小林よしのり

子供の6人に1人は貧困だが許容できる首相

小林よしのり

2015年 2月 17日


安倍首相は格差問題で「格差が許容できないほど拡大している、

という国民の意識変化は確認されていない」と述べた。

 

子供の6人に1人は貧困で、一日2食しか摂取していない、

しかもご飯にふりかけくらいしか食べていない子供までいる。

育ちざかりの子供は本来ものすごく食べるもので、

焼き肉なんか食わせると、大人の倍くらい食うものだ。

それが学校給食に栄養を委ねている始末で、家庭では

カップラーメンしか食べないような状態では、身体だけでなく、

間違いなく脳の発達も阻害される。

そんな栄養不足の子供が、30人学級なら5人もいることになる。

 

わしが子供の頃は、50人学級で、そんな貧困の子は1人か

多くて2人だった。

明らかに今の方が、貧困層が増えているのだが、安倍首相は

わからない。

世界のデータで見ても、日本は子供の貧困率が高いというのは、

出ているのだが、現実を見ようともしない。

 

そんな安倍首相でも、内閣支持率が50%に上昇しているのだから、

国民の半分は、飢える子供が増えていても、許容できる範囲だと

思っているのだろう。

国民がそれでいいのなら、仕方がない。