 

「ゴー宣道場」は思想する場なので、紋切り型はいけない。

自分の頭で考えた意見が飛び交う公的な議論空間である。

我々は紋切り型の馬鹿を置き去りにして、どんどん先に進もう。